しろくまコラム SHIROKUMA COLUMN
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コラム
外壁塗装がパリパリ剥がる原因は?洗浄・塗布量・乾燥時間・攪拌・気温条件・天候に問題はなかったのか?
塗装間隔を守りましょう
塗装の間隔を守ることが不具合の発生を低くする一つの要因になります。
塗料のカタログには必ず乾燥時間・間隔について書いたあります。
下塗りをしてから○時間というような感じですが、ほとんどの塗装会社はしっかりと守っていることでしょう。
悪徳業者なんかは経費の削減と利益を出すために塗装間隔を守らずに塗るといったこともあるみたいなのですが…
もし、塗装間隔が不十分なまま塗り重ねを行った場合、仕上がりや性能に影響が出る可能性が考えられます。
もちろん使用する塗料によって変わってきますが1日1工程づつ塗装をしてしっかりとした乾燥時間を確保することが重要になります。
塗装間隔が適切でないために起こりる不具合
塗装間隔を守らないことで起こる欠陥
☑ 塗膜のちぢみ
☑ ひび割れ
☑ 艶の不良
☑ もどり、などがあげられます。
塗料は塗装間隔や塗布量をはじめとして、塗料の特性に応じ正確に塗装されることで、メーカの示す性能が発揮されます。
塗料を塗ってから次の塗装に必要な乾燥時間はインターバルやオープンタイムとも言われカタログなどに守るべき塗装間隔が示されています。
実際には守らなければならない塗装間隔・手順ですが、業者によってはトラブルが起きているようです。
すぐに欠陥として現れる場合には、検査時の指摘により塗り直しなどの対応を取ってもらえるはずですが、時間が経ってからの欠陥は気づきにくく、後からうやむやにされてしまうケースもあります。
実際に、連絡が取れなくなってしまう業者や意図的に手抜きをする業者もいるようなので、安さだけで業者を選ばず、しっかりと保証をだしてくれる業者や信頼できる業者に依頼しましょう。
時間が経過してから塗装間隔を守らないことで起こりうる欠陥
☑ 半年~1年くらいで塗膜が剥がれ始めた
☑ 耐用年数が12年以上と言われたのに、2年位でみすぼらしくなってしまった。
☑ 塗膜に傷がつきやすくメーカが公表する性能がでていない、などがあげられます。
塗料の乾燥するためには、気温や湿度の影響を受けます。
気温が高く湿度が低い条件下では乾燥時間が短く、気温が低く湿度が高い条件下では乾燥に時間が掛かります。
工期や時間が無いことを理由に生乾きの状態で次工程に入ることもあり得る話です。
これらのことを踏まえ、業者がしっかりと対応しているかを見極めましょう。
塗装間隔が分かる標準塗装仕様書
どのように塗装間隔や乾燥時間を理解すれば良いとの疑問を持たれる方もいるのではないでしょうか?
カタログやメーカの仕様書に、塗るための条件が書かれていますので次の工程に入る時は、どのような条件が必要なのか確認することが塗り替えの成功につながるのではないでしょうか。
ニッペ パーフェクトトップ
標準塗装仕様 塗り替え
工程 | 塗料名 | 塗り回数 | 使用料 (㎏/㎡/回) | 塗り重ね 乾燥時間(23℃) | 希釈剤 | 希釈率 (%) | 塗装方法 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
下地改修工事 | 下地改修工事が必要な場合は、下地調査結果に基づいて、塗装工事前に実施する。 | ||||||
下地調整 | 活膜を残し、膨れたり、浮いている劣化塗膜は、周辺部分を含めて入念に除去する。 ごみ、砂じん、油分などの付着物をワイヤブラシ、皮すき、サンドペーパー、ウエスなどで除去し、乾燥した清浄な面とする。 | ||||||
●モルタル面、コンクリート面の塗り替えなど | |||||||
下塗り | ニッペパーフェクトフィラー | 1 | 0.20~0.45 | 4時間以上 | 水道水 | 3~8 | ウールローラー |
0.50~0.90 | 1~5 | 砂骨ローラー | |||||
2~5 | タイルガン | ||||||
上塗り | ニッペパーフェクトトップ | 2 | 0.11~0.17 | 3時間以上 | 3~5 | はけ/ウールローラー エアスプレー | |
ニッペパーフェクトトップローズ | |||||||
●窯業系サンディングボード、ALCパネル面の塗り替えなど | |||||||
下塗り | ニッペパーフェクトサーフ | 1 | 0.20~0.40 | 3時間以上 | 水道水 | 2~5 | はけ/ウールローラー |
上塗り | ニッペパーフェクトトップ | 2 | 0.11~0.17 | 3時間以上 | 3~5 | はけ/ウールローラー エアレススプレー | |
ニッペパーフェクトトップローズ | |||||||
●高意匠サンディングボードの塗り替え | |||||||
下地調整 | 活膜を残し劣化塗膜は入念に除去する。ほこり、汚れを除去、清掃する。 | ||||||
下塗り | ニッペファインパーフェクトシーラー | 1 | 0.05~0.08 | 4時間以上7日以内 | ― | ― | はけ/ウールローラー エアレススプレー |
上塗り | ニッペパーフェクトトップ | 2 | 0.11~0.17 | 3時間以上 | 水道水 | 3~5 | はけ/ウールローラー エアレススプレー |
●付帯金属面、金属パネル外壁、FRPの塗り替えなど | |||||||
下地調整 | 膨れたり、割れたり、浮いている劣化塗膜は、周辺部分を含めて入念に除去する。 さびは電動工具やサンドペーパー研磨布などを用いて除去し、清掃する。 | ||||||
下塗り | ニッペパーフェクトプライマー | 1 | 0.14~0.16 | 4時間以上7日以内 | 塗料用シンナーA | 0~5 | はけ/ローラー |
0.16~0.18 | 0~5 | エアレススプレー | |||||
上塗り | ニッペパーフェクトトップ | 2 | 0.11~0.17 | 3時間以上 | 水道水 | 3~5 | はけ/ウールローラー エアレススプレー |
ニッペパーフェクトトップローズ |
※ニッペパーフェクトフィラーをローラー施工する際に、高温時や風が強い場合などの乾燥が速まるような条件下では、希釈率を上限値の範囲内で調整することをご推奨致します。
(作業性や仕上げの向上をさらに図ることができます)
※上記の各数量は、標準的な数値です。被塗物の形状・素地の状態・気象条件・希釈率および測定機器・測定方法により増減します。
※上記の使用料は、記載の塗装方法で標準的に使用する量を記載しています。必要に応じ、所定の使用量・膜厚になるように使用量・塗り回数を調整してください。
※旧塗膜は、健全な状態であることを想定しています。
※塗料の塗り重ねは所定の塗り重ね乾燥時間をまもってください。(縮み、割れ、乾燥不良、付着不良などが起こります。)
※塗り重ね乾燥時間は、上塗りを塗布する時間となります。
※カタログに記載されている内容は一般的な環境下での施工を想定して記載されております。
特別な環境が想定される施工現場・部位に塗装される場合は、事前に当社営業までご相談いただきますようお願いします。
※一般鉄部には上記さび止め塗料以外に、ハイポン20デクロ、ニッペ1液ハイポンファインデクロ、速乾シアナミドヘルゴン下塗、速乾PZヘルゴンエコ、ハイポンファインプライマーⅡも使用できます。
※さびが発生しやすい溶接部などの現場溶接部については、入念な下地調整後、下塗り塗料(さび止め塗料)で部分補修塗りをしてから下塗りしてください。