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コラム

SHIROKUMA COLUMN

2016/05/28
アスファルト舗装|種類・構造・施工方法・メリット・デメリットについて

私たちが日常的に目にする道路や駐車場、そのほとんどに使われているのが「アスファルト舗装」です。
しかし、見慣れてはいても、実際にどのような素材でできていて、どんな種類や工法があるのかを詳しく知っている人は多くありません。

この記事では、アスファルト舗装の基礎知識から、種類・施工構造・メリット・デメリット・用途ごとの使い分けまでを、建設業者だけでなく一般の方にもわかりやすく解説します。

アスファルト舗装とは?

日本でアスファルトが使われ始めた

アスファルト舗装とは、石油精製の過程で得られるアスファルトやタールを主原料とし、骨材(砂利や砂)と混ぜて加熱・転圧することで形成される舗装です。

主な用途は以下のとおり:

  • 一般道路・高速道路

  • 駐車場・私道

  • 工場敷地内の通路

  • 公園・園路

  • 空港滑走路・誘導路

コンクリート舗装との違い

項目アスファルト舗装コンクリート舗装
主成分アスファルト+骨材セメント+水+骨材
硬化方法冷えて固まる水と化学反応して硬化
施工期間短い(即日通行可能な場合も)長い(硬化に数日〜1週間)
弾性柔らかく追従性あり硬くて割れやすい(が耐久性は高い)
コスト比較的安価高価(重交通には向く)

アスファルト舗装の主な特徴

アスファルト舗装はその構造や施工性の高さから、さまざまな場所で活用されています。以下のような特徴があります。

施工が簡単で短期間で完了

アスファルト合材は、加熱して柔らかくした状態で敷設・転圧されます。
冷めるとすぐに固まり、最短で施工当日から車両通行が可能なほどスピーディーです。

表面だけの補修も可能でメンテナンス性が高い

舗装が傷んでも、表層のみを再舗装(オーバーレイ)することで簡易に補修できます。
部分補修にも適しており、維持管理費を抑えたい現場に最適です。

種類が豊富で、用途に応じて選べる

アスファルト舗装は交通量・気候・用途に応じて細かく使い分けが可能。
重交通に強いタイプから、施工が容易で安価なものまで多彩なバリエーションがあります。

アスファルト舗装の種類と用途別の分類

アスファルト舗装は、使用する場所によって「重交通・中交通・軽交通」に大きく分けられます。

重交通用アスファルト舗装

  • 使用例:高速道路・空港滑走路・誘導路・大型トラックが通る物流道路

  • 特徴:耐久性・耐摩耗性に優れ、走行性重視。高品質な合材と厚い層構造が必要

  • コスト:高め(高規格仕様)

中交通用アスファルト舗装

  • 使用例:一般道、工場構内、都市部の生活道路

  • 特徴:ある程度の耐久性と施工のしやすさを両立。日常的な車の往来にも対応

軽交通用アスファルト舗装

  • 使用例:歩道、駐車場、公園内の園路、住宅の私道など

  • 特徴:軽量車両や歩行者メインの場所に適し、コストが抑えられるのが利点

  • 工期・費用が少なく済むため、小規模現場向け

アスファルト舗装の構造|どのようにできているのか?

日本でアスファルトが使われ始めた3

アスファルト舗装は、いくつかの層で構成されており、上から順に「表層」「基層」「路盤」「路床」という構成になります。

表層(トップコート)

  • 最も上の仕上げ層で、車両の荷重や摩耗に直接さらされる部分

  • 細かい骨材で仕上げ、美観や滑りにくさも考慮される

基層(中間層)

  • 表層を支える層で、耐久性と強度のバランスを担う

  • 重交通の場合は複数層で構築することもある

路盤

  • 基層の下にある砕石などを敷き詰めた層で、荷重を分散する役割

  • 上層路盤(クラッシャラン)・下層路盤(粒調砕石)に分かれる

路床(最下層)

  • 自然地盤を整地・転圧した層。全ての荷重を最終的に支える最も重要な基礎

  • 脆弱な地盤では沈下やわだち掘れの原因になるため、十分な締固めが必要

アスファルト舗装の施工手順|基本的な流れ

一般的なアスファルト舗装の流れは以下のようになります。

【STEP1】測量・地盤調査

  • 地形や勾配を確認し、水はけ・沈下リスクをチェック

【STEP2】路床の整備

  • 現地の土を転圧して沈下しにくい路床を形成

【STEP3】路盤工事

  • 上層・下層に砕石を敷き詰め、振動ローラーでしっかりと締固め

【STEP4】アスファルト合材の敷設(基層 → 表層)

  • 加熱したアスファルト合材を敷き、アスファルトフィニッシャーとローラーで均一に仕上げる

  • 合材は150~160℃前後で搬入・敷設し、冷める前に仕上げる必要あり

【STEP5】転圧・養生

  • 転圧後は数時間で冷え固まり、当日中に通行できる場合も

  • 最終的な表面検査と必要に応じたライン引き(駐車場など)

アスファルト舗装のデメリットと注意点

アスファルト舗装は便利で経済的な反面、いくつかの欠点もあります。

コンクリート舗装より耐久性が低い

  • 重荷重・高温に弱く、変形やわだち掘れ(轍)が起こりやすい

  • 耐用年数は10〜15年程度(メンテナンス次第)

紫外線・熱で劣化しやすい

  • 夏場の照り返しや紫外線により、表層が柔らかくなり破損しやすい

  • 劣化が進むとひび割れや剥離が発生する

再舗装時に処分費用がかかる

  • 撤去したアスファルト合材はリサイクル可能だが、処分・再利用にも費用が発生

メンテナンスと補修方法

ひび割れ(クラック)の補修

  • シール材を充填する簡易補修で対応可能

  • 定期的な目視点検が重要

オーバーレイ(表層再舗装)

  • 表面のみを削って新しいアスファルトで再舗装

  • 安価でスピーディーに対応できるのがメリット

パッチング(部分補修)

  • 局部的な陥没や穴をカットして埋め戻し

  • 工場敷地や駐車場の補修でよく行われる

アスファルト舗装はこんな場所におすすめ

  • 駐車場を短期間・低コストで整備したい

  • 一般道路や私道で日常的な車の通行に対応したい

  • 小規模でも重機が入る場所での整地を考えている

  • 工場構内や園路など、柔軟な形状対応が求められる現場に最適

まとめ

日本でアスファルトが使われ始めた2

アスファルト舗装は、施工性・コスト・補修のしやすさといった点で非常に優れた舗装工法です。
ただし、使用する場所や交通量に応じて、適切な構造設計や素材選び、定期的なメンテナンスが不可欠です。

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番外編|日本でアスファルト舗装はいつ始まった?

道路が舗装されているようになったのは、東京に初めて自動車が登場した明治36年頃とされており、
それまでは敷石等で舗装されているに過ぎなかったといいます。
また大正時代に入ってから、アスファルト舗装による道路作りが本格的に始まったと言います。

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