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SHIROKUMA COLUMN

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コラム

SHIROKUMA COLUMN

2018/03/17
地震に強い木造住宅の条件とは!?

地震に強い木造住宅の条件とは!?

1番の要素は地盤

どんなに強い構造にしても、基礎にしても、この地盤による要素が特に木造は一番大きいです。
ただし地盤は掘削調査をしないと正確な状況はわかりませんが、簡単な見分け方は河川や池など水場からの距離。
近ければ近いほど地盤は悪くなります。
また近くに古くからある学校や神社や寺がある場所は、比較的地盤が良い場所と想定できます。
古い建築物がそれだけ長い期間維持できていることは、地盤が良い証拠です。

2番目の要素は基礎

木造住宅の場合、「べた基礎」と「布基礎」の2つが一般的です。
他にも「独立基礎」という工法もありますが、こちらは耐震性に問題があるので、先の2つの基礎からどちらかを選ぶことになります。
この基礎の上に建物を置くことになり、建物と地盤との接合部分になります。
この基礎がしっかりしていないと、地盤が良くても建物が強くても意味がありません。

3番目の要素は構造

日本の木造住宅で多い「木造軸組工法」よりも、住宅展示場でよく目にする「ツーバイフォー工法」の方が耐震性はあります。
ただしツーバイフォーは建築計画の自由度が制限されますので、自由度か耐震性かを選ぶ必要があります。

4番目の要素は建築計画

平屋なら問題ありませんが、2階建て以上だと建築計画によって耐震性はかなり変わります。
2階建ての場合。
2階はとにかく軽くするという計画。
床面積も1階より2階の方が小さくするのはもちろんのこと、重くなる水回りを1階に設置し、2階は軽い寝室を計画するのがおすすめです。
屋根材についても耐震性を考慮するなら、より軽いものがおすすめです。
大きくはこの4つの要素が、地震に強い木造住宅の要素となりますが、それ以外にも木造住宅は細かい部分の積み重ねが、耐震性の向上に繋がります。
注文住宅などでは人気の「吹き抜け」も耐震性を損ねる要素になりがち。
また大きな窓も建物全体の耐震性を下げてしまいます。
逆に耐震性向上に繋がるのが、開口部のない壁。
外壁でも内壁でもいいので、この開口部のない壁は耐震性向上に繋がります。
もちろん窓やドアなどを設置するために開口部は必要ですが、意図的にこの開口部のない壁を設けることができれば、耐震性アップに必ず役に立ちます。

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