しろくまコラム SHIROKUMA COLUMN
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コラム
外壁のクラック(ひび割れ)を放置すると危険!原因と正しい補修方法を徹底解説
「外壁に細いひびがあるけど、大丈夫かな?」
「塗装の表面が割れてきているけど、放っておいていいの?」
そんな不安を感じていませんか?
外壁のクラック(ひび割れ)は、放置してもすぐに建物が崩れるわけではありません。
しかし、見た目の問題だけで済むケースは少なく、内部への雨水浸入・構造体の劣化・カビやシロアリ被害といった深刻なトラブルへ発展することがあります。
特に長野県のように昼夜の温度差が大きく、冬場は凍結と融解を繰り返す地域では、外壁のひび割れはより進行しやすく注意が必要です。
この記事では、外壁クラックの種類と危険度、放置した際のリスク、そして正しい補修方法をわかりやすく解説します。
目次
外壁クラックとは?放置できない理由
外壁クラックとは、外壁材の表面や内部にできた「ひび割れ」のことです。
原因はさまざまですが、主に経年劣化や温度変化、地震などによって外壁に負担がかかり、素材が伸び縮みして割れてしまう現象です。
クラックができると、そこから雨水や湿気が侵入し、建物内部の構造材をゆっくりと腐食させていきます。
一見小さなヒビでも、放置すると数年後には塗装だけでなく下地や鉄筋にまでダメージが広がり、外壁塗り替えでは対応できない大規模補修が必要になるケースもあります。
クラックの幅による分類と緊急性の目安
外壁クラックは、幅によって緊急度や補修方法が異なります。
ここでは3つのタイプに分けて解説します。
| クラックの種類 | 幅の目安 | 特徴 | 緊急性 |
|---|---|---|---|
| ヘアークラック | 0.3mm未満 | 髪の毛のように細い。塗膜の劣化による表面割れ。 | 経過観察レベル |
| 一般クラック | 0.3〜1mm程度 | 深さがあり、雨水が侵入しやすい。 | 補修が必要 |
| 構造クラック | 1mm以上 | 建物構造に影響。地震や歪みが原因の可能性。 | 早急に業者点検 |
ヘアークラック(幅0.3mm未満)
一見すると髪の毛ほどの細い線で、塗装表面にだけ現れるケースが多いタイプです。
原因は紫外線や雨風による塗膜の劣化で、外壁材そのものには影響していないことがほとんど。
とはいえ、この段階で再塗装を検討するのが理想です。
放置してひびが広がると、雨水が入り込み塗膜の剥がれや膨れを起こし、次第に深刻化していきます。
幅0.3mm〜1mm程度のクラック
ヘアークラックより深く、肉眼ではっきり確認できるレベルです。
すでに塗膜を貫通していることが多く、雨水の侵入による内部腐食やカビのリスクがあります。
外壁の中に水が滞留すると、塗装の寿命を縮めるだけでなく、断熱材や木材が湿気を吸って腐ることもあります。
早めの補修対応が必要な段階です。
幅1mm以上のクラック(構造クラック)
このレベルになると、建物の構造そのものに影響を及ぼしている可能性が高いです。
地震や地盤沈下など、建物が動いた衝撃で外壁が割れることもあります。
特にサイディング外壁では、目地のコーキング部分や釘周辺にひびが発生しやすく、放置すれば外壁パネルが浮いたり、雨漏りの原因となります。
このような場合はDIYでは対応できず、必ず専門業者による診断が必要です。
外壁クラックの主な原因
外壁のひび割れは、単一の要因で起こることは少なく、複数の原因が重なって発生します。
代表的な6つの原因を見ていきましょう。
経年劣化
外壁塗装の耐用年数はおおよそ10〜15年です。
年月とともに塗膜の柔軟性が失われ、温度差や振動による伸縮に耐えられなくなってヒビが入ります。
つまり、クラックは“塗膜の寿命サイン”でもあります。
熱膨張と収縮
昼と夜の寒暖差や四季の気温変化により、外壁材は常に膨張と収縮を繰り返しています。
この動きを長年受け続けると、接合部や角などの弱い部分に力が集中し、ひび割れが起こります。
地震や強風による揺れ
日本は地震の多い国です。
大きな地震だけでなく、小規模な揺れの積み重ねでも外壁に微細な亀裂が入ります。
強風時も同様で、建物がわずかに揺れることで、モルタルなど硬い素材ほどクラックが発生しやすくなります。
建物の歪みや地盤沈下
地盤のゆるみや家の傾きによって、建物全体に負荷がかかり、特定箇所に応力が集中します。
特に基礎周辺や開口部(窓・ドアまわり)は割れやすく、ひび割れが発生すると構造上の危険信号です。
乾燥収縮
モルタル外壁やコンクリート外壁は、水を使って施工するため、乾燥時に収縮が起こります。
この収縮が不均一だと、完成後しばらくして細かなひび割れが現れることがあります。
開口部周辺の応力集中
窓や扉の角など、開口部は外壁材が途切れる部分のため、構造的に弱くなります。
温度変化や揺れが起こると、他の部分よりも応力が集中し、ひび割れが出やすくなります。
クラックを放置するとどうなる?3つの深刻なリスク
外壁のひび割れを放置することには、見た目以上のリスクがあります。
代表的な3つの被害を見てみましょう。
雨漏りや内部腐食のリスク
クラックから侵入した雨水は、塗膜の裏や断熱層に入り込みます。
これにより、外壁の膨れ・剥がれ・内部木材の腐食・カビ発生といったトラブルが起こります。
一度内部が湿気を含むと乾きにくく、結果的に家全体の寿命を縮めることになります。
構造体の劣化
鉄筋コンクリート造の住宅では、クラックから入り込んだ水分が鉄筋を錆びさせます。
鉄が錆びると膨張し、内部からコンクリートを押し割る「爆裂現象」が発生します。
これは外観だけでなく建物の強度を低下させる非常に危険な状態です。
シロアリの侵入経路になる
クラックが基礎や外壁下部にある場合、そこからシロアリが侵入することがあります。
湿気のある空間を好むため、クラックによる水分侵入はシロアリにとって“最高の入口”になってしまうのです。
クラックの補修方法と適した工法
クラックの大きさや深さによって補修方法は異なります。
小さなヒビであればDIYも可能ですが、構造クラックは必ず専門業者に依頼しましょう。
軽微なクラックを自分で補修する方法
0.3mm未満のヘアークラック程度であれば、ホームセンターの補修材で対応可能です。
- ひび割れ箇所を洗浄し、汚れやホコリを除去
- 完全に乾燥させてからプライマーを塗布(密着性を高める)
- コーキング材や樹脂モルタルを充填し、ヘラで平らに仕上げる
ただし、見た目を整えるだけの簡易補修なので、根本的な再発防止にはなりません。
次回の塗装時には業者に点検してもらうのが安心です。
専門業者が行う本格補修工法
| 工法名 | 内容 | 適応クラック |
|---|---|---|
| シール工法 | クラック部分にシーリング材を充填して防水性を確保 | 幅0.3〜1mm程度 |
| Uカット工法 | クラックをU字に削り、奥までシーリング材を充填 | 幅1mm以上 |
| エポキシ樹脂注入工法 | クラック内部に樹脂を圧入して内部から補修 | 構造クラック |
これらの工法は、表面だけでなく内部の補修を目的とした根本的な修繕です。
特にエポキシ注入工法は、建物の強度を回復させる最も効果的な方法とされています。
専門業者に相談すべき判断ポイント
次のようなクラックが見られる場合は、早急に専門家に診断を依頼しましょう。
- 幅が1mm以上ある
- 縦横に複数発生している
- 窓・ドア・基礎など構造部分に近い
- 室内に雨染みやカビの跡がある
これらは表面補修では解決できず、建物全体の歪みや雨漏りに関係している可能性が高いです。
まとめ:外壁のクラックは家の“悲鳴”。早めの点検が家を守る
外壁のクラックは、建物からの小さなSOSサインです。
「まだ大丈夫」と思って放置してしまうと、後になって高額な修繕費がかかることもあります。
ひび割れを見つけたら、まずは専門業者に相談を。
弊社では、外壁診断士が現地調査を行い、塗装・補修・防水工事まで一貫対応しています。
地域の気候や建物構造を熟知した職人が、最適な補修方法をご提案します。
あなたの家を、10年後も美しく安全に保つために。
小さなクラックを見逃さないことが、大切な住まいを守る第一歩です。



















