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SHIROKUMA COLUMN

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コラム

SHIROKUMA COLUMN

2016/12/14
鳥や鳥のフンへの対策にはどんなことが有効か?『鳥害対策について』

 鳥や鳥のフンへの対策にはどんなことが有効か?『鳥害対策について』

街中の鳥

 ■ なぜムクドリが市街地に!?

みなさんこんにちは
しろくまペイントです。

近年、街中にも多くの鳥が見られるようになりましたね。

長野市の権堂付近や鍋屋田小学校辺りでも多くのムクドリが見られ、フン害が深刻でありました。
フンなんてと思われるかもしれませんが、いろいろと危険性があることで知られているんです。

鳥のフンにはウイルスや病原菌があり、乾燥して空気中に飛散することで、感染症などにかかってしまう恐れがあります。

ところで、なぜ、ムクドリは市街地に多く見られるようになったのでしょうか?

宅地開発や土地開発によって住んでいた場所(寝ぐら)が奪われ、市街地にも現れるようになったといわれます。
市街地が天敵である猛禽類に襲われる心配がない場所だと知ることで慣れ始め、警戒しなくなりました
その結果、市街地を寝ぐらとして利用するようになっていきました。

特に街路路の樹木は多くの鳥が、寝ぐらとしています。
ムクドリにとって、大きな木は寝るのに適しているからだと言われています。

また、鳥は帰巣本能のため、同じ場所に戻ることが多く、その辺りにフンなどの汚れがたまりやすくなります。

住宅はじめマンションのベランダや、公共施設など、思い当たる場所はありませんか?

ベランダや駐車場がフンで汚れている、くちばしで突かれて建物のシーリングがボロボロになってしまっている。
これもいわゆる鳥害といわれるものの一つです。

鳥が止まれるような建物構造であれば、鳥にとって絶好の場所となってしまう可能性があります。
鳥が止まれない形状であることが理想なのですか実際にはそうもいきませんよね。
そこで、鳥を寄せ付けないためには、どんなことが有効かを書いていきたいと思います。

何が鳥を寄せ付けないためには有効なのか?

鳥対策

■ 鳥対策にはどんなことが有効か!

鳥害は飛来を防止することが有効とされます。

鳥害についての対策は様々なものがありますので、設置場所や鳥類に合うものを選びましょう。
詳しく種類別に解説すると

模型類を使う

その鳥に対して天敵であったり恐れる鳥や動物の模型が好ましい。
現在では鳥よけとしての鳥の模型が販売されています。
偽物の蛇なんかを置くのも良いようです。
種類もカラスであったり猛禽類であったりと様々ですので、撃退したい鳥の種類によって変えてみてはいかがでしょうか。

磁力を使う

鳥は地球の磁気を感じて飛んでいると言われているので
強力な磁力を発生させると狂ってとべなくなるという説により、鳥よけとして磁石つきの様々なものが販売されています。


電力を使う

電気柵等でイノシシ対策をしている様に、鳥にも電気ショックを与えて寄せ付けなくする方法です。

鳥が集まる場所に設置します。
微弱電流なので鳥が死んだり気絶したりする事はありませんし、人体にも影響はありません。

威嚇音を使う

果樹園なんかでパン!と大きな爆発音を聞いたこともあるのではないでしょうか。
ああやって大きな爆発音を時間を決めて鳴らし撃退します。
こちらは設置する場所が広い場合に限られます。

音を使う

主に、鳥の悲鳴音を鳴らして追い払います。
何種類かの音声パターンがあるものもありますが、大きな音ですので騒音とならないように注意し使用しましょう。

光を使う

CDや反射テープをさせキラキラ反射させて撃退する方法で良くみかけますよね。
鳥によって効果はまちまちであったり、慣れてしまい効果がなかったというような声も聞かれます。
反射させる際は周りのお宅へ迷惑になっていないかも注意しましょう。

薬品を塗布する

鳥が嫌うと言われている臭いがついた薬品を塗布し寄せ付けないようにします。
香料ですので人体には影響ありません。
鳥に影響する薬品は人体にも影響しますので、強力な薬品は使用できません

網を張る

防鳥ネットと呼ばれる網を、鳥が集まる場所に張っておき物理的にそこに集まれない様にする方法です。
対策する鳥類によって目幅を変え絡まらないようにします。

柵や金網を取り付ける

鳥が飛来するところに設置し、鳥が止まれないように対策します。

防鳥糸やワイヤーを張る

鳥は、羽や体に何かが触れるのを嫌がります

その習性を利用して鳥が止まる所に、鳥のちょうど胸あたりに触れるように糸やワイヤーを張ります
鳥はその場所にとまれなくなります。

針山を設置する

剣山のようにピンがいくつも出ているものを、鳥のとまる所に設置し飛来できないようにする

長野市とムクドリの攻防

むくどり

長野市の繁華街ではムクドリの大群が飛来しており、騒音とフンに悩まされています。
様々な追い出し作戦も展開しています。
大学の鳥類専門家の協力を得て、天敵のフクロウの鳴き声を聞かせてみたり、爆竹を鳴らして追い払ったり、剪定をしたりしています。

もともと山や竹林をねぐらにしているムクドリ、本来の生態である自然の中へ戻れるようになるといいですね。

長野市の野生鳥獣に関する問い合わせ

農家さんに学ぶ鳥害対策

■ 農家さんはどのような対策をしているのか!?

ご自宅の屋根裏や軒下に鳥が住みついてしまい毎朝の掃除が大変で有ったり、或いはせっかく育てた家庭菜園の野菜等が鳥によって荒らされてしまい悩んでいる方も多いと思いますが、そんな鳥対策のプロと言えばやはり農家で有るともいえます。

特にお米や麦等の穀物を作られている農家にとってはこの鳥対策は必要不可欠な物となります。
そこで実際に農家ではどの様な鳥対策をしているのか、一般のご家庭でも利用できる方法が何かをご案内します。

1つ目の対策は「防鳥網」です

具体的な農家で行っている鳥対策の1つ目は「防鳥網」です。

防鳥網は作付されているお米や麦等の作物を丸ごと覆ってしまうので、最も効果の高い方法になります。
余りに大規模な作付面積の場合には実用的ではありませんが、小規模中規模であれば基本的な技術となります。

防鳥網を使用する場合には、防鳥したい鳥に合わせた網目の大きさを選ぶ事と、網と網の隙間を作らない事、網を張る時には作物から離して張る事、網をたるませない事等が挙げられます。
又、防鳥網は鳥対策としての効果は高いですが、設置の手間が掛かったり、農作物の手入れの邪魔になったりとのデメリットも有ります。

2つ目の対策は、「釣り糸等のテグス等」です

2つ目の対策としては、釣り糸等のテグス等が有りますが、防鳥網の様に完全な被害を防ぐ対策ではありません。
カラスには効果が有るとされておりますが、スズメやハト、ヒヨドリ等の小型の鳥には効果が有りません。

3つ目の対策は「防鳥機器」です。

これは簡単に言えば「大きな音」で鳥を追い払う物です。
設置直後から数週間程度の一次的な防鳥効果は期待できますが、設置後日数の経過と共に効果が得られなくなってきます。

4つ目は忌避剤等の化学物質です。

現在日本では数種類の使用許可が下りておりますが、その効果は地域の環境によって左右されてきます。
この様に防鳥対策について4つのことを書いて見ましたが、鳥の習性は僅かの変化に敏感である一方でその変化にはすぐに慣れてしまう、とにかくおいしいエサが有る場所への執着が強い、防鳥機器等への順応性が高い為すぐに慣れてしまう。
採餌場が安全で有るかの判断が出来る等が有る為、農家でも防鳥対策には頭を悩ませている現状が有ります。
その中で、農家さんが良く採用しているものになります。
これらの事から一般のご家庭や住宅等で現実的に採用が可能な、採用がしやすい防鳥対策は防鳥網や忌避剤となると考えます。
是非ご検討して見ては如何でしょう。

AIが鳥害対策にも活躍!?

鳥だけでなく鳥獣被害を合わせると、その額176億円にも達するそうです。
そのため、さらなる対策商品の開発が急がれています。
今後AI化が加速していく中で、よりよい商品がでることを期待します。
現在の段階では、猿などを感知すると土の弾を発射して撃退するロボットや、動物を見つけると、その動物の威嚇する姿と威嚇音をだすロボットなどが開発されています。

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