しろくまコラム SHIROKUMA COLUMN
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コラム
屋根への雪止め後付けは可能?費用・種類・注意点を徹底解説
冬になると、屋根から一気に雪が滑り落ちてヒヤッとした経験はありませんか?
玄関先に落ちた雪でドアが開かなくなったり、隣家や車に雪が落ちてしまったり。
雪国では、こうした「落雪トラブル」が毎年のように起こります。
そんな悩みを解決するのが「雪止め金具」です。
実は、雪止めは後からでも取り付けが可能です。
ただし、屋根の形状や材質によっては工法が異なり、誤った設置をすると雨漏りや屋根材の破損を招くこともあります。
この記事では、屋根への雪止め後付けの可否から、金具の種類、費用相場、注意点まで、専門業者目線でわかりやすく解説します。
目次
屋根への雪止め後付けは可能?条件と基本知識
結論から言えば、ほとんどの屋根に後付けは可能です。
ただし、屋根材の種類(瓦・スレート・金属・アスファルトシングルなど)や勾配、設置位置によって最適な工法が異なります。
新築時に雪止めが付いていなかった場合でも、
・落雪で雨樋が壊れた
・隣家や歩道への落雪トラブルが起きた
・塗装をしたら滑りやすくなった
などのタイミングで後付けを検討する方が増えています。
後付けは「屋根材に金具を差し込む」「ビスで固定する」「レール状に連結する」など複数の工法があり、専門業者による現地調査で最適な方法を選定します。
主な後付け雪止め金具の種類と特徴
屋根の素材や雪の量によって、適した雪止め金具の種類は異なります。ここでは代表的なタイプを紹介します。
| タイプ | 特徴 | 対応屋根材 | 費用目安 | メリット | 注意点 |
|---|---|---|---|---|---|
| 羽根付き・扇型 | 瓦やスレートの隙間に差し込んで固定 | 瓦・スレート屋根 | 1個あたり500〜800円 | デザインが目立たず後付けしやすい | 設置間隔を誤ると効果が低下 |
| アングル型 | 金具をレール状に連結して雪をせき止める | 金属屋根・瓦棒屋根 | ㎡あたり5,000〜8,000円 | 高い雪止め効果 | 足場が必要で施工費が高め |
| 瓦一体型 | 雪止め機能付きの瓦に交換 | 日本瓦・洋瓦 | 1枚あたり1,000円前後 | 強度が高く見た目が自然 | 既存瓦とサイズ調整が必要 |
羽根付き・扇型タイプ:手軽に後付けできる定番タイプ
最も一般的なのが羽根付き・扇型タイプです。瓦やスレートの隙間に差し込み、L字金具で固定します。
シンプルなデザインのため目立ちにくく、住宅の外観を損ねないのが魅力です。
ただし、屋根塗装をした直後など、表面が滑らかになっていると落雪しやすくなるため、塗り替え後に雪止めを追加するケースも少なくありません。
雪国では「塗装+雪止め後付け」をセットで依頼するのが一般的です。
アングルタイプ:積雪量が多い地域におすすめ
アングルタイプは、複数の金具を連結してレール状にするタイプ。
屋根全面で雪を受け止め、落雪をしっかり防止します。
見た目はやや工業的ですが、大雪地域や屋根勾配が急な住宅に最適です。
費用は羽根型より高めで、屋根の形状によっては足場が必要になります。
しかし、落雪でのトラブルや雨樋破損を未然に防ぐことができ、長期的に見れば十分なコストパフォーマンスが期待できます。
瓦一体型:自然な見た目で長持ち
瓦屋根の場合は、瓦一体型の雪止め瓦を使う方法もあります。
既存の瓦を部分的に差し替えるため、屋根全体の美観を損なわず自然な仕上がりになります。
ただし、既存の瓦と寸法や形状が合わない場合は交換が難しいことも。
施工前に必ず瓦の型番やメーカーを確認してもらいましょう。
後付け雪止めの費用相場と内訳
後付け雪止めの費用は、屋根の面積・勾配・金具の種類によって変わります。
おおよその目安は以下の通りです。
| 項目 | 費用目安 | 補足説明 |
|---|---|---|
| 雪止め金具本体・設置費用 | 10万〜30万円(30坪住宅の場合) | 屋根形状・金具数・作業範囲で変動 |
| 足場設置費用 | 20万〜40万円 | 勾配が急な屋根や2階建て以上で必要 |
| 合計目安 | 30万〜60万円程度 | 現地調査後の見積もりで確定 |
足場の有無で大きく費用が変わるため、他の屋根工事と同時施工するのがコツです。
たとえば屋根塗装や雨樋交換のタイミングで一緒に行えば、足場代を1回分で済ませられます。
屋根材ごとの後付け可否と注意点
屋根材によっては、後付けができないケースや制限があります。以下の表で確認してみましょう。
| 屋根材 | 後付け可否 | 注意点 |
|---|---|---|
| スレート(コロニアル) | 可能 | 既存釘部を避けて設置する必要あり |
| 瓦屋根(和瓦・洋瓦) | 可能 | 瓦の隙間・形状に合わせた金具が必要 |
| 金属屋根(立平・瓦棒) | 可能 | ビス固定やクランプ式が選べる |
| アスファルトシングル | 不可 | 表面が石粒で雪が滑りにくいため非推奨 |
特にアスファルトシングル屋根は、雪がもともと滑り落ちにくい構造のため、雪止めを付けても効果が少ないとされています。
また、屋根勾配が急すぎる場合や下地が弱っている場合も後付けが難しいことがあります。
雪止めを後付けするメリットとデメリット
後付けの前に、効果とリスクをしっかり理解しておきましょう。
メリット
・落雪による事故やトラブルを防げる
・雨樋やカーポートの破損を防止できる
・玄関や通路の安全確保
・屋根塗装後の滑りやすさを改善
安全性と生活利便性を高める点で非常に有効です。
特に隣家との距離が近い住宅では、トラブル防止策として設置を推奨します。
デメリット
・雪の重みが屋根に残るため、構造負担が増す
・金具の錆びや固定部の緩みが発生することがある
・設置位置によっては見た目が変わる
これらは定期的な点検とメンテナンスで解消可能です。
錆びにくいステンレス製金具や、耐候性の高いコーティングを選ぶことで長持ちします。
後付け雪止めの施工手順と流れ
実際の施工は、以下のような流れで行われます。
- 現地調査
専門業者が屋根勾配・素材・積雪量・設置位置を確認し、最適な金具を選定します。 - 足場設置
2階建て以上や急勾配屋根では、安全確保のため足場を設置します。 - 金具設置
屋根材に応じて専用金具を固定。雪の重みを分散させるため、間隔や配置を慎重に計算します。 - 仕上げ・清掃
作業後は周囲を清掃し、金具の固定状態を最終確認します。
施工は1〜2日で完了することが多く、天候が安定している時期に行うのが理想です。
後付けを依頼する際のポイントと業者選び
雪止めの後付けは、屋根の状態を見極めた上で施工しなければいけません。
「とりあえず取り付けます」という業者では、雨漏りや屋根の寿命を縮める恐れがあります。
信頼できる業者を選ぶポイントは以下の通りです。
・屋根工事や塗装の実績がある
・現地調査と写真付き報告書を出してくれる
・金具の種類や材質を明示してくれる
・保証・アフター対応がある
弊社では、屋根リフォーム専門の職人が在籍しており、
雪止め設置だけでなく「屋根塗装・雨樋交換・防水対策」までトータルでサポートしています。
雪国特有の落雪リスクを熟知しているからこそ、地域環境に合わせた最適な提案が可能です。
まとめ:雪止めの後付けで安全と安心を
屋根の雪止めは「今からでも遅くない」対策です。
特に最近の冬は、気温変動が激しく、急な暖気で落雪事故が多発しています。
家族や隣人を守るためにも、今のうちに屋根を見直してみましょう。
後付けには費用がかかりますが、一度設置すれば毎年の安心が得られる投資です。
放っておくと、落雪でカーポートや雨樋を壊して修理費が倍になることもあります。
まずは屋根の現地調査から。
弊社では無料点検を行い、最適な雪止めプランをご提案いたします。
「落雪でヒヤッとした経験がある」「今年こそ安心して冬を過ごしたい」
そんな方は、ぜひ一度ご相談ください。
地域に根ざした確かな技術で、あなたの家を雪害から守ります。



















