しろくまコラム SHIROKUMA COLUMN
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コラム
屋上防水シートの膨れは危険!原因と放置リスク、適切な補修・予防方法を徹底解説
「屋上の防水シートがところどころ膨らんでいる…」
そんな光景を見たとき、「見た目だけの問題だろう」と放置していませんか?
実はその“膨れ”、建物の内部で水分がこもっているサインです。
放置すると防水シートが破れ、そこから雨水が侵入し、建物全体の劣化へとつながる危険があります。
屋上は雨や紫外線、温度変化の影響を最も受けやすい場所。だからこそ、小さな異変に早く気づき、正しい対処をすることが大切です。
この記事では、屋上防水シートが膨れる原因とそのリスク、そして効果的な補修・予防方法をわかりやすく解説します。
目次
屋上防水シートの膨れとは?
屋上防水シートの「膨れ」とは、シートの一部が風船のようにふくらみ、表面が凸凹した状態を指します。
これは見た目の問題だけでなく、防水機能が低下しているサイン。
内部に湿気や空気が溜まっている状態であり、放置すれば破れや雨漏りにつながる可能性が高まります。
特に、夏場など日射で屋上が高温になると、内部の水分が水蒸気となって膨張し、シートを押し上げてしまうことがあります。これが繰り返されると、接着部分の剥離や損傷を起こしやすくなります。
屋上防水シートが膨れる主な原因
屋上防水の膨れにはいくつかの原因があります。
どれも“目に見えない下地の状態”が関係しており、施工品質や環境条件が大きく影響します。
水分や空気の侵入
最も多い原因が「防水層下への水分・空気の侵入」です。
施工時に下地がしっかり乾燥していないままシートを貼ると、残留した水分が太陽熱で蒸発し、水蒸気が発生します。
この水蒸気が逃げ場を失い、防水シートを内側から押し上げて膨らむのです。
特に梅雨時期や湿度の高い環境での施工では注意が必要で、乾燥不足や気泡混入が原因となるケースが多く見られます。
経年劣化による接着不良
屋上防水シートは、紫外線・雨・温度変化の影響を日々受けています。
時間が経つにつれて接着剤の劣化が進み、シートが下地から浮いてしまうことがあります。
この「接着力の低下」こそが膨れの温床。
特に10年以上経過した屋上では、こうした劣化現象が顕著になります。
施工不良
新築や改修時に、防水施工の工程が不十分だった場合も膨れが発生します。
・下地の清掃や乾燥が不十分
・プライマーの塗りムラ
・接着剤の塗布量が均一でない
これらが重なると、初期段階から気泡が残り、時間とともに大きな膨れへと発展します。
排水不良による水たまり
屋上の排水溝(ドレン)が詰まっていると、水が滞留し、防水シートに常に水圧がかかります。
この状態が続くと、接着面に水分が浸透しやすくなり、結果として膨れや剥がれが生じます。
とくに落ち葉や砂ぼこりが溜まりやすい屋上では、定期的な清掃が欠かせません。
膨れを放置するとどうなるのか
膨れは放っておけば自然に直るものではありません。
むしろ、時間とともに悪化し、建物全体のダメージへと発展していきます。
雨漏りの発生
膨れた箇所は、シートが引き伸ばされて薄くなっています。
そのため、台風や強風時の振動で簡単に破れ、そこから雨水が内部に侵入します。
雨漏りが発生すると、天井や壁にシミができるだけでなく、内部の断熱材や鉄骨が腐食する恐れもあります。
剥がれ・めくれの拡大
一度膨れができると、その部分が熱や風を受けやすくなり、接着面がどんどん剥がれていきます。
最悪の場合、シート全体がめくれ上がり、防水機能が完全に失われることもあります。
建材の劣化と構造被害
雨水が侵入すると、コンクリート内部の鉄筋が錆びたり、木造部分が腐食する危険があります。こうした劣化は見た目では分かりづらく、気づいた時には大規模修繕が必要になるケースも少なくありません。
屋上防水シートの膨れを発見したらどうすべきか
膨れを見つけたら、まず専門の防水業者に点検を依頼しましょう。
自分で針で穴を開けたり、押し戻そうとすると、防水層を傷つけて状態を悪化させる恐れがあります。
小規模な膨れは部分補修で対応
直径10cm程度までの膨れであれば、「パッチ補修」で対処可能です。
膨れ部分をカットし、水分を除去した後、再接着してシートを貼り直す方法です。
施工費用も比較的安価で、工期も短いのが特徴です。
通気緩衝工法で根本的に解決
膨れが複数箇所に見られる場合、従来の貼り替えでは再発する可能性があります。
このような場合におすすめなのが「通気緩衝工法」です。
この工法では、防水層の下に“通気シート”を敷き、脱気筒を設けて水蒸気を外に逃がします。
これにより、内部に湿気がこもらず、膨れを根本から防止できます。
全面改修が必要なケース
シート全体が劣化していたり、膨れが広範囲に及んでいる場合は、防水層の全面改修が必要です。
古い防水シートを撤去し、新しい防水層を施工することで、耐用年数を10年以上延ばすことも可能です。
膨れを防ぐための予防策
防水層の膨れは、日々のメンテナンスと早期対応で防ぐことができます。
定期点検と清掃
屋上のドレン(排水口)は、ゴミや落ち葉が溜まりやすく、放置すると水たまりの原因になります。
半年〜1年に一度は、清掃と点検を行いましょう。特に梅雨前や秋の落葉シーズンは念入りに確認することが大切です。
早期補修で被害を最小限に
小さな膨れを放置すると、そこから水分が侵入し、広範囲の劣化につながります。
「少し浮いているかも?」と感じた段階で専門業者に相談することで、大規模修繕を避けられます。
防水層の寿命を見越した定期メンテナンス
防水シートの耐用年数は約10〜15年。
定期的にトップコートを再塗布することで、紫外線から防水層を守り、寿命を延ばすことができます。
屋上防水シートの膨れを放置しない
屋上防水シートの膨れは、見た目以上に深刻な建物のSOSサインです。
一見小さなふくらみでも、その下では水分が潜み、ゆっくりと建物を蝕んでいることがあります。
「そのうち直そう」ではなく、「今、専門家に見てもらう」ことが被害を最小限に抑える第一歩です。
弊社では、膨れの原因を徹底的に調査し、再発防止までを見据えた改修工事をご提案しています。
部分補修から通気緩衝工法、全面改修まで、現場の状況に合わせた最適な施工で、大切な建物を守ります。
屋上の小さな膨らみを見つけたら、それは建物からの「助けて」のサイン。
今すぐ、専門業者に相談し、安心の屋上防水を取り戻しましょう。



















