しろくまコラム SHIROKUMA COLUMN
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コラム
カバー工法は100万円でできる?本当の費用と注意点を徹底解説
「見積もりで“カバー工法100万円でできます”と言われたけど、本当にそんなに安くできるの?」
屋根リフォームを検討している方の中には、こんな不安を感じたことがある方も多いでしょう。
インターネットの広告やチラシには「カバー工法が100万円!」という言葉が並びます。
けれど、実際の現場では家の大きさや屋根の形、屋根材の種類、そして既存屋根の状態によって、費用は大きく変わります。
この記事では、「カバー工法100万円」は本当に可能なのか?という疑問に対して、実際の費用相場、条件、注意点をわかりやすく解説します。
見積もりで損をしないために、そして信頼できる業者を見極めるために、この記事を最後まで読んでいただければきっと判断材料が見えてくるはずです。
目次
カバー工法とは?
まず、カバー工法とは何かを簡単に説明します。
カバー工法は、既存の屋根を撤去せず、その上に新しい屋根材を重ねる工法です。
屋根を「二重構造」にすることで、見た目を新しくしながら断熱性や防音性も向上します。
最大のメリットは、「既存屋根の撤去費用や廃材処分費がかからない」ことです。
これにより、葺き替え工事と比べて費用を20〜30%ほど抑えられるケースもあります。
工期も短く、一般的な住宅であれば3〜5日ほどで施工が完了します。
つまり、屋根を“張り替える”よりも“重ねる”ことで、コストを抑えながら住宅の性能をアップさせる。
それがカバー工法です。
カバー工法が100万円でできるのはどんなケース?
結論から言えば、「100万円でのカバー工法」は条件次第で実現可能です。
ただし、どんな家でも一律に100万円というわけではありません。
家の規模や屋根の状態、使う材料によって、費用は大きく変動します。
ここでは、100万円前後で施工できるケースを具体的に見ていきましょう。
1. 家の規模が小さい場合(30坪前後)
一般的な30坪程度(延床100㎡前後)の住宅で、屋根面積が60〜80㎡ほどの場合、カバー工法の費用はおおよそ80万〜130万円が目安です。
この範囲であれば、100万円前後で収まるケースが現実的にあります。
ただし、屋根の形が複雑だったり、下地の劣化が見つかった場合には追加費用がかかるため、見積もり時に「どこまでが基本工事に含まれているか」を確認することが重要です。
2. 使用する屋根材が軽量な場合(ガルバリウム鋼板など)
屋根材の選択も費用を大きく左右します。
最もコストを抑えられるのは、軽量で施工しやすい金属屋根材「ガルバリウム鋼板」。
この屋根材はアルミと亜鉛の合金でできており、耐久性が高く錆びにくい上に、施工性が良いため工期が短く済みます。
軽量なため建物への負担も少なく、耐震性にも優れています。
一般的なガルバリウム鋼板を使用したカバー工法では、1㎡あたり8,000〜13,000円ほど。
屋根面積が80㎡程度であれば、材料費+施工費を合わせても約100万円で施工できることも珍しくありません。
3. 既存の屋根の状態が良好な場合
カバー工法では、既存屋根の上に新しい屋根を施工するため、下地材(野地板)が傷んでいないことが前提になります。
もし下地が腐食していたり、雨漏りで傷んでいる場合は、補修や野地板の張り替えが必要となり、その分費用が増加します。
逆に、下地がしっかりしていて雨漏り跡もない場合は、補修費用が不要なため、100万円以内での施工が実現しやすくなります。
見た目では判断が難しいため、事前に専門業者による点検を受けることをおすすめします。
4. 屋根の形状が単純である場合
屋根の形が「切妻(きりづま)」のようなシンプルな形であれば、施工の手間が少なく済みます。
一方、「寄棟(よせむね)」や「入母屋(いりもや)」のように複雑な形状だと、板金の加工や端部の施工が増えるため、どうしても費用が上がります。
また、屋根の傾斜が急な場合は足場の設置や安全対策の費用もかかるため、結果的に100万円では収まりにくくなります。
平屋・小規模住宅・シンプルな屋根形状の家ほど、予算内に収まりやすいといえます。
100万円ではできないケースとその理由
「広告では100万円と書いてあったのに、実際の見積もりでは150~200万円を超えた」という声も少なくありません。
なぜそうなるのか?それは、見積もりの前提条件が異なるからです。
ここでは、100万円での施工が難しくなる主なケースを紹介します。
屋根面積が広い・2階建て以上の住宅
屋根面積が100㎡を超えるような2階建て住宅では、単純計算で材料費も人件費も増えるため、費用は120万〜180万円ほどが目安です。
また、2階建ての場合は足場の設置費用が高くなるため、最低でも+15万円程度が追加されます。
このように、建物の規模が大きくなるほど、100万円では施工できない現実があります。
屋根下地や防水シートが劣化している場合
屋根の下にある「ルーフィングシート(防水シート)」が劣化していると、いくら新しい屋根をかぶせても、内部に水が回りやすくなります。
そのため、既存屋根の点検時に防水層や野地板の損傷が見つかると、補修費用が10万〜30万円ほど追加されます。
この補修を省略してしまうと、数年後に雨漏りが再発するリスクがあります。
「100万円以内に収めたい」という気持ちは分かりますが、長期的に見れば必要な補修を省かない方が結果的にコスパは良くなります。
屋根材を高グレードにする場合
同じガルバリウム鋼板でも、上位モデルの「SGL鋼板」や、石粒付き鋼板、断熱材一体型の屋根材などは、1㎡あたりの単価が高くなります。
たとえば、アイジー工業の「スーパーガルテクト」やニチハの「横暖ルーフ」は、1㎡あたり12,000〜18,000円前後が相場です。
これらの製品は断熱性や遮熱性、耐食性が格段に高く、寒冷地や海沿い地域では特に人気ですが、100万円では施工が難しいケースが多いです。
カバー工法の費用を抑えるためのポイント
「それでも、できるだけ予算内で屋根を直したい」
そんな方のために、コストを抑えながら品質を確保するためのポイントを紹介します。
- 相見積もりを取る
複数の業者に同じ条件で見積もりを依頼すると、価格の妥当性がわかります。 - 屋根材を適正グレードで選ぶ
見た目や性能を重視しすぎず、地域と環境に合った屋根材を選ぶことが重要です。 - 信頼できる地元業者に依頼する
大手よりも地元密着型の業者の方が、移動費や下請けコストがかからず価格が安定しやすい傾向にあります。 - 工期が短い季節を選ぶ
春や秋などの繁忙期を避け、比較的予約が取りやすい時期に工事を行うことで、割引対応を受けられることもあります。
実際の費用目安まとめ(30坪・一般住宅)
| 屋根材 | 費用相場(30坪) | 耐用年数 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| ガルバリウム鋼板 | 80万〜130万円 | 約20〜30年 | 軽量・コスパ良好 |
| SGL鋼板(高耐久) | 100万〜160万円 | 約30年以上 | 錆に強く長寿命 |
| 石粒付き鋼板 | 120万〜180万円 | 約40年以上 | 高級感と断熱性 |
| アスファルトシングル | 70万〜120万円 | 約20年 | 軽量・柔軟・静音性 |
100万円のカバー工法は「条件が揃えば」現実的
結論として、「カバー工法100万円」は、
小規模住宅・シンプルな屋根形状・良好な下地・軽量金属屋根材
この4条件が揃えば、十分に可能です。
しかし、見積もりだけで判断せず、現場調査で屋根の状態をしっかり確認してもらうことが大切です。
安さだけを優先すると、数年後に雨漏りや塗装不良で再施工が必要になるリスクもあります。
弊社では、屋根診断から費用シミュレーション、最適な屋根材の提案までを一貫して行っています。
「予算100万円でできる内容を知りたい」「まずは屋根の状態を見てほしい」という方は、ぜひお気軽にご相談ください。
あなたの家にとって本当に必要なリフォームを、無駄のない費用でご提案いたします。



















