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SHIROKUMA COLUMN

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SHIROKUMA COLUMN

2016/05/10
洗剤と汚れの相性って本当にあるの?選び方と注意点を解説

「この汚れ、どうして落ちないの?」
掃除をしていて一度は感じたことがあるのではないでしょうか。
実は、汚れが落ちるかどうかは「洗剤と汚れの相性」が大きく関係しています。
本記事では、汚れの性質や洗剤の種類を詳しく解説しながら、正しい洗剤の選び方、そしてやってはいけない注意点まで徹底解説します。
掃除がもっとラクになるヒントが詰まっていますよ!

 洗剤と汚れに「相性」があるって本当?

洗剤と汚れには“相性”が存在します。
実際、洗剤が汚れにうまく働くためには「洗剤の性質」と「汚れの性質」が“逆”であることが理想的です。
たとえば、以下のような関係があります。

◆◆アルカリ性の汚れ(皮脂・油など) には 酸性洗剤が効く
キッチンやドアノブ、照明スイッチの周りなどに見られるベタベタした油汚れや皮脂汚れは、基本的に「アルカリ性」の性質を持っています。
これらの汚れには、性質が反対の「酸性洗剤」が効果を発揮します。
酸性の洗剤はアルカリ性の汚れを中和・分解する働きがあり、こびりついた油汚れもスムーズに落とすことができます。
特に調理中の飛び散りや換気扇周りの汚れには、相性の良い洗剤選びが重要です。

◆◆酸性の汚れ(水アカ・尿石など)にはアルカリ性洗剤が効く
洗面台・浴室・トイレに多い白っぽい水アカや、便器にこびりつく黄ばみや尿石、これらは「酸性の汚れ」に分類されます。
これに対して有効なのが「アルカリ性洗剤」。たとえば、キッチンの重曹、トイレ用の尿石除去剤などがこれに該当します。
アルカリ性成分が酸性の汚れを中和し、浮き上がらせることで、ゴシゴシ擦らなくても汚れを落としやすくなります。

これは中和反応のようなもので、相反する性質を持つものを使うことで、汚れが分解されやすくなるのです。

 

【汚れのタイプ別】洗剤の使い分け完全ガイド

日々の掃除で「汚れがなかなか落ちない」「素材が傷んでしまった」といった経験はありませんか?
その原因の多くは、汚れの種類と洗剤の“相性”が合っていないことにあります。
洗剤には「中性」「酸性」「アルカリ性」などがあり、それぞれ効果を発揮する対象が異なります。
以下では、汚れのタイプ別におすすめの洗剤をわかりやすくご紹介します。

日々の軽い汚れ「中性洗剤」

中性洗剤は、汚れにも素材にも優しい、もっとも使い勝手の良いタイプです。


テーブル、フローリング、家具、ドアノブなど、手アカやホコリが付きやすい場所に日常的に使用できます。
中性のため、酸性やアルカリ性の洗剤のような強い作用はありませんが、その分、木材・プラスチック・金属など幅広い素材に安心して使えます。
代表的な製品には台所用の中性洗剤や、住居用多目的クリーナーなどがあり、毎日の掃除の基本として非常に重宝します。

  
対象テーブル、床、家具のホコリや手アカ
特徴素材を傷めにくく、扱いやすい
代表製品台所用中性洗剤、住居用クリーナーなど

やや頑固な皮脂汚れ「弱アルカリ性洗剤」

手アカや皮脂が蓄積したドアまわり、スイッチプレート、家具の取っ手など、日常的な拭き掃除では落としきれない“じわじわ黒ずむ”汚れには、弱アルカリ性洗剤が活躍します。
中性洗剤では物足りないが、強アルカリでは素材を傷めそうというケースにちょうどよいバランスです。
木部や壁紙など、比較的デリケートな素材にも使用できる製品が多く、日常使いの延長線上で少ししっかり汚れを落としたいときにおすすめです。
代表的な製品には、住宅用マルチクリーナーや、電解アルカリ水を使ったスプレータイプの洗剤などがあります。

対象ワイシャツの襟・袖、洗面所の汚れ、手垢
特徴皮脂や汗などのタンパク汚れに強い
代表製品おしゃれ着用洗剤、住居用洗浄剤

頑固な油汚れ「アルカリ性洗剤」

キッチン周辺の換気扇、コンロまわり、レンジフードなどにこびりついた油汚れには、強力な分解力を持つアルカリ性洗剤が効果を発揮します。

アルカリ成分が、酸化して固まった油脂や皮脂を化学的に分解してくれるため、ただ拭くだけではびくともしない頑固な汚れも浮かせて落とすことができます。
使用時はゴム手袋を着用し、使用方法を守ることが重要。代表的な製品には業務用の油汚れ用洗剤や、グリースカッターなどがあります。

対象ガスコンロ、換気扇、キッチンまわり
特徴強力な油分解力がある
代表製品キッチン強力クリーナー、重曹スプレーなど

トイレや水まわりの尿石・水アカ「酸性洗剤」

便器の縁にこびりつく尿石、蛇口まわりや鏡にできる白っぽい水アカ、こうした“酸性の汚れ”には、逆の性質を持つ酸性洗剤が有効です。
酸性の成分がアルカリ性の汚れを中和して溶かし、頑固なこびりつきを落としやすくします。
トイレ用の尿石除去剤や、クエン酸ベースの水アカ除去スプレーなどが代表的。使用時は金属や天然石などに触れないよう注意が必要です。
こまめなケアと定期的な使用で、ピカピカの状態を保てます。

対象便器の黄ばみ、尿石、鏡の水垢
特徴ミネラル分を溶かす作用がある
代表製品トイレ用酸性洗剤、クエン酸クリーナーなど

洗剤の種類と特徴を徹底解説

洗剤にはいくつかの「性質」があり、それぞれ落とせる汚れの種類や使える場所が異なります。
ただ「万能な洗剤」は存在せず、目的や場所に合わせて正しいタイプを選ぶことが、効率的かつ素材を傷めない掃除のカギです。
以下では、家庭でも使われる代表的な4タイプの洗剤の特徴をわかりやすく解説していきます。

洗剤は大きく4つのタイプに分けられます。それぞれの特徴を知っておくことで、使い分けがしやすくなります。

中性洗剤

中性洗剤は、素材への影響が少なく、住宅内のさまざまな場所に安心して使える“万能型”です。
テーブルや家具のホコリ、床の手アカ、プラスチック製品やフローリングなど、比較的軽い汚れに向いています。
中性のため、素材を変質させたり、変色させたりするリスクが低く、木材や金属、塗装面などにも使いやすいのが特徴です。
台所用の中性洗剤や住居用多目的クリーナーが代表的な製品です。

  • pH値:約6〜8

  • 特徴:素材を傷めず、日常の掃除に万能

  • おすすめの使い方:毎日の食器洗いや軽い家具掃除に

弱アルカリ性洗剤

中性洗剤では落としきれない、少しこびりついた皮脂や手アカ汚れには、弱アルカリ性洗剤が有効です。
玄関の取っ手やスイッチまわり、冷蔵庫や家具の細かいくぼみにたまった黒ずみなど、日常使用の延長で落としたい汚れに適しています。
中性より洗浄力が強く、アルカリ性よりも素材にやさしいため、木材やクロス壁などにも比較的安心して使えます。
電解アルカリ水やナチュラル系住宅クリーナーがその一例です。

  • pH値:約8〜10

  • 特徴:皮脂や汗汚れに強く、衣類の洗濯に最適

  • おすすめの使い方:シャツの襟汚れ、布製ソファの皮脂汚れ

アルカリ性洗剤

頑固な油汚れや焦げつき、長年放置された換気扇のべたつき汚れには、強力なアルカリ性洗剤が効果的です。
アルカリ成分が油脂やたんぱく汚れを分解し、こびりつきを浮かせて落とします。
ただし、金属や塗装面に使うと変色や腐食の恐れがあるため、使用前には素材への影響を確認しましょう。
強力なため、ゴム手袋の着用と換気を忘れずに。
業務用油汚れ洗剤やグリースカッターなどが該当します。

  • pH値:約10以上

  • 特徴:強力な洗浄力で油汚れや焦げ付きに対応

  • おすすめの使い方:レンジフード、フライパン、キッチン周辺

酸性洗剤

トイレや洗面所、浴室などに発生する白っぽい水アカ、蛇口周りの石けんカス、便器内の尿石といった「アルカリ性の汚れ」には、酸性洗剤が効果的です。
反対の性質をぶつけることで中和・分解し、ブラシでこすらなくても汚れが落ちやすくなります。
ただし、大理石などの天然石や金属には使用できないため注意が必要。
クエン酸スプレーや専用尿石除去剤などが代表的な商品です。

  • pH値:約3以下

  • 特徴:水アカ・尿石などミネラル系の汚れに効果的

  • おすすめの使い方:トイレ、浴室の鏡や蛇口

洗剤選びで失敗しないための3つのポイント

注意 ポイント

① 汚れの「性質」を見極める

見た目が似ている汚れでも、原因によって必要な洗剤はまったく異なります。
たとえば、白く浮いたような汚れが“水アカ”なのか“油膜”なのかで、使うべき洗剤は酸性かアルカリ性か真逆になります。
汚れの“正体”を見極めるには、どこに・どんなタイミングで・どのように付いたのかを観察することが重要。目に見える現象の裏にある「性質」を知ることで、洗剤の効果を最大限に引き出せます。

② 素材に合った洗剤を選ぶ

洗剤は汚れだけでなく、素材そのものにも影響を与えます。
たとえば、木材や革などの天然素材に強アルカリ性の洗剤を使うと、変色やひび割れの原因になることも。
金属製品も、酸性洗剤でサビや腐食を起こすことがあります。
市販の製品には用途や使用対象が必ず表示されているため、「落としたい汚れ」に目を向けるだけでなく、「守りたい素材」にも気を配ることが大切です。

③ 洗剤のpH表示を確認する

洗剤のラベルには「中性」「弱アルカリ性」「酸性」などのpH表示が記載されています。
これが、どの汚れに効くか・どんな素材に使えるかの大きな判断材料になります。
特に用途の広い住居用クリーナーの中でも、実は性質が異なるものが多数存在します。
「中性だから安心」「アルカリだから強力」など、pHの性質を理解しておくことで、誤った選択を防げます。

絶対にやってはいけない!洗剤使用時の注意点

酸性とアルカリ性の洗剤を混ぜない!

洗剤は便利な一方で、誤った使い方をすると素材を傷めたり、健康被害につながることもあります。
特に注意したいのが「酸性とアルカリ性の洗剤の混用」。この2つを一緒に使うと、有毒なガスが発生する恐れがあり非常に危険です。
また、用途外の素材に使ったり、濃度を濃くして使うのもNG。
洗剤は“適材適所”が鉄則です。必ず表示を確認し、使い方を守りましょう。

「まぜるな危険」の表示は必ず守る

塩素系洗剤(例:キッチンハイター)と酸性洗剤(例:サンポール)を混ぜると、化学反応によって有毒な塩素ガスが発生します。
このガスは吸い込むと、喉や肺を激しく刺激し、最悪の場合、意識障害や命に関わる重大な事故につながる恐れがあります。
「うっかり混ぜてしまった」は済まされません。
製品のパッケージに記載された“まぜるな危険”の表示は、必ず守るよう徹底してください。

必ず換気しながら使用する

とくに塩素系や酸性系など、強力な洗剤を使う際は、必ず換気を行ってください。
窓を開ける、換気扇を回す、扇風機で風を流すなど、空気の通り道を確保することで、洗剤成分の吸い込みを防ぎ、作業中の体調不良を予防できます。
浴室やトイレなどの密閉空間での作業では、ほんの数分の換気不足が重大な健康被害を引き起こすことも。
「換気しながら」が、掃除の基本であり安全の第一歩です。

洗剤の相性を知れば、掃除が劇的に変わる!

「一生懸命こすっても汚れが落ちない…」そんなときは、洗剤の“性質”が汚れに合っていない可能性があります。
洗剤にはそれぞれ得意な汚れがあり、次の基本を押さえるだけで、掃除の効率がぐんとアップします。

◆◆油汚れにはアルカリ性
キッチンのコンロまわりや換気扇、フライパン置き場などにこびりついた頑固な油汚れには、アルカリ性洗剤が効果的です。
油は酸性の性質を持っているため、逆の性質を持つアルカリ性で中和・分解することでスムーズに落とせます。

◆◆水アカには酸性
トイレの黄ばみ、洗面台や蛇口まわりの白いウロコ状の汚れ、水まわりに多く見られるこれらの汚れはアルカリ性。
これに対しては、酸性洗剤で中和・溶解するのが基本です。
専用の洗剤やクエン酸スプレーなどがよく使われます。

◆◆軽い汚れには中性
テーブルの食べこぼし跡、家具についた手アカ、フローリングのホコリ汚れなど、日常的な軽い汚れには、中性洗剤が最適です。
素材を傷めにくく、住まいのあらゆる場所に使いやすい“万能タイプ”として常備しておくと便利です。

この基本を押さえるだけで、頑固な汚れもグンと落としやすくなります。さらに、素材や安全性を意識して選べば、失敗も防げます。
掃除が面倒だと感じる方こそ、洗剤の「相性」を知ることが近道です。今日からすぐに試せる知識で、もっとキレイに、もっと気持ちよく暮らしましょう!

番外編|水垢と相性にいい洗剤とは?

鏡のガラス表面に鱗や滴状、あるいは水の流れた痕のような形でこびりついた水垢、これは水道水に含まれるカルシウムやシリカ、ナトリウム、マグネシウムなどの鉱物成分なのです。
水道水は透明できれいなのに、なぜそんなものが含まれるかって、そう、水の源流を考えてみれば一発です。

つまり、ほとんどすべての水道水は山に降った雨水や雪解け水、地下水を採水しています。
山はこれらの鉱物を含む岩石から成り立っており、雨水や雪解け水、地下水に鉱物が融解しますので、自ずと水道水に含まれることになります。
日本の水道水はこれらの鉱物割合が少ないので軟水傾向にありますが、ヨーロッパなどでは含有量が高い硬水がざらにあるようです。

それらの鉱物は一般にアルカリ性の化合物となっていますので、水垢の成分はアルカリ性だと考えればほぼ間違いないです。

汚れを落とすには?

アルカリ性に酸性を加えると中和することができる、すなわち水垢は酸性溶液をかけることで溶解除去することができます。

酸性溶液の候補ですが、pHが高め(酸度の低い)酢を用いるか、pHが高い(酸度の高い)クエン酸水溶液を用いるか、がよいでしょう。私の場合は、早く落とせるクエン酸水溶液を使用します。

そのクエン酸溶液の作り方ですが、ホームセンターで販売されている洗浄用クエン酸を購入し、桶に大匙数杯、水200ccくらいに溶かし、スポンジに浸みさせて使います。
落ちが悪いときは濃度を濃い目に調整します。

水垢取りの方法とは?

実は、風呂場は水をため水垢の宝庫なのです。
シャワーヘッド、蛇口、浴槽の栓、風呂場の壁、浴槽の底、よく見ると白い水垢が見えるはずです。
私は風呂掃除の時にはこのクエン酸水溶液を使用しスポンジで風呂場の鏡と同時に、これらの水垢を落とすようにしています。

蛇口は新品のような輝きがすぐに戻りますし、実は排水溝のぬめりもすっきりきれいになります。
絶対病みつきになるはずです。

いかがでしたか?
風呂場の鏡の汚れはアルカリ性の水垢です。
クエン酸水溶液を利用し、鏡だけでなく風呂場の水垢やぬめり一切を落としてみましょう。
きっとお掃除好きに変身できるはずです。

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