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SHIROKUMA COLUMN

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2026/01/09
スノーストップ立平とは?落雪事故を防ぐ後付け雪止めの効果と設置方法

冬の朝、屋根の上で「ドサッ!」という音にヒヤリとしたことはありませんか?
それは屋根に積もった雪が、一気に滑り落ちた音かもしれません。
立平葺き(たてひらぶき)の金属屋根は、その美しい見た目と高い耐久性から人気ですが、雪国では一つ大きな弱点があります。
それが「雪が滑りやすい」という点です。
積もった雪が昼間の太陽で少し溶けた瞬間、ツルッと落下してしまう。
その勢いで雨樋が壊れたり、車の屋根がへこんだり、最悪の場合は通行人に当たってしまうこともあります。
そんな落雪被害を防ぐために生まれたのが「スノーストップ立平」です。
これは、立平葺き屋根専用に設計された後付けの雪止め金具で、屋根を傷つけることなく安全に取り付けができる優れた製品です。
ここでは、「スノーストップ立平」の仕組みや特徴、設置の流れ、費用相場、主要メーカーなどを詳しく解説していきます。
冬の安全対策として、そして大切な建物を守るために、今こそ知っておきたい情報です。

スノーストップ立平とはどんなもの?

スノーストップ立平は、金属屋根の中でも特に「立平葺き」に対応した後付け雪止め金具です。
屋根に積もった雪が一気に滑り落ちるのを防ぐことで、人や車、雨樋などへの被害を未然に防ぐ役割を果たします。
通常の雪止めがピンポイントで雪を引っ掛ける「点」で止めるのに対し、スノーストップはアングル(金属棒)を取り付けて「面」で支える構造になっています。
この“面で受け止める構造”こそが、落雪防止効果を高める最大のポイントです。

スノーストップ立平の仕組みと特徴

スノーストップ立平は、屋根に穴を開けずに取り付けができる後付け型の雪止めです。
その構造はシンプルですが、細部に雪国で培われた知恵が詰まっています。

屋根を傷つけずに取り付けできる

スノーストップは、立平葺き屋根の「ハゼ」と呼ばれる金属の折り目部分に挟み込む形で設置します。
ボルトでしっかりと締め付けて固定するため、屋根に穴を開ける必要がありません。
そのため、防水性能を損なうことなく取り付けでき、雨漏りの心配もありません。
DIY感覚で行う人もいますが、金具の締め付けトルクや配置のバランスを誤ると、屋根が変形したり、雪の荷重で外れたりするリスクがあるため、専門業者による施工が望ましいです。

アングルで雪を面でせき止める

スノーストップの最大の特徴は、金具同士に「アングル(棒状の金属)」を通す仕組みです。
アングルが連続して並ぶことで、屋根の端から端まで雪を広い面で支えます。
これにより、通常の点状の雪止め金具よりも雪の滑落を強力に抑制することができます。
特に、重く湿った雪が多い地域や、屋根の勾配が急な家では、この面構造が大きな効果を発揮します。

高い雪止め効果

スノーストップは、雪を部分的に引っかけるのではなく、全体の雪を面で受け止めるため、雪がずり落ちるリスクを大幅に軽減します。
また、雪止め金具の位置を適切に配置することで、屋根全体にかかる荷重を分散し、構造的な安全性も確保できます。

スノーストップ立平の設置方法

実際の取り付け手順を見てみましょう。
ここでは一般的な流れを紹介しますが、屋根の種類や形状によって多少異なる場合があります。

1. 取り付け位置を決める

まず、屋根の軒先(下端)から少し上、外壁の真上あたりのラインを基準に取り付け位置を決定します。
雪が集中しやすい位置に設置することで、アングルがしっかり雪を支えられるようになります。
位置を誤ると、雪止めの効果が半減したり、屋根全体に不均等な荷重がかかってしまうため、慎重な判断が必要です。

2. ハゼにスノーストップ金具を固定

金具の取り付けは、立平葺き屋根のハゼ部分にスノーストップ本体を挟み込み、ボルトを締め付けて固定します。
締め付けすぎると屋根材を変形させてしまうため、金属の“しなり”を活かした適度な強さで固定するのがポイントです。

3. アングル材を通す

すべての金具を設置したら、その上にアングル材を通します。
このアングルが雪を面で受け止め、滑り落ちを防ぎます。
施工後は見た目も整っており、デザイン性を損なわず機能美のある仕上がりになります。

4. 動画で取り付けの確認も可能

YouTubeなどでは、メーカー公式の取り付け動画も公開されています。
実際の作業手順を視覚的に確認できるため、施工を依頼する前の参考になります。
ただし、動画はあくまで“概要”。実際の施工は屋根の状態によって調整が必要なため、最終的には専門業者に依頼することをおすすめします。

スノーストップ立平の設置費用と相場

スノーストップの設置費用は、屋根の大きさや勾配、金具の種類によって異なります。
一般的な目安としては、1メートルあたり2,000円〜5,000円程度です。
たとえば、30坪程度の住宅で軒の長さが15メートルの場合、
工事費込みで3万円〜7万円前後が目安となります。
ただし、足場が必要な場合は追加費用(5万円〜10万円ほど)が発生します。
屋根勾配が急な場合や2階建て以上の住宅では、安全確保のために足場設置が必須となるケースが多いです。

費用を抑えるための業者選びのポイント

スノーストップの施工を依頼する際、業者選びによって費用も仕上がりも大きく変わります。
以下のポイントを意識すると、失敗を防げます。

  • 自社施工の業者を選ぶ
    下請けに丸投げしない業者の方が、中間マージンがかからずコストを抑えられます。
  • 複数の業者から相見積もりを取る
    最低でも2〜3社から見積もりを取ることで、適正価格が分かります。
  • 雪国での施工実績が豊富か確認する
    地域の積雪状況に合わせた設計・金具選定ができる業者は信頼度が高いです。

また、見積もり金額だけでなく、「どの製品をどのピッチ(間隔)で設置するのか」まで明記している業者を選びましょう。

スノーストップ立平の主なメーカーと製品紹介

信頼できるメーカーの雪止めを選ぶことで、耐久性と安心感が格段に高まります。
代表的な国内メーカーを以下にまとめました。

メーカー名商品名特徴
鈴文スノーストップ立平(中)スタンダードな設計で、ほとんどの立平葺きに対応。国内実績が豊富。
セキノ興産雪止金具施工しやすく、幅広い屋根形状に対応。耐候性の高いメッキ仕様。
ニイガタ製販大雪立平(中)豪雪地帯向けの強化モデル。高耐久のステンレスボルト採用。
スワロー工業シリウス立平軽量でスマートなデザイン。見た目を損なわない施工が可能。

どのメーカーも信頼性が高いですが、地域や屋根構造によって最適なタイプが異なります。
弊社では現場調査のうえ、屋根形状・積雪量・見た目のバランスを考慮して最適な製品を提案します。

スノーストップ立平は後付けでも効果抜群

すでに完成している屋根でも、スノーストップは後付けで設置可能です。
屋根を葺き替えることなく施工できるため、費用を抑えながら確実に落雪防止対策ができます。

特に、
・玄関前に雪が落ちて危険
・カーポートの屋根が壊れた
・お隣の敷地に雪が落ちてトラブルに
といった相談が増えており、後付け工事の需要は年々高まっています。

まとめ:スノーストップ立平で冬の安心を

立平葺き屋根の美しさと機能性を保ちながら、落雪の危険を防ぐ
それが「スノーストップ立平」の最大の魅力です。

屋根に穴を開けずに取り付けでき、面で雪を受け止めることで、人の命も、車も、建物も守る。まさに「小さな金具で大きな安心をつくる」存在です。

「うちも設置したほうがいいかな」と思ったときが、ベストなタイミングです。
冬が本格化する前に、まずは屋根の状態を点検してみましょう。
弊社では、立平葺き・嵌合式など各種金属屋根に対応し、最適な雪止めを提案・施工しています。

雪国の暮らしを、安全で快適に。
スノーストップ立平で、今年の冬を安心に変えましょう。

 

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