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SHIROKUMA COLUMN

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コラム

SHIROKUMA COLUMN

2016/07/24
遮熱塗料と断熱塗料ってどっちが効果がある?種類や価格・性能の違いを比較

遮熱と断熱の違いは?

遮熱と断熱の違いについて2
左の写真の魔法瓶は断熱のイメージ、右の太陽光を反射しているのが遮熱のイメージです。

しろくまペイントで扱っている商品の中には、遮熱・断熱効果が得られるものがあります。

それは塗装の際に遮熱や断熱機能を付加することができる塗料や・窓に遮熱や断熱機能を付加できるフィルムだったりします。
お客さまの中には、断熱と遮熱の違いが今一分からないなんてこともあると思います。
そこで遮熱・断熱は具体的にどういったものなのかを書いていきます。

断熱とは?

遮熱と断熱の違いについて
暑い日が多い地域なのか、寒い日が多い地域なのかでも判断しなければなりません。

断熱は室内外の熱の移動を抑える事です。

熱の出入りを妨げることで、暖房熱や冷房の冷気を逃がしにくくします。
最近良く見かける二重構造のコップも空気による断熱層を間にいれ熱の出入りを防ぐことで、温度を保っています。

断熱機能を備えた塗料やフィルムを採用することで冬場は暖房で暖めた室内の熱を外に逃がすのを抑えてくれます。
夏は暑い外気熱を室内へ流入するのを防ぎます。

遮熱とは?

遮熱について
遮熱は熱の収入を妨げます

一方の遮熱とは太陽熱を反射し、熱の放射を妨げる事をいいます

夏場だったら外からの太陽熱を反射するので室内の温度上昇や冷房負荷を抑える事が出来ます。
逆に冬場だと太陽熱を室内に取り込む量が少なくなるので冬場は室内の気温の上昇をあまり期待できません。

遮熱塗料の夏場

遮熱塗料夏場のイメージ
遮熱塗料夏場のイメージ

遮熱塗料の夏場は暑い日差しを反射し熱の放射を妨げ流入を防ぎますが、冷房による冷気は外に逃がしてしまいます。
現状建物の断熱効果が高ければ冷気の逃げは少なく済みます。

※同建物に遮熱と断熱塗料を塗布したと仮定した場合のイメージ図です

遮熱塗料の冬場

冬場の遮熱塗料のイメージ
遮熱塗料冬場のイメージ

遮熱塗料は冬場の太陽光も反射します。また暖房熱も外に逃がしていまします。

遮熱塗料には冬場に対する断熱性能がないからです。
断熱性能の高い住宅であれば、暖房熱は逃がしにくいものの、夏場のポカポカ陽気を取り入れたい時にはデメリットになる場合があります。

結果として暖房に負荷がかかる可能性があります。

※同建物に遮熱と断熱塗料を塗布したと仮定した場合のイメージ図です

断熱塗料の夏場

断熱塗料の夏場イメージ
断熱塗料夏場のイメージ

断熱塗料には遮熱塗料としての機能も含まれているものがあります。

反射のメカニズムの基本的な原理は反射によるものだとお伝えしましたが、そのメカニズムは色によっても起こります。

当然ながら暗い色になるほど蓄熱し、明るい色になるほど光を跳ね返します。
現在の段階では遮熱塗料の基準色に暗い色を出すことができる商品はごく一部のメーカに限られています。

※同建物に遮熱と断熱塗料を塗布したと仮定した場合のイメージ図です

断熱塗料の冬場

断熱塗料の冬場イメージ
断熱塗料の冬場イメージ

断熱塗料は冬場の暖房熱を逃がしません。
しかしながら遮熱効果もあるため冬場のポカポカ陽気を反射してしまう場合があります。

※同建物に遮熱と断熱塗料を塗布したと仮定した場合のイメージ図です

地域の気温によって採用塗料を決めましょう

オーニングのある店舗
窓からの対策と併せて塗装を行うことで、より高い効果が期待できます。

断熱塗料・遮熱塗料どちらの種類の物を選べばよいのかは建物の構造や立地・環境によって変わってきます。

オーニングやフィルムと併用することで更なる効果が期待できます。
しろくまペイントでは少しでも快適な環境を提供できるようにお手伝いしています。

熱の出入りが大きい窓への対策

建物の熱の出入り

建物の熱の出入りが大きな場所は窓となります。
ガラスは景観や採光にとって重要な役割を持つ一方で、熱を透過させやすい素材です。

夏場の暑さ、冬場の冷気を受けやすい場所でもあります。
お客さまのご相談の中でも窓からのお悩みごとに、西日や日差しが気になる、寒くなるから何とかしてほしいといった声があります。

ここで注意したいことがあります。室内にブラインドなどの対策をしても、効果が少なく、室内に日射を入れる前に対策をすることが有効です。

日射熱取得率で言えば日射を1と考えた時、単層ガラスを通して室内に入る日射熱は0.85で複層ガラスでは0.75となります。

日射対策をした場合に室内にカーテンやブラインドで対策した場合には0.6、外付けのオーニングやブラインドでは0.1~0.3になります。
室内へ対策した場合、結果として内部に熱を入れてしまっていることが原因で効果が少なくなります。室内に熱を入れる前に遮断することが対策としては効果的です。

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