塗装で補修可能な劣化の症状

以下のような状態が見られたら、劣化が進んでいるサインです。塗装によるメンテナンスを検討しましょう。

✅ 部分的にサビが発生している
✅ 色あせや変色が目立つ
✅ 塗装が剥がれている箇所がある
✅ カビやコケが付着している
✅ 釘が浮いてきている
✅ 継ぎ目がずれている or 外れている

塗り替えNG!重ね葺き・葺き替えレベルの劣化症状

屋根の劣化が進行している場合、塗り替えだけでは不十分なことがあります。以下の症状が見られたら、重ね葺きや葺き替えが必要です。

◆屋根に穴が開いている
◆雨漏りが発生している

重ね葺きとは、既存の屋根材をそのままにして、その上に新しい屋根材をかぶせる工法です。一方、葺き替えは古い屋根材をすべて撤去し、新しい屋根材に替える方法を指します。劣化が下地まで進んでいる場合は、重ね葺きでは対応できません。葺き替えによって下地からすべて取り替える必要があります。このような工法を選ぶ際には、屋根の状態をしっかりと確認し、適切な対策を講じることが重要です。

トタンの屋根塗装方法

 

トタン屋根の塗装を行う際には、まずサビの除去が重要です。
しっかりとサビを削り取ります。次に、サビの再発を防ぐためにサビ止め塗料を塗布します。この工程は、トタンの耐久性を高めるために欠かせません。塗装の際には、気温や湿度にも注意し、適切な環境で作業を行うことが大切です。
以下が塗装の工程になります。

ケレン

下地処理は塗装前工程で重要な役割を果たします。
劣化した塗膜を除去し、錆止め塗料の密着性を高める作業です。特にトタン屋根のような鉄板素材の場合、高圧洗浄だけでは不十分なことが多いです。劣化が少なく錆がない場合でも、ワイヤーブラシなどの工具を用いてケレン作業を行うことが推奨されます。

また、ケレン作業は使用する工具によって分類されます。
例えば、手作業で行う場合にはワイヤーブラシやスクレーパーを使用し、電動工具を用いる場合はディスクサンダーや電動ブラシが用いられます。
それぞれの方法には適した用途があり、作業の効率や仕上がりに影響を与えます。
したがって、適切な工具を選び、作業を丁寧に行うことが大切です。

ケレンは程度によって下記のように分類されます。

1種ケレン。サンドブラストやショットブラストを使って塗膜を完全に除去します。
2種ケレン。電動工具を使用し、錆びた部分と既存の塗膜を全面的に除去します。
3種ケレン。電動工具を使い、錆びた塗膜を取り除き、錆びていない部分はそのまま残します。
4種ケレン。サンドペーパーやワイヤーブラシなどの手工具で全体を軽く処理します。、

これらの分類があるのは、使用する工具やケレンの程度によって、仕上がりの品質が異なるためです。結果として、費用にも影響を与えます。
トタン屋根の塗り替えにおいては、使用する塗料よりも下地処理の程度が重要です。しっかりとした下地処理を行うことで、塗装の耐久性が向上し、長持ちします。

高圧洗浄

長野市稲葉日詰高圧洗浄A高圧洗浄器を使用して、ケレンで取り除いたサビや塗膜を徹底的に洗い流します。
また、ホコリやカビ、コケといった汚れも同様に綺麗に除去します。

表面がきれいにすることで、次の工程での塗装や施工がスムーズに進むための準備が整います。
高圧洗浄は、効率的かつ効果的に汚れを落とすための重要なステップです。

 

下地調整

塗装を行う前には、まず不具合のある箇所をしっかりと修復することが重要です。
例えば、浮いてしまったクギを打ち直すことで、表面の平滑さを保ちます。
また、錆や剥がれ、割れなどがある場合は、適切な補修をすることで、塗装後の仕上がりが美しくなります。

錆止め

トタン屋根の場合の下塗りの工程が、錆止め塗料塗布となります。
錆止め塗料には下記等の種類があります。

トタン屋根の下塗り工程では、錆止め塗料の塗布が重要な役割を果たします。錆止め塗料には、主に以下の種類があります。
トタン屋根の状態や目的に応じて最適な錆止め塗料を選ぶことが、長持ちする仕上がりを実現するためのポイントです。

 

錆止め塗料の種類

錆止め塗料にはさまざまなタイプがあり、それぞれ特徴が異なります。

  ‣一般的な錆止め塗料

  ‣シアナミド鉛を含む錆止め塗料

  ‣一液型エポキシ樹脂錆止め塗料

  ‣二液型エポキシ樹脂錆止め塗料

施工費用の大部分は人件費が占めるため、コストパフォーマンスの観点からも、最も防錆効果が高い 二液反応硬化型エポキシ樹脂錆止め塗料 の使用が推奨されます。

上塗り2回(中塗り、上塗り)

錆止め塗料は、下地への密着力や錆の抑制に優れていますが、紫外線には弱いため、上塗り塗料で保護する必要があります。上塗り塗料は通常2回塗ることで効果を発揮し、1回目の工程を中塗りと呼びます。

外壁用塗料は溶剤系から水性系への移行が進んでいますが、外部鉄部には耐久性の観点から適していません。
塗料の耐久性は主成分である樹脂によって決まります。
耐久性はアクリル樹脂、ウレタン樹脂、シリコン樹脂、フッ素樹脂の順に高くなります。
同じ樹脂を使用する場合、二液型の塗料は一液型よりも耐久性が高いとされています。

 

業者依頼した時の費用相場

塗装費用の相場

塗装業者に依頼する際の費用は、一般的な2階建住宅(塗り面積50~80㎡、足場費用込み)で40万円からが相場となっています。この費用には、塗料や養生といった資材代、足場代、工事代が含まれます。
選ぶ塗料の種類や工事の内容によっても価格は変動します。
特に、劣化が進んでいる場合は、補修費用がかかり、相場よりも高くなることがあります。塗料の選択や工事内容の検討は、費用を抑えるためにも重要です。

重ね葺き・葺き替えの費用相場

トタン屋根(屋根面積50~80㎡)を重ね葺きする場合60万円~、葺き替える場合80万円~が目安です。屋根の面積や選ぶ屋根材によっても費用が異なります。

トタン屋根のリフォーム、屋根面積が50~80㎡の場合
重ね葺きの費用は60万円~
葺き替えは80万円~

が目安となります。
ただし、実際の費用は屋根の面積や選択する屋根材によって異なることがあります。
たとえば、金属屋根材を選ぶ場合、耐久性やデザイン性が異なるため、費用も変動します。

 

トタン屋根の補修周期

一般的に、トタン屋根の補修周期は5~10年とされていますが、サビが進行する前に対策を講じることが重要です。
サビの兆候や他の劣化症状を早期に発見するために、補修周期に関わらず定期的なチェックを心がけましょう。

点検は専門業者がおすすめ

屋根の劣化は、専門業者に確認してもらうことが重要です。
屋根にのぼるのは劣化を確認するための最適な方法ですが、素人が行うのは非常に危険です。事故を防ぐためにも、絶対にやめましょう。
自分で確認したい場合は、地面やベランダから見える範囲で行うのが安全です。
また、近くに屋根を見下ろせる高い建物があるなら、双眼鏡を使って確認する方法もあります。

多くの業者が劣化の確認を無料で行ってくれるので、まずは専門業者に相談してみることをお勧めします。業者に依頼することで、正確な状況把握と適切な対応策を提案してもらえます。屋根の状態を定期的にチェックすることで、大きな問題を未然に防ぐことができます。

タン屋根塗装事例