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日々の活動日記
【長野市現調レポ】ジョリパットのひび割れと劣化の症状

目次
長野市内で外壁塗装の現調にお伺いしました
現調地域 | 長野県長野市 |
現調場所 | 一般戸建て住宅 |
現調内容 | 外壁、軒天、破風板、雨どい、水切り等 |
現調経緯 | ホームページから問い合わせをいただきました |
あっという間に冬が過ぎ、今週は気温が高く長野県でも春の陽気を感じる様になりました。
長野市内や須坂市内でも冬の間道路工事が行われていて渋滞になっていた場所もようやくキレイな道路に生まれ変わり、渋滞が解消されたのは通勤に車を使う人には喜ばしい限りではないでしょうか?
ただ、日によっては寒暖差があったり天気が悪い日が続くので傘を忘れない事や服装に気を付けないと風邪を引いてしまうので注意が必要ですね。
春といえばようやく、外壁塗装のシーズンとなりました。
長野市内のお客様をはじめ、須坂市や千曲市のお客様からもお問い合わせをいただいております。
ありがとうございます。
また、外壁塗装シーズンを迎えると訪問販売や電話営業が多くなるシーズンでもあります。
県外の会社からも訪問があるかもしれません。ご注意ください。
現場調査はジョリパットの劣化

長野市のお客様よりホームページ経由でお問い合わせをいただき、築15年の洋風住宅へ外壁調査に伺いました。
もともとアイカ工業の「ジョリパット」で仕上げられた外壁は、豊富なパターンとカラーバリエーションが楽しめる意匠性の高い素材。
艶なしのマットな質感が落ち着いた雰囲気を演出しており、お客様も既存のデザインをできるだけ活かしたいとお考えでした。
調査ではまず手で触れてチョーキング(白亜化)の有無をチェックし、防水性能の低下を確認。
また、以前の地震によると思われるクラックが数カ所に発生し、表面剥離から内部下地が露出している箇所もありました。
加えて、塗膜性能の低下による汚れの目立ちも確認。
このまま放置すると、ひび割れ部からの雨水浸入が進行し、躯体までダメージが及ぶ恐れがあります。
必要な補修と対策
長期的に建物を保護するには、高性能な塗料選びだけでなく、下地補修が不可欠です。
ひび割れ箇所は確実に穴埋めとシーリング補強を行い、水分の侵入を防ぎます。
汚れについては、塗料のセルフクリーニング性能や防汚性を備えた製品を採用し、次回塗装後も美観を維持できるよう提案します。
また、ジョリパット特有の凹凸パターンを損なわない塗り替え手法を選ぶことで、意匠性と耐久性を両立させます。
ジョリパッドのひび割れが起こる理由と補修の必要性
ジョリパッドは厚みのあるモルタル系仕上げ材のため、建物の揺れや温度変化、乾燥収縮といった力が加わると、下地と塗膜の間に力がかかり、表面に微細なクラック(ひび割れ)が生じます。
最初は目立たない細い線でも、放置するとそこから雨水が浸入し、下地の腐食や剥離、さらには凍害によるひび拡大を起こすリスクがあります。
そのため、小さなひび割れを見つけたら早期に補修することが、建物の耐久性を守る上で欠かせません。
補修方法の種類と比較
ジョリパッドの補修には、コーキング、パテ埋め、モルタル補修、そして専門業者による全体補修など、ひび割れの状況や範囲によって適した方法があります。
以下の表で特徴を比較し、自宅の劣化状況に合う手法を見極めましょう。
手法 | 費用感 | 耐久性 | 施工時間 | 特徴 |
---|---|---|---|---|
コーキング | 安価 | 低 | 1〜2時間 | 施工が簡単。狭いひび割れに適するが再発しやすい。 |
パテ埋め | 中くらい | 中 | 半日〜1日 | 密着性が高く、コーキングより耐久性に優れる。 |
モルタル補修 | 高額 | 高 | 1〜2日 | 下地から補修し、ひびの再発を防止。工期と費用がかかる。 |
専門業者 | 要見積 | 高 | 範囲による | 広範囲・構造補修や意匠性確保まで対応可能。 |
コーキング補修の特徴と適用場面
コーキング補修は、ひび割れ部分に弾性のあるシーリング材を注入して埋める方法です。
材料費が安く、施工もシーリングガンで簡単に行えるため、DIY初心者や狭いクラックの補修に適しています。
しかし、コーキング材自体の耐候年数は5〜7年程度と短めで、紫外線や温度変化による劣化で再発リスクが高い点には注意が必要です。
コーキングの耐久性と再施工タイミング
コーキング材にはアクリルシーリングや変成シリコーンなど種類がありますが、どれも可塑剤が揮発して硬化することで密着性を発揮します。
そのため、初回施工から約5年で硬化不良や収縮ひび割れが見られ、7年目以降には再度の打替えが推奨されます。
再施工時には古いシーリング材を完全に撤去し、凹所に侵入した汚れやカビを除去してから新しいコーキング材を充填すると、次回までの耐久性を高められます。
パテ埋め補修の特性とメリット
パテ補修は、ひび割れに樹脂パテを押し込んで、ヘラで平滑に仕上げる手法です。
パテ材はコーキングより硬度が高く、肉痩せしにくいため、約10年程度の耐用年数が期待できます。
費用はコーキングの1.5〜2倍ほどですが、塗膜の剥がれに強く、外観の仕上がりも美しく整いやすいのが利点です。
パテ補修時の下地処理と技術要件
パテ補修では、まずひび割れ部に沿ってVカットを行い、断面を広げてパテ材の密着面を確保します。
その後、プライマーで下地を調整し、樹脂パテを押し込んで硬化させます。硬化後はサンドペーパーで平滑に研磨し、周囲の模様と馴染ませることが重要です。
この一連の流れを丁寧に行わないとパテが早期に剥がれたり、浮きが発生したりするため、DIYの場合はテスト施工を重ね、技術を磨く必要があります。
モルタル補修で確実な耐久性を実現
モルタル補修は、既存のひび割れ部を広げて劣化した下地も含めてモルタルを充填し、しっかりと再造形する方法です。
耐久性は最も高く、ひび割れの再発を最小限に抑えられますが、下地の嵩上げや下塗り・中塗り・上塗りなど複数工程が必要なため、費用と工期がかかる点に注意が必要です。
モルタル補修の施工手順と工期
モルタル補修は、まずコンクリート用チッピングハンマーでひびを開口し、劣化部を撤去します。
次に、モルタル用プライマーで下地を固め、モルタル材を2層に分けて充填。成型後は適切に養生し、十分に硬化するまで数日から一週間かけます。
その後、ジョリパッド専用の模様付け材を施工し、仕上げ塗装を行うため、全体で1週間以上の工期を見込む必要があります。
専門業者に依頼するメリット
広範囲のひび割れや構造的に深刻な損傷がある場合、DIY補修では根本的な解決が難しく、逆に傷口を広げるリスクもあります。
専門業者なら下地診断から工法選定、材料調達、適切な模様付けまで一貫して行い、保証付きの施工を提供してくれます。
業者選定のチェックポイント
信頼できる補修業者を選ぶには、まず施工実績をホームページやパンフレットで確認し、ジョリパッド補修の経験数が多いかをチェックしましょう。次に見積書に「下地処理」「補修材仕様」「模様付け」「ジョリパッド専用再仕上げ塗料」「保証期間」が明記されているかを確認。さらに、現地調査時の担当者の説明が具体的で、補修後のアフターフォロー体制が整備されていることを必ず確認することが、安心施工のポイントです。
補修成功のための4大ポイント
早期発見と即対応の重要性
小傷・細ひびを放置すると起こるリスク
最初のひび割れは髪の毛ほどの細さでも、そこから水分が浸入するとジョリパッドの内側で凍結融解を繰り返し、クラックが拡大します。
放置期間が長いほど下地のモルタル層まで傷め、修復にかかる費用と工程が増大。被害を最小限に抑えるためには、初期のチョーキングや微細クラックを見つけたら、すぐに補修プランを立てることが大切です。
ジョリパッド専用補修材の活用
一般モルタルとの違いとメリット
ジョリパッド専用補修材には、仕上げ模様がつけられる微粒子配合のモルタル基材が使われ、補修後に自然な吹き付け模様を再現できます。
一般的なセメント系モルタルでは硬化後に模様付けが難しく、色差や質感のズレが目立つリスクがあります。
専用材を使用することで、補修箇所が目立たず美観を損ねない点が最大のメリットです。
下地処理の徹底で密着性を確保
ケレン・洗浄・乾燥の3ステップ
まず高圧洗浄やワイヤーブラシでコケ・埃・旧塗膜を除去し、素地を露出させます。
次に、亀裂部に沿ってVカットし、逆掘りすることでパテやモルタルの食い付きを強化。
最後に十分な乾燥時間(晴天で24時間以上)を確保してから下塗りを施すことで、上塗り材との密着性が飛躍的に高まり、補修後の剥がれを防止します。
防水処理で再発を防ぐ
シーリングと上塗りの二重防水
補修完了後、ひび割れ周囲の目地や取り合いにはウレタン系シーリングを充填し、防水層を形成。
その上でジョリパッド専用塗料の上塗りを行い、塗膜とシーリングの二重防水を図ります。
この手法により、水分が再度クラック内部に入るのを防ぎ、凍結融解に起因する再発リスクを大幅に低減できます。
維持管理と費用の目安
ジョリパッドの耐用年数と定期メンテナンス
ジョリパッド仕上げの寿命は20〜30年程度ですが、表面の汚れやカビ、防藻層の劣化を放置すると10年以内でも美観が損なわれます。
定期的にやわらかいブラシでの洗浄と、年に一度の点検を行うことで、補修箇所を早期発見し、大規模補修の必要を先延ばしにできます。
高圧洗浄のリスクと正しい使い方
高圧洗浄は強力な汚れ落とし手段ですが、過度の水圧はジョリパッド表面をえぐり、模様を損なうリスクがあります。
洗浄機のノズルは50cm以上離し、100bar以下の圧力設定で行い、洗浄後は十分に乾燥させてから補修・塗装に進みましょう。
補修費用の相場と相見積もりの重要性
補修費用は、ひび割れの本数・幅・範囲、使用材料、施工方法によって大きく異なります。
コーキングなら数千円〜数万円、パテ補修で数万円〜10万円前後、モルタル補修で10万円〜30万円が目安です。
複数業者の見積もりを取り、使用材料と工程を詳細に比較しましょう。
信頼できる補修業者の選び方
実績豊富な施工店は、必ず事前に現地調査を行い、劣化度合いや原因を写真付きで報告します。見積書に「下地処理」「使用材料品番」「補修後保証」「模様付け再現」が明記されているかをチェックし、契約前に過去施工例を確認することが、失敗しない業者選びの秘訣です。
長野市での補修業者探しガイド
長野市内には多くの外装リフォーム業者がありますが、ジョリパッド補修の豊富な実績を持つ業者を選びましょう。
インターネットの口コミや地域情報誌、自治体のリフォーム補助金対象一覧などを参考に、現地調査と見積もりを無料で行う業者をピックアップし、比較検討するのがおすすめです。
まとめ
ジョリパッドのひび割れは早期発見・早期対応が肝心です。
コーキングやパテ埋めといった簡易補修から、モルタル補修、専門業者による本格補修まで、状況に応じた方法を選びましょう。
下地処理と防水対策を丁寧に行い、外壁と同じグレードの塗料を使うことで、次回のメンテナンスを統一サイクルにまとめられます。
定期洗浄と年1回の点検で補修箇所を早期に摘出し、長期的に美観と耐久性を維持する補修計画を実践してください。