しろくまコラム SHIROKUMA COLUMN
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コラム
アスベストが使われていたのは何時?内装材や外装材にどのように使われていたのか?塗装する時の安全対策とは?
目次
アスベストとは
鉱山で採掘される繊維状の鉱物で、耐熱性・保温性・防火性・防音性・耐摩耗性に優れています。
コストもかからず建材や船舶・自動車のブレーキなどに多く使用されていました。
1960年にアスベストでの健康被害が多く起こり、今現在ではアスベストの使用や輸入・製造も禁止されています。
アスベストが使用されている建材
2006年以前の建物に利用されている可能性があります。
屋根・外壁・内装材・配管の断熱材・内壁の吹き付け剤などに使われてきました。
使用目的は耐火被覆や吸音・断熱材として鉄骨材の柱や梁・駐車場の天井に使用されていました。アスベストを含んだセメント等を板状に固めた成型板としては、屋根材・内外装材・天井材等として使用されている可能性があります。
アスベストが含まれている場合があります
今では健康被害や環境への配慮からアスベスト(石綿)を使用した建材はほとんど使用されていません。
アスベスト(石綿)は値段が安い・耐久性が高いといったメリットがあったため多くの建材に使用されてきました。
ですが、アスベスト(石綿)自体が問題ではなく、加工をした時に飛散するアスベスト(石綿)の繊維質を人間が吸い込むことによって何十年か経ったのちに肺が病気に侵される原因となっている物質でもあります。
上記にも書きましたが加工した時に飛散する繊維が問題ですが、築年数が20年以上経過している住宅でリフォームを計画している方へ、場所によってはアスベスト(石綿)を使用している場所があるかもしれません。
アスベストはどんな健康被害をもたらしているのか?
飛散したアスベストを吸い込むことでどんな健康被害をもたらしてきたのでしょうか?
☑『石綿肺』石綿肺と言われる病気は、飛散したアスベストが肺に突き刺さることで肺の働きが悪くなるものです。
☑『肺がん』アスベストを発がん性物質と吸い込むことで発生しやすくなります。
☑『中皮腫』アスベスト繊維の刺激により肺を包んでいる膜に発生します。
☑『良性胸膜疾患』軽度な肺の疾患です。
建材にアスベストが含まれているか確認方法
住宅用建材にアスベストが利用されている可能性があるものは主に屋根材と外壁材です。
セメント瓦やサイディング外壁を利用しているのであれば品番を確認してアスベストが含まれているか確認が必要です。
平成16年以前に製造・販売されているものに含まれている可能性があります。
リフォームなどに伴い既存の建築物に使用されたアスベストを飛散させてはなりません。
撤去方法と費用
屋根材にアスベストが含まれている場合には水と薬剤で屋根材を湿らせながら飛散が起こらな様にします。
剥がした屋根材は密閉性の高い容器に梱包して処分施設に運搬します。
アスベストの処理費用は面積の大きさで変わってきますが大体1万円~9万円位で推移しています。
石綿が含まれている場合、通常の建材と異なる処理方法が必要です
特にコロニアル屋根に使用している場合が多いのではないでしょうか?
必ずリフォームをする際に業者の人に確認するようにしてください石綿が含まれている部材を処分するだけで費用が大きく変わったり、業者の方の処理方法や対策についても変わってくるのです。
アスベストを除去するためには最新の注意が必要です。