暮らしを楽しむ情報たくさんのしろくまコラム。

tel.0120-460-461

無料外壁・屋根診断

タップをして電話をかける

メニューを開く

SHIROKUMA COLUMN

CATEGORY

コラム

SHIROKUMA COLUMN

2025/12/08
断熱塗料「最強」はどれ?本当に効果がある塗料の選び方とおすすめ3選

「どの断熱塗料が一番いいの?」
「“最強の断熱塗料”って結局どれなの?」

外壁塗装を検討している方の多くが、こうした疑問を抱きます。
断熱塗料は、“塗るだけで夏は涼しく、冬は暖かく”なるという魔法のような機能が注目されていますが、実際のところ「最強」と言える製品は一つではありません。
なぜなら、目的・住環境・コスト・見た目など、どこを重視するかによって「最適な塗料」が変わるからです。

この記事では、国内で実績と信頼のある主要3メーカー
日進産業のガイナ、日本ペイントのサーモアイシリーズ、関西ペイントのアレスダイナミックECO断熱工法を徹底比較。
それぞれの特徴・効果・注意点を分かりやすく解説し、あなたの家にとっての“最強の断熱塗料”を見つけるヒントをお伝えします。

「最強の断熱塗料」は目的によって変わる

断熱塗料とは、熱の伝わりを抑えて室内の温度変化を小さくする塗料のことです。
ただし、「断熱」と似た言葉に「遮熱」というものがあります。ここを混同してしまうと、思った効果が得られないこともあります。

簡単に言えば、

  • 断熱塗料:熱の移動を抑える(夏も冬も効果あり)
  • 遮熱塗料:太陽光を反射して表面温度を下げる(夏に強い)

つまり、「冷暖房の効率を上げたい」「冬も快適に過ごしたい」なら断熱塗料が最適。
逆に、「夏の暑さをどうにかしたい」という人には遮熱寄りの塗料が向いています。

あなたにとっての“最強”は、
「何を優先したいか(快適性・省エネ・価格・見た目)」で決まるのです。

総合力で選ぶなら「ガイナ」|断熱も遮熱も防音も叶える多機能塗料

日進産業の「ガイナ」は、断熱塗料の代名詞的存在です。
もともとはロケット開発技術から生まれた特殊塗料で、**宇宙航空研究開発機構(JAXA)**が採用した技術を応用して住宅用に開発されました。

その性能は、まさに“最強”の名にふさわしいオールラウンド型。
夏は太陽の熱を反射し、冬は室内の熱を逃がさず、室温を年間を通して安定させます。

ガイナの特徴と効果

ガイナには、数百万個もの中空セラミックビーズが含まれています。
この構造が空気の層をつくり、熱を伝えにくくする断熱効果を生み出します。
外壁だけでなく、屋根や内壁にも施工可能で、家全体を“断熱の膜”で包み込むような働きをします。

・夏:太陽光の熱を反射して、屋内温度上昇を抑制
・冬:暖房で温めた空気を逃がさず、部屋をじんわり保温
・年間通じて:冷暖房費を平均10〜30%削減した事例も

さらに、ガイナは防音・防露・不燃性にも優れており、住宅の劣化防止にも効果的。
音の反響を抑えるため、静かな住環境づくりにも貢献します。

注意点とデザイン面の特徴

ガイナは性能面では申し分ありませんが、艶のないマットな質感に仕上がります。
ツヤのあるモダンなデザインを求める方には少し物足りなく感じる場合もあります。
また、一般的な塗料に比べて価格はやや高めですが、その分、耐久性・省エネ性で長期的なコストパフォーマンスは非常に高いです。

夏の暑さ対策なら「サーモアイシリーズ」|遮熱性能に特化した快適塗料

日本ペイントが開発した「サーモアイシリーズ」は、夏の遮熱性能に特化した塗料です。
特に屋根の表面温度上昇を抑える効果が高く、真夏のエアコン効率を大幅に改善します。

サーモアイシリーズの特徴

最大の特徴は、「太陽光の近赤外線を効率的に反射すること」。
塗膜の中に含まれる特殊顔料が赤外線を跳ね返し、外壁や屋根の温度上昇を防ぎます。
特に屋根用の「サーモアイSi」「サーモアイ4F」などは人気が高く、耐候性にも優れています。

・屋根の表面温度を最大15〜20℃低下
・エアコン使用量を減らし、夏の電気代を削減
・フッ素タイプを選べば15年以上の耐久性も可能

「とにかく夏が暑くて困っている」という方には、最強クラスの遮熱性能を誇ります。

注意点と適用範囲

サーモアイは“遮熱”がメインのため、冬の保温性能は限定的です。
冷暖房の両方に効果を求めるなら、断熱性のある塗料(例:ガイナ)との併用も検討しましょう。
また、金属屋根や日当たりの良い住宅で特に効果を発揮します。

コストと効果のバランスで選ぶなら「アレスダイナミックECO断熱工法」

「性能も大事だけど、予算内でできる断熱塗装がいい」
そんな方におすすめなのが、関西ペイントの「アレスダイナミックECO断熱工法」です。

特徴と効果

この工法は、中塗りにアレスダイナミックECO断熱、上塗りにアレスダイナミックTOP遮熱を使用します。
中空ビーズを含む中塗り材が断熱層をつくり、上塗りが太陽光を反射して遮熱。
2つを組み合わせることで、ガイナにも匹敵する“断熱+遮熱”のハイブリッド効果を発揮します。

また、材料費が比較的リーズナブルで、コストを抑えながら高性能を得られる点も魅力です。
関西ペイント独自のラジカル制御技術により、塗膜の耐久性も高く、塗り替えサイクルを延ばせます。

注意点

総合性能は高いものの、ガイナのように防音・防露といった付加価値まではカバーしていません。
また、メーカー指定の工程を守らないと断熱層が薄くなり、効果が十分に発揮されない場合があります。
そのため、経験豊富な施工業者に依頼することが必須条件です。

断熱塗料を選ぶときのポイント

断熱塗料選びでは、性能の高さだけでなく、目的と環境のマッチングが重要です。
以下の3つの観点で選ぶと失敗しません。

比較項目解説
断熱か遮熱か断熱塗料は熱の移動を抑えるため、夏・冬の両方に効果あり。遮熱塗料は太陽光を反射するため、夏専用の効果が中心。
塗る場所屋根や外壁など、塗る部位で選ぶ塗料が異なります。屋根なら遮熱重視、外壁や室内なら断熱重視が最適。
費用と耐久性樹脂の種類(シリコン・フッ素など)によって耐用年数が変動。長期的な費用対効果を見極めることが大切。

また、メーカーのカタログだけでなく、実際の施工事例や口コミを確認するのもおすすめです。
特に寒冷地や高温多湿地域では、地域の気候に合った塗料を選ぶことが欠かせません。

まとめ|あなたにとっての「最強」は、目的と環境で決まる

「最強の断熱塗料」は、万能の一品ではなく、目的に合った最良の選択を意味します。

  • 総合性能で選ぶなら → ガイナ(断熱・遮熱・防音・防露)
  • 夏の快適性重視なら → サーモアイシリーズ(強力な遮熱)
  • コスパで選ぶなら → アレスダイナミックECO断熱工法(断熱+遮熱のバランス)

もし「どれを選べばいいかわからない」と感じたら、まずは専門業者に相談し、建物の立地・材質・日当たり条件を診断してもらうことをおすすめします。

弊社では、断熱塗料の特性を理解したプロが、地域の気候と建物構造に最適な塗料と工法をご提案しています。
「夏も冬も快適に」「光熱費を下げたい」「塗り替えで後悔したくない」。
そんな想いを叶える“あなたにとっての最強の断熱塗料”を、一緒に見つけてみませんか。

 

banner

ページの先頭へ戻る

0120-460-461

無料外壁 屋根診断