しろくまコラム SHIROKUMA COLUMN
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コラム
ウッドデッキに雪は大丈夫?積雪によるリスクと正しい対策方法を徹底解説
冬になると、ウッドデッキにしんしんと雪が積もる光景は美しいものです。
しかしその裏で、「この雪、放っておいて大丈夫なの?」「木が腐ったり壊れたりしない?」と不安を抱く方も多いのではないでしょうか。
実は、ウッドデッキにとって雪は大敵です。
放置してしまうと、木材の腐敗、ひび割れ、反り、変形といったダメージが進み、最悪の場合はデッキの崩壊につながることもあります。
本記事では、「雪が積もるとウッドデッキはどうなるのか」「どんな対策をすれば安心なのか」を、具体的な例や素材ごとの特徴も交えて詳しく解説します。
あなたの大切なデッキを守るための実践的な知識を、ぜひ最後までお読みください。
目次
雪がウッドデッキに与えるダメージとリスク
ウッドデッキは屋外に常設されているため、雪や雨、紫外線といった自然の影響を直接受けます。
特に雪は、気温変化と水分が複雑に関係し、見えないところで劣化を進行させる要因となります。
腐敗・劣化の進行
雪が積もって溶けると、木の内部まで水分が染み込みます。
木材はスポンジのように水を吸い込む性質があるため、湿った状態が長く続くと腐朽菌(ふきゅうきん)が繁殖し、木が内部から腐り始めます。
特にデッキの裏側や根太(支え部分)は日光が当たりにくく、乾きにくいため劣化が早まります。
腐食が進むと、見た目はきれいでも内部がスカスカになり、踏むとミシミシと音がするようになります。
放置すると最終的に板が抜け落ちる危険もあります。
ひび割れ・反り・破損
冬の寒暖差によって、雪が凍って膨張し、再び溶けることで木材が収縮と膨張を繰り返します。
この繰り返しにより、木の繊維が裂け、ひび割れや反りが発生します。
表面が割れると、そこからさらに水が侵入し、劣化スピードが倍増します。
特に乾燥が強い信州地域などでは、昼夜の気温差による影響が大きく、対策を怠ると春には板の反りや隙間が目立つケースもあります。
積雪荷重による変形や破損
雪は見た目以上に重く、1㎡あたりに数十キログラムもの荷重がかかることもあります。
特に湿った雪は水分を多く含むため、乾いた雪の2〜3倍の重さになることも。
木製デッキの構造は、通常の歩行や家具の設置には十分耐えますが、厚い積雪が長期間続くと支柱や根太に過剰な負担がかかり、歪み・たわみ・破損を引き起こすことがあります。
凍結による転倒事故
表面の雪が溶けて夜間に再凍結すると、ウッドデッキの上はスケートリンクのように滑りやすくなります。
天然木や人工木に関わらず、摩擦が低下して転倒事故のリスクが高まります。
特に玄関前デッキや通路兼用のウッドデッキでは注意が必要です。
ウッドデッキの雪対策ポイント
雪からウッドデッキを守るには、「雪を積もらせない」「積もってもすぐ処理する」「水分を残さない」の3つが基本です。
それぞれの方法を詳しく見ていきましょう。
屋根を設置して雪を防ぐ
最も効果的な方法は、ウッドデッキの上に屋根(テラス屋根・カーポート型屋根)を設置することです。
屋根があれば雪の直撃を防ぎ、デッキ表面の湿りや凍結を大幅に軽減できます。
また、屋根の材質をポリカーボネートなど透光性のある素材にすれば、採光性を保ちながら雪よけも可能です。
屋根を後付けする場合は、既存デッキの強度を確認し、雪の荷重に耐えられる構造であることを業者に相談しましょう。
こまめな雪かきで負担を軽減
積雪量が20〜30cm程度なら、デッキブラシやプラスチック製スコップで優しく雪を払いましょう。
金属スコップは表面を傷つける恐れがあり、そこから水が浸透して劣化を早めてしまいます。
また、完全に除雪しようと無理に力を入れるのも禁物。
デッキ材が凍っているときに力を加えると、表面が割れたり反ったりすることがあります。
やわらかい雪のうちに軽く除くのが理想です。
雪かき後は、可能ならデッキを乾いたタオルで軽く拭くか、日光で自然乾燥させましょう。
素材選びで雪に強いウッドデッキに
デッキを長持ちさせるには、素材選びも非常に重要です。
天然木と人工木では、雪や湿気への耐性に大きな違いがあります。
| 素材 | 特徴 | 雪への耐久性 | メンテナンス性 |
|---|---|---|---|
| ソフトウッド(杉・ヒノキなど) | 柔らかく加工しやすいが吸水しやすい | 弱い | 定期塗装が必要(年1回) |
| ハードウッド(イペ・ウリンなど) | 密度が高く水を吸いにくい | 強い | 塗装頻度少なめ(3〜5年) |
| 人工木(樹脂+木粉) | 水に強く腐らない。色あせも少ない | 非常に強い | メンテナンスほぼ不要 |
雪が多い地域では、人工木(樹脂木)またはハードウッド系素材をおすすめします。
人工木は吸水性が低く、凍結・腐敗の心配がほぼありません。
一方、天然木でも「イペ」「ウリン」「セランガンバツ」などの高耐久樹種であれば、雪国でも10年以上の耐用年数が期待できます。
絶対に避けたい誤った雪対策
良かれと思ってやってしまいがちな「NG行動」もあります。
間違った方法は逆効果になり、木部の寿命を大きく縮めてしまいます。
ブルーシートで覆う
「雪が入らないようにブルーシートをかけよう」と考える方もいますが、これは逆効果です。
内部に湿気がこもり、カビや腐朽菌が繁殖して木を腐らせる原因になります。
短期間の一時保護であれば問題ありませんが、冬季の長期使用は避けましょう。
水やお湯をかけて溶かす
雪を早く溶かしたいからとお湯をかける行為も厳禁です。
木材が急激な温度変化で膨張・収縮し、ひび割れを引き起こす危険があります。
さらに溶けた水が再び凍結すれば、デッキ表面が氷で覆われて転倒リスクが高まります。
金属スコップで削る
先の尖ったスコップは、塗装を傷つけたり表面を削り取ったりしてしまいます。
木材は一度傷が入ると、そこから水が侵入しやすくなるため、雪かきにはプラスチック製スコップや竹ぼうきを使用しましょう。
滑り止め対策も忘れずに
雪をどれだけ除けても、朝晩の冷え込みでデッキ表面が凍ることがあります。
凍結による転倒事故を防ぐためには、滑り止めマットやゴム製の敷物を部分的に設置するのがおすすめです。
特に出入口付近や階段部分など、人がよく通る場所には重点的に敷いておくと安心です。
天然木の場合、滑り止め塗料や防滑剤を塗布する方法もあります。
ただし施工後は滑り具合を確認し、必要に応じて再塗布しましょう。
まとめ
ウッドデッキは、雪によるダメージを完全に避けることはできません。
しかし、素材選び・屋根設置・こまめな雪かきといった基本を押さえれば、雪国でも長く快適に使うことができます。
- 雪を防ぐには屋根設置が最も効果的
- 雪が積もったらプラスチック製スコップで優しく除雪
- 吸水しにくい人工木・ハードウッドを選ぶ
- ブルーシートやお湯かけは厳禁
私たちの施工現場でも、冬場にメンテナンスのご相談をいただくケースは多くあります。
「雪でデッキが沈んだ」「春になったら木が反っていた」といったトラブルのほとんどは、日頃の対策不足や素材の選定ミスによるものです。
弊社では、長野など雪の多い地域の気候を知り尽くしたプロが、
耐雪性・防水性を考慮したウッドデッキ設計と塗装・補修サービスを行っています。
「雪が多い地域でも長持ちするデッキを作りたい」「冬の管理が楽な素材を知りたい」
そんな方は、ぜひお気軽にご相談ください。
あなたの暮らしを彩るウッドデッキを、雪にも負けない確かな品質で守ります。



















