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SHIROKUMA COLUMN

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コラム

SHIROKUMA COLUMN

2016/06/06
ガイナに求められた条件とは!?

南極に小屋を設置するにあたり求められた条件がありました

かつて、南極に小屋を設置するにあたって求められた条件がありました。


南極の夏は2ヵ月間、船の到着とともに機材を運んで小屋を建てる必要がありました。
そこで最適だったのがパネル式の壁や天井を現地で組み立てる方法です。

現在で言うプレハブ建築です。
当時、まだプレハブ建築という言葉もなく、越冬小屋と呼んでいました。
この越冬小屋が日本初のプレハブ建築で、現在、工業製住宅として利用されています。

ここで求められた条件は!
☑ 夏の2ヵ月間で建てる
☑ 風速80m/s
☑ 最大積2m
☑ 平均気温ー30℃
☑ 最低気温ー60℃
南極の環境の中で耐えうる小屋が必要でした。

厳しい環境に耐えられることを条件として開発されるものもありますが、全てに厳しい条件が必要とは限りません。
厳しい条件を基に開発されるものは、よりクオリティが高いものになっていくでしょう。

様々な条件があるからこそ開発される製品

スペースシャトルやH-2ロケットなど宇宙へ行くための機体は、宇宙空間の環境に対応できること、大気圏突入の温度変化に対応できる必要があります。

H-2ロケットを大気圏突入の温度から守るための技術、ここには厳しく制約された条件がありました。

その環境はどのようなものだったのか?

南極よりも過酷な条件、宇宙空間

宇宙空間は微小重力や高真空・良好な視野・宇宙放射線などの地上では容易に得る事ができない特徴を持っています。
また、宇宙の温度は-270.42℃あり絶対零度と呼ばれる温度になります。

スペースシャトルなど、地球周辺の軌道を飛行する物体の表面温度はどの位なのかというと日陰と日当たりとで大きく異なります。
日陰となる部分が-150℃、日が当たる場所が120℃位になるそうです。

宇宙空間の利用や開発には、宇宙空間の環境に対応できる製品の開発が必要となります。

宇宙に行く手段、スペースシャトルの品質と部品ごとの重要性

我々が宇宙に行くためには現代ではスペースシャトルでしか行けないのが現状です。

宇宙に行くうえで一番の難関といわれるのが大気圏に突入時に起こる高温とされています。

ちなみに大気圏に再突入した際の温度はスペースシャトルの先端部分で1600℃、機体下部のセラミックタイルの一番温度が高いところで1000℃になるそうです。
これだけの高温から機体を守るには断熱材が必要になります。

今まではセラミックタイルの上にコーティングが施す形での断熱方法を取っていましたが、タイルが剥離するという問題がありました。
タイルの剥離によって爆発事故が以前起こっていました。

日本は断熱材を塗料として開発しました。
塗料なら塗膜の形成で機体を包み込むことができるので脆弱な部分がなくなります。

ロケットの断熱技術を応用した塗料ガイナ

日本で開発された断熱材の代わりに生まれた塗料を応用し、民間でも使用できるように転用されたのがガイナです。

特殊セラミックを塗料化することに成功し建築塗装用として使用できるようにした塗料です。
2008年ごろにJAXAと共同で開発した最先端ブランドにも認定されています。

求められた条件

元々はロケットの高温に対応できるものとして求められた条件の中生まれた塗料が応用されて生まれたのがガイナでした。

例えば、建物に当たる太陽光の熱を反射し冷暖房などの使用量を減らす目的で作られた遮熱塗料も求められた条件をクリアーしているものになると思います。
これから開発されるものは様々な条件の元、クオリティの高い製品が多くつくられていくと思います。

開発され、販売されることで我々の生活はさらに快適なものになっていくことでしょう。

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