しろくまコラム SHIROKUMA COLUMN
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コラム
2017/03/21
屋根通気・遮熱の決定版!!遮熱ボード『ミラスルー』
ミラスルーとは
遮熱+通気+断熱の三要素を兼ねそなえた総合部材。屋根通気・遮熱のニューウェーブ登場。
- アルミ蒸着フィルムを面材に採用し、赤外線の侵入を低減。
- 従来の通気用部材になかった断熱性能をプラス。
- 簡単折り曲げ形状により、垂木間への施工がラク。
- 剛性の高い発泡層と製品形状で通気層を確保。
- 野地板施工後やリフォーム等の後施工でも使用可能。
- 発泡ポリスチレンの独立気泡構造に高い断熱性能を長期保持。
折り曲げて、垂木に押し込むだけで通気層を確保!高断熱材にアルミをプラス。断熱効果がさらにアップ!
アルミ遮熱効果
- アルミ遮熱効果試験装置
1 | 2 | 3 | 4 小屋裏 温度 | 5 GW 蓄熱温度 | 70℃ 到達 時間 | |
---|---|---|---|---|---|---|
ミラスルーなし | 70 | – | – | 31.7 | 35.6 | 3:40:10 |
ミラスルーあり | 70 | 36.2 | 31.5 | 26.9 | 26.4 | 1:09:21 |
温度(時間)差 | 0 | – | – | -4.8 | -9.2 | 2:30:49 |
1 | 2 | 3 | 4 小屋裏 温度 | 5 GW 蓄熱温度 | 時間 | |
---|---|---|---|---|---|---|
ミラスルーなし | 69.1 | – | – | 31.2 | 34.7 | 3:00:00 |
ミラスルーあり | 85.5 | 43.2 | 35.4 | 27.7 | 26.8 | 3:00:00 |
温度(時間)差 | 16.4 | – | – | -3.5 | -7.9 | 0 |
- 夏場を想定
- No.1が70℃になった時点での各測定温度を上記に示す。
- ミラスルーの断熱効果により、小屋裏(測定点4)では、4.8℃の温度差が生じている。
- ミラスルーのアルミ蒸着フィルムの遮熱効果により、赤外線の透過が抑制されるため、GWの温度上昇が抑制され、9.2℃の温度差が生じている。
- また3時間経過後(ミラスルーありの平衡状態)の温度比較においても、同様の効果が得られている。
構成および物性
項目 | 単位 | 測定値 |
---|---|---|
熱伝導率 | W/m・K | 0.030 |
圧縮強度 | N/c㎡ | 9.0 |
曲げ強度 | N/c㎡ | 89.6 |
耐熱性 | ℃ | 80以下 |
透湿係数(Wp) | ng/(㎡・s・Pa) | 295 |
透湿抵抗値(Zp) | ×10-3(㎡・s・Pa)/ng | 3.41 |
規格
品名コード | 品種 | アルミ有無 | 製品寸法(mm) | 入数(枚/ケース) | ||
---|---|---|---|---|---|---|
厚さ | 幅 | 長さ | ||||
MSR-HPN | ひかる | 有 | 6±1 | 586±10 | 850±10 | 50 (約5.8坪分) |
MSR-TPN | とおる | 無 | 6±1 | 586±10 | 850±10 |
ミラスルー取扱注意事項
- 火気注意
火気に接触すると燃えます。ミラスルーは燃えると黒煙を発生します。従って、輸送、保管、施工等に際しては火気に十分注意するとともに、適切に養生してください。溶接溶断に当たってはご注意ください。 - 紫外線注意
直射日光に長時間曝すと徐々に表面から変色劣化し、接着不良、厚さの減少等の原因になりますので、保管に当たっては養生シートで覆い、施工後は速やかに仕上げを行って下さい。 - 有機溶剤注意
アルコール以外の有機溶剤、石油類には侵されます。接着剤、塗料等の選択及び木造住宅での防腐・防蟻薬剤の選定及び使用方法については事前にメーカーにお問い合わせください。 - 高温注意
使用温度は80℃以下です。80℃を越えると徐々に変形しはじめますので、高温での使用はさけてください。又、急激な温度上昇は極度の変形を伴う場合がありますので、ご注意ください。 - 割れ・踏み抜き注意
局部荷重や衝撃には弱く割れやすい材料です。下地のない箇所には乗らないでください。 - 強風注意
強風下での作業は注意してください。また、保管に当たっては飛散防止処置をしてください。 - 施工に関して
軒先での通気(換気)確保のため、ミラスルーは敷桁ラインまでの施工としてください。また、ミラスルーの遮熱性能を最大限に生かすため、棟換気の設置を推奨します。
以上の注意事項に関しては、一般的取り扱いを対象としたものです。詳細についてはお問い合わせください。