しろくまコラム SHIROKUMA COLUMN
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コラム
鉄部の塗装を自分でやりたい|DIYに必要な工具と施工手順について

どこにでもある身近な鉄部
家の外回りを見渡してみると、そこには、ポストや雨樋(あまどい)、水切り板金、破風(はふ)、鼻隠(はなかくし)、換気扇の外部フード、そして手すりなどがあります。
これらの鉄部が、年月とともに少しずつ傷み、色あせ、サビていくのを感じたことはありませんか?
「このまま放置したら、サビが広がってしまう!」
「でも業者に頼むと高いし、自分でやれないかな?」
そんなDIY魂がうずいたあなた!
鉄部塗装は意外と自分でできるんです。
鉄部塗装を自分でやるには?
とはいえ、適当にペンキを塗ればいいというわけではありません。
鉄は空気や水に触れると、サビが発生し、放置すればどんどん劣化していきます。
適切な手順を踏まなければ、せっかく塗ってもすぐに剥がれてしまったり、塗ったそばからサビが浮いてきたりすることも。
そこで今回は、DIYでもプロ並みに仕上げるための「鉄部塗装の方法」をお伝えします!
道具の準備から塗装まで、鉄部塗装に挑戦してみましょう。
用意する道具
鉄部塗装を成功させるには、適切な道具が必要不可欠!
ただペンキと刷毛(はけ)だけ用意すればいいというわけではありません。
ここでは、プロのような仕上がりを目指すための「鉄板アイテム」をご紹介!
皮スキ&ワイヤーブラシ
鉄部塗装の下準備として欠かせないのが、古い塗膜やサビを取り除く工程です。
皮スキは、浮いた塗膜やサビを「ペリッ」とめくるように剥がすことができるヘラ状の道具。
特にドア枠や門扉などでは、塗膜がバリバリに浮いている部分に使うと一気にキレイになります。
ワイヤーブラシは、細かなサビや入り組んだ箇所の清掃に活躍。
ゴシゴシこするだけで金属表面の凹凸からサビが取れるので、密着性の高い塗装が可能になります。
マジクロン(研磨パッド)
手にフィットしやすく、力加減を調整しながらサビや汚れをこすり落とせる便利なパッド。
ペーパーやすりと違って破れにくく、下地調整に向いています。
平面だけでなく、カーブした手すりや丸パイプにも使いやすいので、DIYにはとてもおすすめ。
塗装前の「足つけ(ざらつき処理)」としても使えるため、塗料の食いつきを良くする下準備にもなります。
マスキングテープ&マスカー
塗りたくない部分に塗料がはみ出すと仕上がりが台無し。
窓枠・外壁との境目、ネジ穴、ガラスなどをしっかり養生しましょう。
マスキングテープは細かいライン取りに、マスカーは広範囲の保護に使います。
マスカーはビニールとテープが一体になっていて、「貼って広げるだけ」で養生完了。
作業効率を上げつつ、塗装の美しさもキープできます。
ローラー&刷毛
塗り面の広さや形状によって使い分けるのが基本です。
広い鉄扉やフェンスにはローラーを使えば作業が早く、ムラも出にくいです。
一方で、細かい隙間や角は刷毛で丁寧に塗るのが大切。
仕上がりの質を左右するので、毛が抜けにくくコシのある刷毛を選ぶのがポイントです。
さび止め塗料と上塗り塗料
鉄部塗装では下塗り(さび止め)と上塗り(仕上げ)の2段階が必須です。
さび止め塗料を省略すると、数ヶ月で再びサビが浮いてくることも。
ホームセンターにはDIY向けにセットで売っている製品もあるので、屋外ならシリコン系の上塗りが耐久性がよい。
見た目の美しさと長持ちを両立できます。
軍手やゴーグルやマスク
鉄部のDIY塗装は、塗料の飛散や鉄粉が目や喉に入るリスクがあります。
サビ取りや塗装時に粉が飛び散ることがあるので、ゴーグルで目を、マスクで喉や鼻を守りましょう。
また、手が塗料でベタベタになるのを防ぐためにも、ゴム張りの作業用手袋や軍手は必須。
安全第一で、安心して作業を進めましょう。
電動工具のサンダーには注意
サビや古い塗膜を落とすために、電動サンダー(研磨機)を使うと作業が楽になります。
ただし、勢いよく削るあまり、「こんなに削れるの!?」と驚くことも。
力を入れすぎると鉄そのものまで削ってしまい、逆に仕上がりが悪くなってしまうことがあります。
特に、角や細かい部分は要注意!
電動サンダーの回転力で思わぬところまで削れてしまい、ボコボコになったり、逆に凹みができたり。
手作業で慎重に進めるのが鉄則です。
また、サンダーを使うとものすごい粉塵が舞います。
マスクなしで作業すると、サビや塗料の粉を吸い込んでしまうと大変です。
作業する際は、必ずマスクとゴーグルを装着しましょう。
旧塗膜の処理はどうする?
旧塗膜の処理には「ケレン」という作業があり、4つのレベルに分かれています。
鉄部塗装の成功のカギは、この、旧塗膜の処理にかかっています。
ここを適当にやると、どれだけ丁寧に塗っても長持ちしません。
見た目だけではなく、塗膜の持ちに直結する工程なので、労力を惜しまないことが最大のコツです。
たとえ小さなサビでも放置すると内部で進行し、塗膜が剥がれる原因に。
手間をかけるほど塗装の仕上がりと耐久性が格段に良くなるので、ぜひ丁寧に取り組んでみてください!
1種ケレン(ブラスト処理)
プロの業者が工場や橋梁などで使う、最高レベルの下地処理です。
サンドブラストやショットブラストといった専用の装置で、鉄の表面を「素地(むき出し)」まで研磨します。
古い塗膜だけでなく、サビも油分も完全に除去されるので、新品のような状態に復活します。
ただし、機材も技術も必要なので、DIYではほぼ不可能。
あくまで大規模な現場向けの手法です。
2種ケレン(全面研磨)
DIYで本気モードなら、この2種ケレンに挑戦してみる価値ありです。
電動ディスクサンダーやワイヤーブラシを使って、塗膜全体を徹底的に研磨・除去します。
特にサビが広範囲に出ている鉄扉やフェンスなどでは有効で、サビごと表面を削り落とすことで、塗料の密着性が大きく向上。
仕上がりも美しくなります。
手間と時間はかかるものの、その分「塗膜の持ち」がまるで違います。
3種ケレン(部分研磨)
もっともDIY向きなのがこの3種ケレンです。
全体ではなく、サビや浮き塗膜が出ている部分だけを集中的に削る方法。
ワイヤーブラシ、皮スキ、研磨パッド(マジクロン)などを使い分けて、傷んだ箇所を確実に処理しましょう。
手すりのサビ、玄関ドアの下部など、劣化が出やすいポイントだけを丁寧に処理するだけでも、塗料の食いつきが全然違ってきます。
4種ケレン(軽く削る)
鉄面の塗膜が比較的健全な場合は、サンドペーパーなどで軽く表面をならす程度でOK。
塗料の密着性を高めるための「足つけ(あしつけ)」という工程で、表面にうっすらと傷をつけることで新しい塗料がしっかりと絡みつきます。
この段階での処理をサボると、せっかく塗った塗料が浮いたり剥がれたりする可能性があるので、手抜きは厳禁です。
鉄部塗装のやり方
鉄部塗装は、見た目の美しさだけでなく、サビや腐食を防ぐためにも欠かせない大切な作業です。
DIYでも十分に挑戦できますが、正しい手順と丁寧な作業が成功のカギを握ります。
以下に、プロも実践する基本的なやり方を、具体的にご紹介します。
それでは、いよいよ塗装開始!以下の手順で進めていきましょう。
旧塗膜処理
前述しましたが、まず最初にやるべきは、既存のサビや古い塗膜をしっかり落とす下地処理です。
ここを怠ると、新しい塗料が密着せず、すぐに剥がれてしまいます。
皮スキ(ヘラ)、ワイヤーブラシ、マジクロン(研磨パッド)などを使って、浮いた塗膜やサビを削り取っていきます。
鉄の素地が見えるまでしっかり磨くのが理想ですが、DIYなら3種ケレン(部分除去)が現実的。作業中は軍手・ゴーグルも忘れずに!
養生(ようじょう)
次に、塗料が付着してほしくない部分を保護する作業です。
窓枠、外壁、床面など、塗る対象以外の場所を、マスキングテープやマスカーでしっかりカバーします。
養生をいい加減にすると、塗料の飛び散りやハミ出しで後悔することに。
特に風のある日は、周囲の汚れ対策をしっかりと!
この段階で仕上がりの美しさが大きく左右されます。
下塗り(さび止め塗装)
養生が終わったら、いよいよ下塗りのさび止め塗料の塗布です。
サビ止めは鉄部塗装において最も重要な工程のひとつで、これを省略したり薄く塗ったりすると、数ヶ月で再びサビが浮き出てきます。
塗料は、対象の素材や使用環境に適したもの(油性・水性・エポキシ系など)を選びましょう。
ローラーか刷毛を使い、均一に薄く、でもムラなく塗り込むのがポイントです。
上塗り2回
下塗りが完全に乾いたら、仕上げの上塗り作業に入ります。
基本は2回塗り。
1回目は薄く下地をなじませるように、2回目は仕上げ用として塗膜を厚めに均一に重ねていきます。
ここで焦って一度に塗りすぎると、垂れたりムラになったりします。
乾燥時間は塗料の種類によって異なるので、説明書をよく読んで時間を守ることが美しい仕上がりの秘訣です。
完成!
塗装が完全に乾いたら、養生を丁寧に剥がして最終チェック。
塗り残しがないか、ムラや垂れが出ていないかを確認しましょう。
ピカピカに仕上がった鉄部は、まさに「自分の手で仕上げた」満足感そのもの。
耐久性もバッチリで、見た目も生まれ変わったように美しくなります。
数年は安心して使える鉄部に仕上がるはずです!
まとめ
鉄部塗装は、適切な準備と手順を守ればDIYでも可能!
しっかりケレンして、サビ止めを塗って、丁寧に仕上げれば、見違えるようにキレイになります。
ちょっとした職人の気分を味わいながら、自分の手で家の鉄部をよみがえらせましょう!
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