長野市　事務所　床リフォーム工事｜｜「ありがとう」のために。しろくまペイント施工事例。

施工事例 CASE

しろくまペイントが選ばれる理由

Paintmenu 塗装メニュー

施工事例

2015/09/05

これからの事務所の使い方を踏まえてコストを抑えたリフォームのご提案

施工地域	長野県長野市
施工場所	会社事務所
施工内容	既存シート撤去・複合フローリング張り・仕切り設置・内装塗装
目的	印刷機が置いてあった工場・事務所の内装リフォーム
施工経緯	お客さまからのご紹介
使用材料	複合フローリング・2液型接着剤・壁紙クロス用塗料・間仕切り設置

事務所や工場として利用していたスペースを物置や控室にしたいとご希望のH様。
H様が言うには、しばらくは事務所として使う予定はないものの、この先、人が増えた時のために使えるようにしておきたいとの事、ただ、使うか使わないか分からないので、あまりお金を掛けたくないという事でした。

確かに、常時使うのであれば内装にお金を掛けることも良いと思いますが、今回のケースのような場合ではコストを掛けずに綺麗にすることがベストだと思います。
そこで、壁についてはクロスを貼るのでは無く塗装での仕上げを。そして、床については下地を作らないでフローリングをコンクリートに直接張っていく直貼り工法をご提案しました。床下地を作る約25万円の費用と、壁紙クロス貼りを内装塗装に変えることによる費用を足すと合計で30万円以上になり、それだけコストを抑えることができます。それでは具体的にどんな工事をしたのか？その施工方法のメリットやデメリットとは何なのかをお伝えしていきます。

施工面積における壁紙クロスと室内塗装の価格比較

まずは、間取りについてです。
今回、施工対象となるのは8畳（約14㎡）と6畳（約10㎡）の合わせて14畳（約24㎡）です。床の施工面積は24㎡、そして塗装面積は約65㎡になります。
これは、天井と壁4面を合わせたものです。
その他に、壁に取り付けられている木の棚の塗装とアコーディオンの間仕切りを設けました。

では、実際にクロス貼りと塗装では、どれほど価格が変わってくるのでしょうか？

	6畳	8畳
壁リフォーム対象面積	約30㎡	約35㎡
壁紙クロス貼り	60,000円	70,000円
室内塗装	24,000円	28,000円

塗装とクロス張りでは、7万円ほど変わってきます。
ただ、注意してほしいのは壁だけを対象としたリフォームで面積が小さい場合、価格が安くなりません。今回の工事は床や間仕切りなど5日ほど掛かったことで塗装も同時に進められたことがコストダウンに繋がりました。
もし塗装だけを依頼した場合には1日に1～2工程しかできず、必要となる人件費が変わりません。3回塗装する必要があった場合、最低でも2～3日は掛かります。
現在の、長野市の内装職人さんの平均単価は18,000円です。
そのため、2日では36,000円、3日では54,000円掛かることになります。
複数の工事を同時に進行することで得られるメリットです。

コンクリートに直接、接着剤で貼り付ける直貼り工法と床下地を作りコンパネにフローリングを貼っていくコンパネ貼り工法の違いと価格比較

フローリングを貼る方法としては、直貼り工法やコンパネ工法があります。
直貼りはコンクリートの上に直接貼る方法で、コンパネ工法は下地の上に貼っていく方法になります。
直貼りの場合には、接着剤とフローリングだけなので、下地で必要となる大引や根太、コンパネなどが必要ありません。そのためコストが明らかに違います。
ただ、冷気を直接受けることや、余程水平でなければ貼れないという側面を持ちます。

一方の下地を作ってフローリングを貼っていくコンパネ貼りですが、たとえ既存のコンクリートスラブが水平でなくても下地をつくることで水平性が確保でき、また配管なども床下に設置することができます。そのため間取りの変更などのリフォームが可能になります。また、基本的には二重床になるため直貼りと違い暖かいです。床下に断熱材を用いれば、より快適な環境にすることができます。

では、実際に直貼り工法とコンパネ貼り工法では、どれほど価格が変わってくるのでしょうか？
今回の工事をコンパネ工法にした場合には材料費だけで15万円以上、工賃で10万ほど変わってきます。

	6畳	8畳
フローリングリフォーム対象面積	約10㎡	約14㎡
フローリングコンパネ貼り工法	175,000円	219,000円
フローリング直貼り工法	85,000円	109,000円

もちろん、フローリングそのもののグレードをあげれば価格は高くなります。一概にフローリングといっても無垢のものもあれば、複合のものもあります。また傷が付きにくかったり、汚れが付きにくかったり機能性などが加えられたものもあります。
フローリングの商品数は数多いですが、中には高級感があるものの、実際にはシートを張り付けただけの簡単な作りで、住んでから直ぐに表面が剥がれてしまったような事例も少なくありません。床にどれほどの耐久性が必要なのか、どんな使い方をするのかも考慮して選ぶことが大切です。

なぜ床材はシートやフロアタイルではなくフローリングにしたのか？材料のご提案について

前述したように、コンクリートの上に床材を直接貼ると冬場の足元が寒くなります。
特に長野市のような寒冷地では、その寒さが気になって仕事に集中できないなど様々な問題が生じます。そのため、カルプの付いた床材で寒さを和らげました。また、床の水平制度が悪いとフロアタイルなどを張っても角が欠けたり剥がれたりしてしまいます。耐久性が高く柔らかくて床に馴染むフローリングを選ばせていただきました。表面に無垢が使われているため、シートなどと比べて耐久性や強度がかなり違います。また十数年後に保護層が失われたり、汚れてきた場合でもメンテナンスを行えばキレイな床面に戻すことができます。

施工について

施工内容は、6畳と8畳の部屋の内装塗装とフローリング直貼り、仕切りの設置になります。
内装工事は通常上部から行っていきます。現場によっては床先行などで仕上げていくこともありますが、基本的には上から順序良く仕上げていきます。
仕上がった部分に汚れがつきにくく、キレイに仕上げていくことができます。今回の場合、天井塗装⇒壁塗装⇒フローリング張り⇒仕切り設置⇒クリーニングの順に施工しました。

まずは家具の移動を行います。この後に行う解体や撤去の邪魔にならないように、そして施工の邪魔にならないように室外に出します。
現場にもよりますが、出せない物がある場合にはマスカーやブルーシートなどで養生しておきます。

床には赤い絨毯やフロアタイルが張り付けられており、壁や天井には壁紙クロスが貼ってあったり塗装が施されるなど、場所によって仕上げ方が異なりました。
既存の床材（絨毯など）は全て解体して撤去します。この作業では、いかに上手く剥ぐかが大切になってきます。使う機械も道具選びにもこだわる必要があります。
接着剤などが残ってしまうと、除去するのに時間が掛かかってしまうからです。

また壁は塗装で仕上げるためパテで補修します。特にエアコンの取り付けてあったビス跡やドレンホースの穴は綺麗に塞いでからフラットにします。少しでも段差があると仕上げた時に分かってしまうからです。はじめに塗装を行う面の下地処理を行います。

内装塗装について

続いて塗装を行っていきます。塗装の回数は状況によって違います。1回塗りでいい場合もあれば2回～3回塗る必要がある場合があります。いづれも壁の材質や状況によって変わってきます。
今回は2回塗りをして完成させました。色についてですが気にならない程度にクリーム色にしました。あまりにも白いと目がチカチカしてしまうためです。ただ、明るさを重視するのであれば、白に近ければ近いほど良いです。普段から暗さが気になるのであればより白い色を選ぶ事もおすすめです。

内部塗装後にフローリングの張りを行います。
絨毯からフローリングにする際に出た幅木や絨毯などの古い建材は産業廃棄物として処分しました。絨毯を剥ぐと下地に接着剤が残るため、接着剤を取り除く作業が必要です。平らにしておかないとフローリングを張った時に影響がでます。そこだけ浮いてしまうなど上手く仕上がりません。

フローリングを張り完成です。見違えるようにきれいになりました。
2部屋あり、間仕切りがないため、仕切りを取り付けて工事の完成です。
フローリング張りと内部壁塗装、間仕切り工事全てで30万円と格安で施工させていただきました。
もし、今回のようなケースであれば、まずはご相談ください。お客様が求めている施設の利用の仕方から内装材や床材を提案させていただきます。
Hさま、この度は私どもへの内装工事のご依頼、まことにありがとうございました。