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SHIROKUMA COLUMN

2016/05/27
コロニアル屋根の塗装ガイド|塗料の選び方・耐用年数・施工手順について

外観の美しさを保ちつつ、住宅の屋根を長持ちさせるために欠かせない「屋根塗装」。
中でも現在、多くの戸建て住宅に使用されているのが「コロニアル屋根」です。
しかし、「そもそもコロニアル屋根って何?」「どんな塗料が適しているの?」といった疑問を持つ方も多いのではないでしょうか?
この記事では、コロニアル屋根の基本構造から、塗料の種類、塗装手順、そして耐用年数まで、屋根塗装のすべてを初心者にもわかりやすく丁寧に解説していきます。

そもそも「コロニアル屋根」とは?

 

「コロニアル」は、セメントと繊維状の原料を混ぜて作られたスレート屋根材の一種で、軽量・安価・施工性の高さから日本の住宅に広く使用されています。

「コロニアル」「カラーベスト」「スレート瓦」の違い

名称概要
スレート瓦セメントや粘土を主原料とした薄型の板状瓦。昔はアスベスト(石綿)を含むものが主流でした。
カラーベストアスベスト使用禁止後に誕生した、ノンアスベストのスレート瓦製品群の商標。
コロニアルカラーベストの中でも特に流通量の多い商品名。製造元のケイミューが販売しています。

結論として、「スレート瓦」「カラーベスト」「コロニアル」は素材・構造に大きな違いはなく、呼び名の違いと理解してOKです。

コロニアル屋根の寿命は?塗装メンテナンスの重要性

コロニアル屋根の製品自体の寿命は、以下のとおりです。

屋根のグレード一般的な寿命
通常製品20〜30年程度
高耐久製品約35年

しかし、定期的な塗装メンテナンスが行われているかどうかで、この寿命には大きな差が出ます。

メンテナンスしていない場合

コロニアル屋根はセメント系の材料でできており、表面の塗膜が風雨や紫外線にさらされることで徐々に劣化していきます。
もし塗装メンテナンスをせずに放置すると、10〜15年程度で屋根材自体の割れや欠けが発生しやすくなります。
さらに、割れた箇所から雨水が侵入すると、野地板や下地構造の腐食が進行。
雨漏り被害が発生し、大規模な葺き替えや補修が必要になるリスクが高まります。

適切に塗装をしている場合

方、定期的に塗装メンテナンスを行うことで、屋根材の防水・耐候性能を維持できます。
表面の塗膜が紫外線や雨風をしっかりと弾くため、コロニアル材自体の劣化スピードが大幅に抑制されるのです。
このような適切なメンテナンスを継続している屋根では、30年以上の寿命を十分に期待できるケースが珍しくありません。
結果的に、トータルコストを抑えつつ、建物の価値や快適性を守ることができます。

コロニアル屋根におすすめの塗料はどれ?

屋根塗装に使用される塗料は種類が多く、それぞれ特徴や耐用年数が異なります。
以下に代表的な塗料をまとめました。

◎ シリコン塗料(耐用年数:約10年)

シリコン塗料は、耐候性と価格のバランスが良い、いわば“万能型”の屋根塗料です。
初めての塗装や、できるだけ無理なくメンテナンスを続けたい方に人気があります。
耐用年数は約10年程度で、定期的に塗り替えが必要なものの、コストを抑えつつ美観を保ちやすいのが魅力。
塗装に慣れていない施主様でも選びやすく、屋根リフォームの第一歩として非常におすすめです。

◎ フッ素塗料(耐用年数:約15年)

フッ素塗料は、非常に高い耐候性・耐久性を持つハイグレード塗料です。
紫外線や酸性雨、塩害などに強いため、特に過酷な環境下で真価を発揮します。
耐用年数は約15年と、シリコンよりも5年以上長く持ち、塗替えの手間を減らしたい方に最適。
初期投資はやや高めですが、長期的なメンテナンスコストを考えると十分に見合う性能です。

◎ 無機塗料(耐用年数:約20年)

無機塗料は、鉱物やセラミックなどの無機成分を配合することで、圧倒的な耐候性と不燃性を備えています。
価格は高いものの、耐用年数は20年を超えるケースも多く、長期的なコストパフォーマンスは抜群です。
一度施工すれば、数十年単位でメンテナンスの手間が軽減されるため、将来的なリフォーム頻度を抑えたい方に特におすすめ。
美観の持続力にも優れ、高級感ある住まいを長く保ちたい方に向いています。

◎ 遮熱・断熱塗料

遮熱・断熱塗料は、屋根表面温度の上昇を抑えることで、室内の温度管理をサポートします。
太陽光の赤外線を反射する遮熱機能や、熱伝導を抑える断熱性能を持つ製品があり、特に夏場の冷房費削減に効果的です。
耐用年数は製品によって異なりますが、「快適な室温を維持したい」「省エネ住宅を目指したい」という方に最適です。
フッ素や無機塗料と組み合わせると、耐久性と快適性を両立できるのも魅力です。

施工前に知っておきたい!コロニアル屋根の塗装手順

塗装はただ色を塗るだけではありません。以下のように、しっかりとした工程を踏むことが、屋根の寿命を大きく左右します。

ステップ1:高圧洗浄

・屋根表面の苔、汚れ、旧塗膜を除去。
密着力を高め、塗膜の剥がれを防ぐために重要な工程です。

ステップ2:下塗り(シーラー)

・素地と塗料の密着をよくする下地処理。
シーラーの選定が間違っていると、上塗りが剥がれる可能性も。

ステップ3:中塗り

・本来の塗膜性能を発揮するための重要な塗装工程。
塗料の色味・厚みを均一に整えます。

ステップ4:タスペーサーの設置

・コロニアル屋根の隙間にタスペーサーという部材を挿入。
雨水の逃げ道を確保し、「毛細管現象」や「雨漏り」を防ぎます。

ステップ5:上塗り

・最終仕上げとして、美観と耐候性を高めます。
紫外線や風雨に強い塗膜を形成し、屋根を保護します。

コロニアル屋根に「ニッペ パーフェクトトップ」は最適?

日本ペイントの「パーフェクトトップ」は、コロニアル屋根にも使用できる高性能ラジカル制御型塗料です。

特徴

・高耐候性:紫外線に強く、色あせやチョーキングが起きにくい。
・光沢保持性:ツヤが長持ちし、仕上がりが美しい。
・低汚染性:雨水で汚れが流れ落ちるセルフクリーニング効果あり。

使用方法(屋根用の場合)

・下塗りに「ファイン浸透シーラー」などの専用シーラーを使用
・中塗り・上塗りにパーフェクトトップ(2回塗り)

屋根専用の「ファインパーフェクトベスト」という上位製品もあるため、より高い耐久性を求める方にはこちらもおすすめです。

よくある質問(FAQ)

Q1. コロニアル屋根に塗装は絶対必要ですか?
A. 必須です。塗装をしないと紫外線や雨水にさらされ続け、屋根材が劣化しやすくなります。

Q2. DIYで塗るのは可能?
A. 可能ですが、高所作業の危険性や塗装技術が必要なため、基本的にはプロに依頼することをおすすめします。

Q3. 塗料の選び方で迷ったら?
A. 迷ったら、コスト重視ならシリコン、高耐久性重視ならフッ素や無機塗料、夏の暑さが気になるなら遮熱塗料を検討しましょう。

まとめ|コロニアル屋根の塗装は10年に1回が目安!

コロニアル屋根は、見た目の美しさと軽さを兼ね備えた優れた屋根材です。
しかし、塗装メンテナンスを怠ると、雨漏りや屋根材の劣化が進み、結果として高額なリフォーム費用がかかることも。
塗料は目的に合わせて選び、正しい施工手順を守ることが長持ちの秘訣です。10年に1回の塗り替えを目安に、適切なメンテナンスを行いましょう。

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