しろくまコラム SHIROKUMA COLUMN
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コラム
アスファルトシングル屋根の施工方法|戸建て・集合住宅で異なる施工法

「アスファルトシングルってどう施工するの?」
「木造住宅とコンクリート造では施工法が違うって本当?」
「DIYでもできる?注意点は?」
屋根材として注目を集めている「アスファルトシングル」。
その魅力は、軽量で耐久性が高く、施工が比較的簡単なことです。
海外では古くから使われており、日本でも近年、住宅や集合住宅に幅広く使われるようになっています。
この記事では、アスファルトシングルの施工方法を基礎から丁寧に解説し、コンクリート下地と木質系下地の違い、施工時の注意点、耐風圧性の考慮など、プロ目線でのポイントも含めて網羅的にご紹介します。
目次
アスファルトシングルとは?特徴とメリットを再確認
アスファルトシングルとは
アスファルトシングルは、ガラス繊維のマットを基材として、アスファルトを含浸・コーティングし、表面にカラー粒子を施した屋根材です。
柔らかくて加工性が高く、曲面や複雑な屋根にも施工しやすいのが特徴です。
アスファルトシングルのメリット
特徴 | 内容 |
---|---|
軽量 | 1㎡あたりの重量が非常に軽く、耐震性に優れる |
防水性が高い | アスファルト層と重ね貼りにより、雨の侵入を防ぐ |
加工が簡単 | カッターで切れるため、現場での加工性が良い |
美観に優れる | 粒状仕上げで洋風の屋根にマッチし、カラーバリエーションも豊富 |
メンテナンスが容易 | 一部補修が比較的容易で、コストも安い |
アスファルトシングルの施工方法【基本の工程】
アスファルトシングルの施工は、下地処理、防水シート貼り、屋根材の設置、棟仕上げの4つの工程で構成されます。
① 防水シート(ルーフィング)を貼る
施工の基本は「防水」から始まります。
雨水の侵入を防ぐために、下地に防水シート(アスファルトルーフィングなど)を張り付けます。
注意点
シワやたるみが出ないように、引っ張りながら張るのがコツ。
ステープル(大型ホッチキス)でしっかり固定。
壁際は立ち上げ施工(壁の数センチ上まで立ち上げて張る)を行うことで、雨水の侵入リスクを最小限に。
② 軒先板金を取り付ける
軒先には水切り板金を取り付けます。
これにより、雨水の侵入や屋根材の剥がれを防止します。
ポイント
水切り板金は、防水シートの上からかぶせる形で設置します。
軒先やけらば部分には風の巻き込み対策としても有効です。
③ 屋根材(アスファルトシングル)を接着剤+釘で取り付ける
アスファルトシングル本体を、下から上へと重ね貼りして施工していきます。
方法
シングルセメント(専用接着剤)を裏面に塗布
一定間隔で釘を打ち込む(専用の屋根用釘が望ましい)
次の段を半枚ずらしながら重ね貼り
注意点
釘位置が下段の釘と重ならないように打つ(漏水防止)
材料は柔らかいため、釘打ちすぎると貫通や破損のリスク
④ 棟(むね)の仕上げ
屋根の最上部である「棟」は、雨風の侵入リスクが高い部分。
ここには専用の棟板金や、アスファルトシングルの同質役物を使って仕上げます。
手順
板金または同質材を重ねながら固定
接合部にはシングルセメントをしっかりと塗布
最後に全体のチェックと補強を行い完成
下地の種類による施工方法の違い
アスファルトシングルは、建物の構造(下地)によって施工方法が異なります。
下地の種類によって「釘打ち」と「接着」が使い分けられます。
木質系下地(戸建て住宅など)【釘打ち工法】
構造用合板など、木材を下地とする住宅で多く採用
釘の保持力が強く、確実な固定が可能
軽量のため耐震性にも貢献
コンクリート下地(マンション・ビル等)【接着工法】
RC造・ALC造などのコンクリート屋根に適用
釘が効かないため、接着剤(シングルセメント)で全面固定
接着力が落ちないよう、下地清掃やプライマー処理が重要
強風地域・高層建物での対応方法【耐風圧性】
アスファルトシングルは軽量で施工しやすい反面、風の影響を受けやすいというデメリットも。
特に以下のような環境では注意が必要です。
強風地域・海沿い
台風・突風により屋根材の剥がれリスクあり
全体に接着剤を塗布し、釘も併用する二重固定がおすすめ
高層建築物(3階以上)
風速が強くなるため、全面接着工法の採用を推奨
棟部や軒先など、巻き上げられやすい箇所は特に入念な接着が必要
アスファルトシングル施工の注意点まとめ
アスファルトシングルはDIYでも扱いやすい屋根材ですが、以下の注意点を守ることで耐久性と防水性が確保されます。
防水シートは丁寧に張る
たるみ・隙間は雨漏りの原因。しっかりと張り込み、壁際の立ち上げ処理を忘れずに。
釘位置の重なりに注意
重ね貼りの際、上下段で釘が重ならないように配置をずらす。打ちすぎは材を傷めるためNG。
接着剤の塗布はムラなく
シングルセメントは端部・中心部すべてに均等に。とくに棟部やけらばは丁寧に施工。
施工条件を見極める
下地材、立地条件(風・傾斜角度)、気温(寒冷地)などを考慮し、施工方法を最適化する。
アスファルトシングルの耐久性とメンテナンス
アスファルトシングルは適切な施工とメンテナンスをすれば、10〜15年程度の耐用年数が見込めます。
長持ちさせるためのポイント
項目 | 内容 |
---|---|
定期点検 | 年1回、または台風・大雨後の点検で、浮きや破損をチェック |
補修 | 局所的な破れや浮きは、シングルセメントで簡易補修が可能 |
再塗装 | 塗装による表面保護が可能。色褪せ防止や防水性向上にもなる |
雨樋・軒先清掃 | 雨水の排水が悪いと、屋根への水の滞留を招き劣化が進む |
まとめ|アスファルトシングル施工は正しい手順と配慮が大切
アスファルトシングルは軽量で加工性が高く、施工性にも優れた屋根材です。
木造住宅とコンクリート建築物で施工方法が異なる点や、防水や耐風性に関する注意点を理解しておくことで、トラブルを回避できます。
本記事のまとめ
アスファルトシングルの基本工程は「防水 → 板金 → 屋根材施工 → 棟仕上げ」
下地が木なら釘打ち、コンクリなら接着工法
強風・高層建物では接着+釘の併用や全接着がおすすめ
施工のポイントは、重ね方・釘位置・接着剤のムラを避けること
メンテナンスで10年以上の耐久性が見込める
アスファルトシングルは、正しい施工と知識があれば、コストパフォーマンスの良い屋根材として長く活躍してくれます。
プロの業者に任せる場合も、この記事の内容を知っておけば、施工品質の見極めや失敗の予防につながります。