しろくまコラム SHIROKUMA COLUMN
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コラム
安全な建築材料の選び方とは?化学物質・強度・断熱・環境性の4つの視点で解説

建築材料の選定は、建物の安全性、快適性、環境負荷を左右する重要な要素です。
適切な建材を選ぶことで、健康的で持続可能な住環境を実現できます。
本記事では、安全な建築材料を選ぶ際のポイントとして、化学物質の放散量、強度、断熱性能、環境への配慮の4つの観点から解説します。
目次
化学物質の放散量を考慮する
建材から放散される化学物質は、室内空気質に影響を及ぼし、シックハウス症候群の原因となることがあります。
そのため、化学物質の放散量が少ない建材を選ぶことが重要です。
シックハウス症候群とは
シックハウス症候群は、住宅内の空気汚染により、居住者が頭痛、めまい、喉の痛みなどの健康被害を受ける現象です。主な原因は、建材や家具から放散されるホルムアルデヒドなどの揮発性有機化合物(VOC)です。
化学物質の放散量を確認する方法
建材の化学物質放散量は、JIS(日本工業規格)やJAS(日本農林規格)、国土交通大臣認定による等級付けで確認できます。特に、ホルムアルデヒドの放散量を示すF☆☆☆☆(エフフォースター)等級は、安全性が高いことを示しています。
低VOC建材の選択
低VOC建材は、化学物質の放散量が少なく、室内空気質の向上に寄与します。例えば、無垢材や自然素材を使用した建材は、化学物質の放散が少ない傾向があります。ただし、天然素材でも加工方法や接着剤によってはVOCを含む場合があるため、製品情報を確認することが重要です。
建材の強度を評価する
建物の安全性を確保するためには、使用する建材の強度が重要です。強度評価には、引張強度、圧縮強度、曲げ強度などがあります。
木材の強度特性
木材は、軽量でありながら高い強度を持ち、引張強度や圧縮強度に優れています。例えば、同じ重量で比較した場合、木材は鉄骨の約4倍、コンクリートの約35倍の引張強度を持つとされています。
鉄筋コンクリートの特性
鉄筋コンクリートは、高い圧縮強度と引張強度を持ち、地震の揺れに対して非常に強い素材です。重さがあるため、地震時の安定感が高まります。
強度評価の基準
建材の強度は、用途や設置場所に応じて適切に評価されます。例えば、構造材として使用する場合は、高い引張強度や圧縮強度が求められます。一方、内装材では、耐久性や美観が重視されることが多いです。
断熱性能をチェックする
断熱性能は、建物の快適性や省エネルギー性に直結します。断熱材を選ぶ際には、熱伝導率が低いものを選ぶことが重要です。
熱伝導率とは
熱伝導率は、材料が熱をどれだけ伝えやすいかを示す指標で、数値が低いほど断熱性能が高いことを意味します。例えば、グラスウールや発泡プラスチック系の断熱材は、熱伝導率が低く、優れた断熱性能を持ちます。
自然素材の断熱材
自然素材の断熱材としては、セルロースファイバーやウールなどがあります。これらは調湿性にも優れていますが、防虫対策が必要です。例えば、セルロースファイバーはホウ酸処理を施すことで防虫性を高めています。
断熱材選びのポイント
断熱材を選ぶ際には、以下の点を考慮すると良いでしょう:
熱伝導率の低さ:断熱性能を高めるために重要です。
耐久性:長期間にわたり性能を維持できるかを確認します。
施工性:施工が容易で、隙間なく施工できるかを考慮します。
環境への配慮を忘れずに
持続可能な社会の実現のためには、環境に優しい建材の選択が求められます。再生可能な資源
環境への配慮を忘れずに|建材選びが未来の地球と暮らしを左右する
持続可能な社会の実現に向け、建材選びにおいても「環境負荷をできる限り減らすこと」が重要な視点になっています。リフォームや新築時には、エコで長持ちする建材を選ぶことで、自然との共生や地球温暖化対策にも貢献できます。
自然素材を活用した建材の活用|木、珪藻土、土壁などの昔ながらの素材が再注目されている理由
天然木(無垢材):再生可能資源であり、廃棄時も自然に還る。木の香りや調湿効果で快適な住環境を保ちます。
珪藻土・漆喰:化学物質を含まず、調湿・消臭効果が高い。昔から土蔵などに使われてきた安心の建材です。
土壁:断熱性・蓄熱性に優れ、エネルギー消費を抑えます。左官職人による手仕事の味わいも魅力。
これらの建材は、再生産可能・非化学系であることから、人にも環境にも優しい素材といえます。
リユース・リサイクル素材を取り入れる|未来志向の建築材料選び
近年では、使用済みの資材を再利用・再加工することで、資源の有効活用と廃棄物の削減が進んでいます。
古材・古木の活用:古民家解体時の梁や柱を、内装やインテリアのアクセントとして再利用。独特の風合いとストーリー性が魅力。
再生材・再生プラスチック:ウッドチップやコーヒーかす、ペットボトル繊維など、日常廃棄物から生まれた建材も登場しています。
環境建材の例:コーヒーかすを活用した内装ボードや、古紙ベースのセルロースファイバーなど。
このように「廃棄しない」「再活用する」という意識をもつことが、次世代につながる持続可能な家づくりの第一歩です。
まとめ|安全で快適、そして未来につながる建材選びを
建材は単なる「材料」ではなく、住まう人の健康や快適性、そして地球環境にまで大きな影響を与える存在です。
見た目や価格だけでなく、化学物質の安全性・構造的な強度・断熱性能・環境への配慮という4つの視点から総合的に判断することが重要です。
この記事のまとめポイント
●化学物質の放散が少ない建材(F☆☆☆☆や低VOC)を選ぶことで、シックハウス対策になる
●強度(引張・圧縮・曲げ)を用途ごとに見極めて、安全性の高い建物を実現する
●熱伝導率が低い断熱材は、快適さと省エネを両立できる
●再生可能・自然素材やリユース材の活用で、持続可能な社会に貢献できる
●健康・快適・環境のバランスを考えた建材選びが、未来のスタンダードになる