しろくまコラム SHIROKUMA COLUMN
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コラム
2016/09/19
建物の汚れる要因
汚れが発生するメカニズム
ほとんどの建物において汚れというものは建物が建っている以上付きまとう永遠のテーマになりますがその中で、汚れの発生する原因は多岐にわたると思います。
その汚れが発生するメカニズムをまとめてみました。
建物の汚れ発生のメカニズムとは、ある材料に汚れとなる物質または科学変化などを起こさせる物質が接触することにより、付着・析出・侵食・褪色・腐食が起こり、汚れと認識されます
付着・析出は材料表面に物質が堆積することであり、侵食・褪色・腐食は材料自体が変質することです、尚・後者を「劣化」といいます。
汚れが発生する要因
接触・物理的(塵埃)重力沈降・衝突付着・熱的付着・静電付着
/生物的(植物)藻類の発生・カビの発生
/科学的(水・熱・光)結露・輻射熱・太陽光・化学物質発生・付着(風)塵埃が慣性衝突・静電引力などにより付着→庇の下部などに洗い流されない塵埃が残留(雨水)平坦部に沈降した塵埃が降水雨により壁面に付着→藻類の増殖及び乾燥による死滅→真菌類の増殖(藻を栄養分とする)
/析出(雨水)雨の浸透・流出・伝搬→濡れ色・エフロエッセンス・錆などの発生
/侵食(風・雨水)風化・侵食・損傷・剥落(コンクリート打ちっぱなし)→塵埃が溜まり、藻類・真菌類の発生
/褪色(紫外線など)変色・褪色・中性化(材料の形状に変化なし)
/腐食(酸性ガスなど)水滴の発生・塵埃の付着→シリカの析出・空気中の酸による下地の腐食
汚れが発生するメカニズムは多岐にわたります
このように発生するメカニズムにしても多岐にわたることから、それぞれの場所・建物によって柔軟な対策を取らなければならず、放置することに更に被害が拡大する恐れも考えられますので、定期的な点検及び早めの修繕を行うことがその建物の価値の下落を防ぐ事にもつながっていくことになります。