しろくまコラム SHIROKUMA COLUMN
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コラム
鉄扉の入口塗装で印象が変わる!DIYと業者仕上げの違いと長持ちさせるコツ
玄関先や建物の入口にある「鉄扉」は、家や施設の“顔”ともいえる存在です。
しかし、年月が経つにつれてサビが浮いたり、塗装が剥がれたりして、どんなに立派な建物でも古びた印象を与えてしまうことがあります。
「塗装がボロボロで恥ずかしい」「サビが広がってドアが開けづらい」そんな悩みを抱えていませんか?
鉄扉の塗装は、見た目を美しく保つだけでなく、金属をサビから守り、扉そのものの寿命を延ばすためにも欠かせないメンテナンスです。
この記事では、「鉄扉 入口 塗装」をテーマに、DIYでできる塗装方法と、業者に依頼する場合のメリット・費用、
そして長持ちさせるためのポイントを、分かりやすく丁寧に解説します。
読後には「自分の家にはどちらが合っているのか」が明確になるはずです。
目次
鉄扉の入口塗装が必要な理由
鉄扉は風雨や紫外線に常にさらされており、想像以上に過酷な環境で使われています。
放置しておくと表面の塗膜が劣化し、サビが発生し、最悪の場合は金属が腐食して穴が開くこともあります。
外観の印象を損なうだけでなく、サビが進行すると扉の開閉が重くなり、最終的には「交換」が必要になることも。
つまり、塗装は「見た目の化粧」ではなく、「鉄を守る防具」。
定期的な塗り替えは、建物の印象維持と資産価値の保全のためにも非常に重要です。
DIYで鉄扉を塗装する方法
DIYでの鉄扉塗装は、自分の手で建物を手入れできる楽しさがあります。
しかし、ポイントを押さえないとすぐに剥がれたりムラになったりするため、正しい手順と道具の準備が欠かせません。
準備するもの
DIYで塗装を行う前に、まずは道具を揃えましょう。
| 必要なもの | 目的・ポイント |
|---|---|
| 鉄部用塗料 | サビの上から塗れるタイプが便利。防錆効果があるものを選ぶ。 |
| サビ止め塗料 | 下塗りとして塗ると耐久性が大幅にアップ。 |
| ワイヤーブラシ・サンドペーパー | サビや古い塗膜をしっかり落とすために使用。 |
| マスキングテープ・マスカー | 壁やドアノブなど、塗りたくない部分の保護に使う。 |
| 中性洗剤・雑巾 | 汚れや油分を落として塗料の密着性を高める。 |
| ハケ・ローラー | 細部はハケ、広い面はローラーで仕上げるとムラになりにくい。 |
準備段階での手抜きは、仕上がりに直結します。
特に「サビの除去」と「養生」は丁寧に行いましょう。
下地処理がすべてを決める
鉄扉塗装の最重要工程が「下地処理」です。
この工程を省略したり適当に済ませると、どんなに高級な塗料を使ってもすぐに剥がれます。
まず、中性洗剤を使ってホコリや油汚れをしっかり落とし、完全に乾燥させます。
次に、ワイヤーブラシやサンドペーパーでサビや古い塗膜を削り取り、触ってもザラつきがなくなるまで表面を整えます。
深いサビがある場合は、サビ転換剤を使うのも効果的です。
金属の化学反応を抑え、再びサビが発生するのを防いでくれます。
養生と下塗りで仕上がりを左右する
塗料がドアノブや壁に付かないよう、マスキングテープでしっかり養生します。
ドアの周囲や蝶番部分も丁寧に保護しておくことがポイントです。
下塗りには「サビ止め塗料」を使用します。
これを塗ることで上塗りの密着が良くなり、長期間美しさを維持できます。
塗布後は必ず十分に乾燥させ、湿気が残らないように注意しましょう。
上塗りと仕上げ
いよいよ仕上げの上塗りです。
鉄部専用の塗料を2~3回に分けて重ね塗りすることで、ムラなくツヤのある表面に仕上がります。
1回ごとにしっかり乾燥時間を取ることが重要です。
塗り終わったら完全に乾かし、最後に養生を丁寧に剥がします。
これで、見違えるように美しい鉄扉の完成です。
DIYのメリットと注意点
DIYの魅力は何といっても費用の安さ。
塗料や道具代を合わせても1枚あたり5,000〜10,000円程度で済みます。
ただし、下地処理を怠ったり乾燥時間を誤ると、数か月で塗膜が剥がれてしまうこともあります。
また、サビの範囲が広い場合や、扉が重くて取り外しが難しい場合は、無理にDIYを行うよりも業者に依頼した方が結果的に長持ちします。
業者に依頼する鉄扉塗装のメリット
プロの塗装業者に依頼すると、見た目の美しさはもちろん、耐久性も格段に向上します。
一度の塗装で10年以上持つこともあり、長期的に見ればコスパが高い選択です。
プロの技術で高品質な仕上がり
塗装業者は専用の下地研磨機やスプレーガンを使用し、均一でムラのない美しい仕上がりを実現します。
また、塗料の厚みを均等にコントロールするため、扉全体の色ムラやツヤの差が出にくいのが特徴です。
さらに、劣化した鉄扉の状態を見極め、必要に応じて「錆び止め」「下地補修」「再溶接」などを行うため、
DIYよりも長期間きれいな状態を保てます。
耐久性と防錆性能が段違い
業者が使用する塗料は、一般的なホームセンターの塗料よりもグレードが高く、防錆性・耐候性・密着性に優れています。
さらに、下地処理の段階で電動サンダーによる研磨や、エポキシ系サビ止めの使用など、専門的な施工が加わります。
これにより、サビの再発を抑え、5年〜10年先までメンテナンス不要な仕上がりになります。
手間をかけずに確実な仕上がり
DIYの場合、洗浄・研磨・養生・塗装・乾燥と多くの工程を自分でこなさなければなりません。
しかし、業者に依頼すれば数日で美しく仕上がり、乾燥後すぐに使用できます。
忙しい方や、扉の開閉を長期間止められない場合には特におすすめです。
鉄扉塗装の費用相場
鉄扉1枚あたりの塗装費用は、15,000円〜30,000円前後が目安です。
| 扉の種類 | 目安費用 | 特徴 |
|---|---|---|
| 玄関の鉄扉(片開き) | 約15,000〜25,000円 | 一般的な住宅サイズ。色変更も可能。 |
| 両開き扉・大型扉 | 約25,000〜40,000円 | 商業施設や倉庫の出入口など。 |
| サビ補修・下地補強あり | +5,000〜10,000円 | 劣化が進んでいる場合は追加費用が発生。 |
塗装費は、使用する塗料の種類や劣化の程度、作業環境によっても変わります。
見積もりを取る際は、下地補修や養生費用が含まれているかを必ず確認しましょう。
DIYと業者仕上げ、どちらがいい?
選び方のポイントは「仕上がりの質」と「耐久年数」をどう考えるかです。
| 項目 | DIY塗装 | 業者塗装 |
|---|---|---|
| 費用 | 約5,000〜10,000円 | 約15,000〜30,000円 |
| 作業時間 | 丸1日〜2日 | 半日〜1日 |
| 仕上がり | ムラが出ることも | プロの仕上がりで均一 |
| 耐久年数 | 約3〜5年 | 約7〜10年 |
| 手間 | 高い | 少ない |
DIYは費用を抑えられますが、仕上がりにムラが出るリスクがあります。
「サビが多い」「入口の印象を大切にしたい」「長持ちさせたい」という方は、業者依頼のほうが確実です。
長持ちさせるためのメンテナンスのコツ
せっかくきれいに塗装しても、放置すれば再びサビは発生します。
長持ちさせるためのポイントは次の3つです。
- 定期的に水拭きする
汚れやホコリを落とすだけでも、塗膜の劣化を防げます。 - サビを見つけたらすぐ補修
初期のサビなら、軽く削ってタッチアップ塗料で補修可能です。 - 強い洗剤や高圧洗浄機は使わない
塗膜を傷め、剥離や変色の原因になります。
これだけでも、塗装の寿命を数年延ばすことができます。
まとめ:鉄扉の入口塗装は「美観と耐久」を守る投資
鉄扉の塗装は、建物の印象を左右する大切なメンテナンスです。
DIYでも挑戦は可能ですが、仕上がりや耐久性を重視するなら、専門の業者に依頼するのが安心です。
業者による塗装は初期費用がかかりますが、見た目の美しさと防錆性が長く続き、結果的にコストパフォーマンスが高くなります。
「玄関をきれいにしたい」「サビを根本的に直したい」
そんな方は、ぜひ一度ご相談ください。
経験豊富な職人が、扉の状態に合わせて最適な塗料と工法をご提案します。
入口の鉄扉が輝きを取り戻せば、建物全体の印象も一新されます。
塗装は、単なる修繕ではなく“新しい第一印象”をつくるリフォームです。



















