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SHIROKUMA COLUMN

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2026/06/17
長野市の築40年瓦屋根、雨漏りのサインを見逃していませんか?原因と正しい補修の選び方

長野市には、昔ながらの日本瓦を使用した住宅も多く残っています。
重厚感があり耐久性にも優れた瓦屋根ですが、築40年を超える頃から、見えない部分の劣化によって雨漏りが発生しやすくなります。

「天井にシミができてきた」
「雪解け時期だけ雨漏りする」

このような症状がある場合は、屋根内部の防水機能が低下している可能性があります。

今回は、長野市の気候的な特性を踏まえながら、築40年の瓦屋根で雨漏りが起きるメカニズムと、建物を守るための現実的な解決策をわかりやすく解説します。

瓦は無事でも雨漏りする理由とは?

多くの方が「瓦が割れていないから屋根は問題ない」と思いがちですが、それは大きな誤解です。瓦そのものは50年以上使用できる非常に耐久性の高い建材ですが、瓦を支える「見えない下地」の寿命はずっと短いのです。

  1. 防水シート(ルーフィング)の寿命切れ

瓦の下には「防水シート」が敷かれており、これが雨水の侵入を防ぐ最後の防衛線です。この防水シートの耐用年数は一般的に20〜30年程度といわれています。
築40年を超える住宅では、シートの劣化や硬化、破れなどが進行しているケースも多く、本来の防水機能が十分に働かなくなっていることがあります。その結果、瓦の隙間から入り込んだ雨水が屋根内部へ浸水しやすくなります。

  1. 漆喰の崩れと土の流出

棟部分に使用される漆喰も、経年によって劣化します。
伝統的な瓦屋根では、棟(屋根の頂点部)を固定するために漆喰や土が使われています。長野市は夏と冬の気温差が非常に大きい内陸性気候であり、長年の冬場の凍結・融解の繰り返しによって、漆喰が割れたり剥がれたりするケースもあります。
内部の土が流出すると瓦がズレ、そこから雨漏りにつながります。

  1. 長野市で注意したい「すが漏れ」

長野市では、通常の雨漏りだけでなく、「すが漏れ」にも注意が必要です。
すが漏れとは、屋根の雪が溶けて流れた水が、軒先の凍結によって行き場を失い、屋根内部へ逆流する現象です。

特に、
・日中に雪が溶ける
・夜間に氷点下まで冷え込む

という長野市の冬環境では発生しやすくなります。
雪止め周辺や軒先は特に負担が大きく、板金や防水層の劣化を進行させる原因になります。

 

雨漏りを放置するとどうなる?:被害が雪だるま式に拡大する理由

最初は「天井にうっすらシミがあるだけ」と感じても、雨漏りは時間とともに建物内部へ被害を広げていきます。たとえば、

・野地板や梁など、屋根内部の木材が腐食する
・湿気によってカビが発生する
・木材が湿り続けることでシロアリを呼び込みやすくなる
・天井材が水分を含み、剥がれやたわみが起こる

といった被害につながる可能性があります。

また、長野市のような寒冷地では、冬場の凍結や雪解けによって劣化が進みやすく、雨漏りの進行が早まるケースもあります。

初期段階であれば部分補修で対応できる場合でも、放置によって大掛かりな工事が必要になることもあるため、早めの点検・確認が重要です。

 

築40年の瓦屋根で検討したい工事

部分補修(コーキングや瓦の差し替えのみ)は、根本的な解決にはなりません。築40年の瓦屋根に対して現実的な選択肢は、以下の2つです。

  1. 葺き直し(ふきなおし)

既存の瓦を一枚ずつ取り外し、劣化した防水シートや野地板を新しくしてから、元の瓦を再利用して葺き直す方法です。
瓦自体がまだ使える場合は、外観を維持しながら性能改善を図れます。

  1. 葺き替え(ふきかえ)

古い瓦をすべて撤去し、新しい屋根材に全面交換する方法です。軽量な屋根材へ変更することも可能です。
長野市では、積雪や地震対策として軽量屋根へ変更する住宅も増えています。
屋根が軽くなることで、建物への負担軽減にもつながります。

 

失敗しない業者選びのポイント

雨漏り修理や瓦屋根の工事は、原因の見極めが難しく、業者によって提案内容や工事品質に差が出やすい分野です。信頼できる業者を選ぶ際は、以下の点を確認してください。

長野市での施工実績と地域への精通:
 長野盆地の気候(寒暖差・積雪・凍害)を熟知し、地域の施工事例を豊富に持つ業者かどうか確認しましょう。

有資格の専門家による診断:
 「かわらぶき技能士」や「建築士」などの資格を持つ技術者が実際に診断を行うかどうかが、技術の客観的な証明になります。

写真付きの詳細な調査報告書と見積書:
 「どこが」「どのような状態で」「なぜ補修が必要か」を写真と文書で丁寧に説明してくれる業者が信頼の証です。

 

まとめ:長野市では「雪」を考えた屋根点検が重要です

長野市の瓦屋根は、一般的な経年劣化だけでなく、雪や凍結の影響も大きく受けます。

特に築40年を超える住宅では、瓦の下にある防水層や漆喰が寿命を迎えているケースも少なくありません。

「まだ雨漏りしていないから大丈夫」と思わず、雪解け後や冬前の点検を行うことで、大きな修繕リスクを減らしやすくなります。

その一歩が、大切な我が家の寿命をさらに10年、20年と延ばすことにつながります。

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