しろくまコラム SHIROKUMA COLUMN
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コラム
【要注意】遮熱塗料は効果がない?後悔しないために知っておくべき真実と対策

「夏の暑さ対策に遮熱塗料を使ったのに、あまり涼しくならない」
「施工業者に勧められて塗ったけど、期待したほどの効果を感じない」
そんな“遮熱塗料の効果がない”という声が、一部のユーザーから上がっています。
確かに、遮熱塗料は万能ではなく、条件によっては「効果が薄い」と感じてしまうこともあるのが事実です。
この記事では、遮熱塗料の効果がないといわれる理由を詳しく解説し、その背景や誤解、そして後悔しないために知っておきたい正しい知識と対策を紹介します。
そもそも遮熱塗料とは?仕組みと期待される効果
遮熱塗料とは、太陽光に含まれる赤外線(熱線)を反射し、建物内部への熱の侵入を抑えるための塗料です。
主に屋根や外壁に塗布されることで、表面温度や室温の上昇を抑える目的で使われます。
遮熱塗料で期待できる主な効果
建物の表面温度を最大10〜20℃程度低下させる
室内温度が1〜3℃下がることもある
冷房効率の向上による電気代削減
建材の熱劣化防止
しかし、この「期待値」と「実際の効果」には差が出ることがあり、「効果なし」と感じる要因となっているのです。
遮熱塗料が「効果なし」と言われる7つの理由
ここからは、遮熱塗料の効果が得られにくいとされる主な原因を7つに分けて詳しく解説します。
① 塗料のグレードや耐用年数によって性能に差がある
遮熱塗料にはいくつかの種類があり、主に以下の4タイプに分類されます。
種類 | 特徴 | 耐用年数の目安 |
---|---|---|
アクリル系 | 安価だが耐久性が低い | 約5〜7年 |
ウレタン系 | 柔軟性ありだがやや劣化しやすい | 約7〜9年 |
シリコン系 | コスパと耐久性のバランスが良い | 約10〜12年 |
フッ素系 | 高価だが耐久性と効果が高い | 約15〜20年 |
安価な塗料を選んだ場合、塗膜の劣化が早く、遮熱機能もすぐに低下してしまうことがあります。
「遮熱塗料=どれでも同じ効果」とは限らない点に注意が必要です。
② 遮熱効果そのものが限定的
遮熱塗料は、赤外線の反射によって「表面温度の上昇を抑える」塗料であり、決して「部屋を涼しくする塗料」ではありません。
また、遮熱効果は60〜80%前後とされ、高性能な遮熱シートや断熱材のほうが効果が高い場合もあります。
特に断熱性能は持っていないため、「冬場は寒さ対策にならない」ことも誤解を生む原因です。
③ 断熱効果がないため、冬は冷える
遮熱塗料と混同されやすいのが「断熱塗料」。
実はこの2つはまったく異なる性能を持っています。
塗料の種類 | 主な効果 |
---|---|
遮熱塗料 | 太陽熱の反射(夏の暑さ対策) |
断熱塗料 | 熱の伝導を抑制(冬の保温効果) |
つまり、遮熱塗料には断熱・保温効果がないため、冬は寒くなることもあるのです。
四季のある日本では、断熱と遮熱をバランスよく考慮する必要があります。
④ 塗膜の汚れや劣化で効果が低下する
遮熱塗料の効果は、表面がキレイであることが前提です。
ところが、時間が経つにつれて塗膜に以下のような問題が発生します。
大気中の汚染物質(黄砂・排気ガス)による汚れ
雨水による流れ跡・水垢
紫外線による色あせ・チョーキング
これらが塗膜に付着すると、太陽光の反射性能が大幅に低下し、「塗った直後は効果があったのに、1〜2年で体感できなくなった」と感じる原因になります。
⑤ 職人の技術で効果に差が出る
遮熱塗料は、適切な塗布量と均一な塗膜厚が必要です。
塗りムラがあると、塗膜の厚さが不十分な部分から熱が侵入し、効果が減少します。
また、塗装工程で下地処理をおろそかにすると、塗料の密着性が下がり、早期の劣化を招くことも。
施工する職人の経験や技術が仕上がりと性能に直結する塗料といえるでしょう。
⑥ 使用環境・立地条件によって効果が変わる
遮熱塗料の効果は、建物の立地や構造によっても変動します。
環境条件 | 遮熱効果の傾向 |
---|---|
日当たりが良い | 遮熱効果が高く感じられやすい |
北側や日陰 | そもそも日射が少なく効果が薄い |
高層建物 | 風通しがよく熱がこもりにくい |
地面からの照り返しが強い | 効果を実感しづらい |
このように、建物の条件とマッチしていない場合、期待通りの遮熱効果を得られないこともあります。
⑦ メンテナンスや塗り替えが必要
遮熱塗料も、一般的な外壁塗料と同様に定期的なメンテナンスが必要です。
効果を長く保つには、次のような対応が求められます。
10年ごとの塗り替え
表面の定期的な洗浄
劣化サイン(色あせ・チョーキング)のチェック
これらを怠ると、遮熱機能は徐々に低下していきます。
遮熱塗料の効果をあげる対策
それでは、遮熱塗料を効果的に活用するためには、どうすればよいのでしょうか?
具体的な対策をまとめました。
信頼できる塗料メーカーと塗装業者を選ぶ
遮熱性能が実証された製品を選ぶことが重要です。施工実績が豊富で、遮熱塗料の扱いに慣れた業者を選定しましょう。
遮熱+断熱の組み合わせで快適性アップ
遮熱塗料と併用して、断熱材や遮熱シートを使うことで、夏も冬も快適な住環境を実現できます。
建物の向き・素材に応じた施工プランを立てる
日照条件や屋根材の種類に応じて、適した塗料や塗布方法を検討しましょう。特に日当たりの良い屋根への施工は効果的です。
塗装後の定期点検・洗浄を怠らない
表面の汚れは遮熱効果を大きく損ないます。年に1〜2回の点検と清掃で、長期的に効果を維持できます。
まとめ|遮熱塗料の正しい理解で後悔しないリフォームを
遮熱塗料が「効果なし」といわれる理由には、塗料選びのミス、環境との相性、施工不良、メンテナンス不足といったさまざまな要因があります。
しかし、正しく選び、信頼できる施工を行い、定期的にメンテナンスをすれば、遮熱塗料は非常に有効な「夏の暑さ対策」として機能することも事実です。
この記事のまとめ
遮熱塗料は赤外線を反射し、表面温度を抑える塗料
断熱効果はなく、冬の保温には不向き
効果が出ない理由には塗料の質・塗りムラ・汚れ・立地などがある
遮熱と断熱の併用、業者選び、定期メンテナンスで効果を持続させられる
遮熱塗料を「意味がなかった」と感じてしまわないためにも、事前の知識と適切な判断が大切です。
導入前には複数の業者に相談し、納得のいく説明を受けてから施工を進めるようにしましょう。
ご希望があれば、遮熱塗料の比較表、メーカー別の製品紹介、施工事例の解説記事などの追加も可能です。
お気軽にご相談ください。