しろくまコラム SHIROKUMA COLUMN
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コラム
金属屋根の特徴・メリット・デメリット・工法まで解説!種類や葺き方も紹介

金属屋根は、近年、戸建住宅や工場・倉庫・商業施設など幅広い建物で選ばれている人気の屋根材です。
「軽くて丈夫」「美観が長持ちする」などの理由から注目を集めている一方で、「音や熱の問題はどうなの?」という不安の声もあります。
この記事では、金属屋根の基本知識から、メリット・デメリット、工法、葺き方の種類、素材ごとの特徴までを網羅的に解説。
新築・リフォームを問わず、金属屋根の導入を検討している方にとって、役立つ情報をわかりやすくまとめました。
目次
金属屋根とは?基本構造と使われる素材
金属屋根とは、金属板を薄く加工し、屋根材として使用したものです。
瓦やスレートとは異なり、「軽さ・耐久性・施工性」に優れるのが特徴です。
主な金属屋根の素材
素材名 | 特徴 |
---|---|
亜鉛メッキ鋼板(トタン) | 安価で軽いが、サビやすく耐用年数が短め |
スズメッキ鋼板(ブリキ) | トタンと似た構造で、現在はあまり使われない |
アルミニウム | 軽量・耐食性に優れる。加工しやすい |
銅 | 高価だが耐久性・意匠性が非常に高い。和風建築にも使用 |
ステンレス | サビに強く耐久性が高い。海沿いの地域にも適応 |
チタン | 非常に高耐久・軽量だが価格が高く、主に高級物件向け |
金属屋根のメリット|耐震性・コスト・デザイン性に優れる!
① 非常に軽量で地震・台風に強い
金属屋根は瓦やスレートと比べて非常に軽いため、建物への負担が少なく、地震や台風などの自然災害に強いという利点があります。
参考:屋根材の重さ(1㎡あたり)
瓦:約50kg
スレート:約20kg
金属屋根:約5〜7kg
建物の重心が下がり、耐震性が向上します。
② 高い耐久性で長寿命
金属屋根は、素材にもよりますが、耐用年数は20〜50年以上と言われています。
とくにガルバリウム鋼板やステンレス、チタンなどの金属は、錆に強く、色あせしにくいため、美観を長期間維持できます。
③ 初期費用が比較的安く、ライフサイクルコストも抑えられる
トタンやガルバリウムなど、安価な金属素材を選べば施工費用もリーズナブルです。
また、長持ちする分、将来的なメンテナンスや葺き替えの頻度も減り、トータルコストが安くなる傾向があります。
④ 複雑な屋根形状にも柔軟に対応できる
金属板は加工がしやすいため、片流れ・寄棟・切妻・陸屋根など、複雑な屋根形状にも対応可能です。
デザイン性を重視した住宅にも適しています。
金属屋根のデメリットと注意点
どんな建材にもデメリットは存在します。金属屋根を選ぶ前に、あらかじめ知っておきたい注意点を紹介します。
① 遮音性が低く「雨音が響く」ことがある
金属は音を反射しやすいため、雨や雹が屋根に当たる音が室内に響きやすい傾向があります。
対策:
吸音性のある下地材や遮音シートを併用する
屋根裏にグラスウールなどの断熱材を入れることで緩和可能
② 遮熱性・断熱性が低い
金属は熱伝導率が高く、夏は熱くなりやすく、冬は冷えやすいという弱点があります。
対策:
断熱材入りの金属屋根(断熱一体型パネル)を選ぶ
屋根裏に断熱材や遮熱フィルムを追加
③ 定期的なメンテナンスが必要
長持ちするとはいえ、10~15年ごとの塗装やボルトのゆるみ点検などは必要です。
特にトタンや安価な素材は、早めに錆が出る可能性もあります。
金属屋根の工法|取り付け方法の基本知識
金属屋根は、板同士のつなぎ方や施工方法によって性能や見た目が変わります。
一般的な施工方法
金属板同士の継ぎ目を折り曲げる(ハゼ締め)
折り目部分を下地に釘やビスで固定
高級仕様や工場などでは継ぎ目を溶接するケースもあります(気密性・防水性向上)
施工のポイント
隙間なく施工しないと、雨漏りや錆の原因に
温度変化による金属の膨張・収縮にも考慮した施工が必要
金属屋根の葺き方の種類|横葺き・縦葺き・一文字葺きなど
金属屋根にはいくつかの“葺き方(施工デザイン)”があり、用途やデザイン性によって使い分けられます。
① 横葺き(よこぶき)
板を屋根の流れ方向と直角(横向き)に並べる
モダンでシャープな印象
緩やかな勾配の屋根に適している
屋根の端部からの雨の侵入に注意が必要
② 縦葺き(たてぶき)
板を屋根の傾斜に沿って縦方向に施工
水はけがよく、雨仕舞いに優れる
勾配の急な屋根や雪国で多く採用される
和風建築との相性も良い
③ 一文字葺き
金属板を段差なく横一線に揃えて施工
シンプルで美しい仕上がり
施工精度が求められるため、熟練した技術が必要
④ 瓦棒葺き(かわらぼうぶき)
下地の骨組みに沿って桟(瓦棒)を配置し、金属板を固定
昔ながらの工場や倉庫に多い
雨水処理に優れるが、近年は施工が減少傾向
こんな人におすすめ!金属屋根が向いている住宅・地域
金属屋根はその軽さと施工性から、さまざまな住宅タイプやエリアで導入可能ですが、特に以下のような条件に向いています。
地震や台風の多い地域
建物の負担を減らす「軽量な屋根」が有利
雨風にも強く、耐候性が高い
メンテナンス頻度を抑えたい人
ガルバリウム鋼板などを使えば、30年ノーメンテも可能
一度施工すれば長く安心できる
デザイン性を重視する建築
シンプル・モダン・和モダンなど、スタイルに合わせて葺き方を選べる
黒・シルバー・マットなどカラーバリエーションも豊富
まとめ
金属屋根は、耐震性・耐久性・施工性に優れた非常にバランスの良い屋根材です。
ただし、音や熱の対策をしっかりと施すことで、より快適な屋根環境が実現します。
金属屋根の魅力まとめ
軽量で建物への負担が少なく、地震・台風に強い
耐久性が高く、メンテナンス頻度も少ない
デザイン性や加工の自由度が高い
遮音・遮熱性能は素材や施工方法でカバー可能
葺き方や素材の選び方、施工方法まで含めて、自分の家に合った“最適な金属屋根”を選ぶことが、長く快適な暮らしへの第一歩です。
リフォームや新築を検討している方は、ぜひこの記事を参考に、信頼できる施工業者と相談しながら進めてみてください。
番外編|戸建て住宅トタン屋根塗装メンテナンス
施工前
状態として、新築当時の塗膜は完全に無くなっており、サビの発生を確認する事ができます。
また棟板金と呼ばれる部分を固定している釘も強風や雪の重みなどによって浮いているのも確認する事ができました。
こういった不具合部分は洗浄をする前に防水処理を行わなければなりません。
足場の設置
塗装工事を安全かつ効率よく行うために必ず足場の設置を行います。
写真では足場の設置だけですが、この後に飛散防止メッシュで周りを囲います。
飛散防止メッシュをする事で高圧洗浄した際の汚水やゴミの飛散・塗装時の飛散を防ぐ事ができます。
特に住宅街での塗装工事では必ずしなければいけません。
ケレン処理
屋根部分全体にケレン処理を行います。
サビの程度によって手工具や電動工具を使い分けますが、今回はサビがひどかったので電動工具を使用して全体的にケレン処理を行いました。
サビの除去だけでなく、塗料の密着をよくするためにおこなう作業です。
棟板金防水処理
棟板金の釘部分が浮いたままになっていると、雨水や雪解け水が入る事で雨漏りを引き起こします。
棟板金の下地には木材が使われている事が多いので腐食してしまう恐れがあります。
そのため、釘が使用されている部分やジョイント部分など水が浸入する恐れがある場所には予め防水処理を施します。
高圧洗浄
ケレンや防止処理が終わってから、高圧洗浄をおこないます。
屋根に付着している汚れやごみを洗い流すだけでなく、強い水圧で洗浄する事で屋根の表面のケレン効果にも期待する事ができます。
洗浄後は乾燥時間を十分にとってから次の工程、下塗りに進んでいきます。
下塗り(サーモテックメタルプライマー)
高圧洗浄後、乾燥時間を十分にとってからの下塗りです。
今回は屋根だけでなく、雪止めアングルや庇部分の塗装も一緒に行います。
塗料は無希釈で使用するものもあれば希釈が必要な塗料もあります。
今回は希釈が必要なのでメーカーで決められた希釈率を守って塗装します。
塗装前は塗料をしっかり攪拌して成分の均一化を図ります。
塗装時には刷毛とローラーを上手く使い分けながら塗装していきます。
中塗り(スーパーシャネツサーモシリコン)色:グリーンレイバー
中塗り・上塗りには太陽の熱を反射する遮熱塗料を使用しました。
太陽の熱を反射するので室内に蓄熱する熱を抑えることが出来ます。
最近は屋根に遮熱効果の塗料を使用される方が増えています。
塗装時には塗布量を守ることで性能を最大限発揮する事ができます。
上塗り(スーパーシャネツサーモシリコン)
仕上げの上塗り作業になります。
気温が上がる事で塗料の乾燥時間も早くなるので気を付けながら塗装を行います。
刷毛の跡やムラ等に注意します。
もちろん塗り残しが無いように確認します。
塗装後点検を行って不具合がないようなら足場の解体を行って引き渡しになります。
施工期間は約1週間でした。
施工前はサビが多く屋根の性能がかなり低下していましたが、今回塗装したことによって屋根の性能の回復と新築時の様な美観を取り戻すことができました。