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SHIROKUMA COLUMN

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2025/11/10
1日断熱リフォーム!「塗る断熱材」で暖防熱を逃がさない暖かい部屋に

冬になると、朝起きたときの部屋の冷え込みに思わず肩をすくめる。
エアコンをつけてもなかなか温まらず、結露で窓辺がびっしょり…。
そんな「なんとかしたいけどリフォームは大げさだし費用も心配」という方におすすめなのが、室内断熱塗装です。

この工法は、壁や天井の“内側”に特殊な断熱塗料を塗るだけ。
工事も簡単で、短期間で効果を実感できると注目されています。
この記事では、室内断熱塗装の仕組みから効果、費用、注意点までを分かりやすく解説します。

室内断熱塗装とは?

室内断熱塗装とは、室内の壁や天井に断熱塗料を塗ることで、熱の出入りをコントロールする工法です。
「断熱」というと、壁の中にグラスウールなどの断熱材を入れるイメージがありますが、それらは壁を壊す大掛かりな工事が必要です。
それに対して、断熱塗装は部屋の中から施工できるため、工期も短く、家具を移動する程度で済みます。

また、断熱塗料の表面は通常の塗料と見た目がほとんど変わらないため、デザイン性を損なわずに快適性を高められます。
マンションやアパート、古民家など、断熱リフォームが難しい建物でも採用できるのが大きな特徴です。

断熱塗装の仕組みとその科学的効果

断熱塗料の中には、直径数十ミクロンの「中空セラミックビーズ」が含まれています。
この小さなビーズが塗膜の中に無数の空気層をつくり、熱の伝わりをゆるやかにするのです。

つまり、外の冷気が室内に伝わるのを防ぎ、逆に室内の暖かい空気が外へ逃げるのを防ぐことで、夏も冬も快適な温度を保つことができます。
これは断熱材のように“厚み”で遮るのではなく、塗料の“性質”によって熱の流れを制御する点が特徴です。

夏は涼しく、冬は暖かい「断熱・保温効果」

断熱塗装の最大の魅力は、季節を問わず快適に過ごせること。
夏は外壁から侵入する熱を抑え、冬は暖房で暖めた空気を逃がさないため、冷暖房の効率が飛躍的に向上します。
とくに外気温の影響を受けやすい最上階の部屋や北側の壁で、その効果を実感しやすいでしょう。

電気代の削減につながる「節電効果」

室内温度の変化が小さくなると、エアコンの稼働時間が減り、結果的に光熱費を抑えられます。
実際、断熱塗装を導入した住宅では、年間で約10〜15%程度の電気代削減が報告されています。
毎月の積み重ねを考えると、数年で施工費を回収できるほどの経済的効果があります。

湿気を寄せつけない「結露防止効果」

結露は、外の冷気が壁や窓際で室内の暖気とぶつかることで起こります。
断熱塗装は塗膜が熱の伝導をゆるやかにするため、外気と内気の温度差が小さくなり、結露が発生しにくくなります。
カビの発生や壁紙の黒ずみを防ぎ、家の寿命を延ばす効果も期待できます。

騒音対策にも効果的な「防音効果」

断熱塗料に含まれるセラミックビーズは、音の反射と吸収の両方の性質を持っています。
そのため、外からの騒音を軽減し、室内の音漏れも防ぐことができます。
子育て世帯やアパート住まいの方にとって、静かな空間づくりに役立つでしょう。

室内断熱塗装のメリットとデメリットを徹底比較

以下の表は、室内断熱塗装の長所と短所をまとめたものです。

観点メリットデメリット
施工性室内から施工できるため、大掛かりな工事が不要壁の内部までは断熱できない
効果結露・カビの抑制、防音、保温など多機能色や施工条件によって効果が変わる場合がある
費用外壁工事に比べて安価、DIYも可能一般塗料より価格が高め
DIY自分のペースで施工できる下地処理の難易度が高く、ムラが出やすい

DIYでの施工は可能?注意点と限界

最近では、ホームセンターや通販で「断熱塗料DIYキット」も手軽に購入できます。
自分の都合に合わせて塗れるため、コストを抑えたい人には魅力的です。
しかし、断熱効果を最大限に引き出すには、下地処理や塗膜の厚みの管理など、専門的な知識と経験が欠かせません。
ムラや塗り残しがあると効果が半減するため、長期的に見ればプロに依頼したほうが確実です。

遮熱塗料との違いを理解する:目的に合った選び方

断熱塗料とよく混同されるのが「遮熱塗料」です。
どちらも“温度対策”という点では共通していますが、目的とメカニズムが大きく異なります。

種類主な仕組み向いている季節特徴
断熱塗料熱の伝わりを遅くする(内部の空気層で遮断)夏・冬ともに一年中効果がある
遮熱塗料太陽光の赤外線を反射して温度上昇を防ぐ主に夏冬は保温効果が少ない

遮熱塗料は外壁や屋根の表面温度を下げる目的で使われるため、夏場の冷房効率を高めるのに適しています。
一方、断熱塗料は室内側の温度変化を抑える性質があるため、冬の暖房効率にも効果を発揮します。
室内に塗るなら、断熱塗料を選ぶのが最適です。

室内断熱塗装の費用相場とコスト感

室内断熱塗装の費用は、塗る面積や塗料のグレード、施工場所によって異なります。
一般的な目安として、専門業者に依頼する場合は1㎡あたり1,200〜2,000円ほど。
6畳の部屋(約25㎡)なら、3万〜5万円前後が相場です。

DIYの場合は、塗料代のみで済むため1〜2万円程度に抑えられることもあります。
ただし、下地処理材・養生テープ・ローラーなどの備品費を考慮すると、意外と出費はかさみます。
「見た目の美しさ」と「効果の持続性」を両立させたいなら、やはりプロ施工をおすすめします。

おすすめの断熱塗料と選び方のポイント

現在、国内外で多くの断熱塗料が販売されていますが、性能や目的は製品によって異なります。
以下は代表的な例です。

製品名特徴用途例
ガイナ宇宙ロケット技術を応用。断熱・防音・防露効果が高い戸建て・マンション・施設など幅広く対応
アドグリーンコート反射性能が高く、遮熱と断熱を両立日当たりの強い部屋におすすめ
クールテクトカラーバリエーションが豊富で、インテリアにも馴染むデザイン性を重視した住宅に最適

製品選びでは、「どんな悩みを解決したいのか」を明確にすることが重要です。
結露対策を優先したいのか、冷暖房費の節約を狙うのか、もしくは防音を重視するのか。
目的が定まれば、最適な塗料と施工方法を選ぶことができます。

施工を検討する前に押さえておきたい4つのポイント

  1. 目的を明確にする
    冷暖房費を下げたいのか、結露を防ぎたいのかによって、最適な塗料が異なります。
  2. DIYか業者かを選ぶ
    短期的な改善ならDIYでも可能ですが、長期的な性能を求めるなら専門業者が安心です。
  3. 複数見積もりを比較する
    同じ条件でも業者によって費用や施工方法が違います。見積もり比較で適正価格を確認しましょう。
  4. 補助金を活用する
    断熱改修は自治体の省エネリフォーム補助金の対象になることがあります。
    「子育てエコホーム支援事業」などを確認しておくと、実質負担を大幅に減らせることもあります。

まとめ:室内断熱塗装は「手軽な断熱リフォーム」の新常識

壁を壊さず、わずか数日の施工で、冬の寒さや結露、夏の暑さを軽減できる室内断熱塗装。
「光熱費が高くて困っている」「部屋が寒くて家族が風邪をひきやすい」といった悩みを、根本から改善できる手段です。

もし、あなたが「家の中で季節を我慢して暮らす」ことに疲れたなら、一度専門業者に相談してみてください。
経験豊富な職人が、あなたの住まいの断熱性能を見極め、最適な施工プランをご提案します。
室内の空気が穏やかに保たれる快適さを、ぜひ体感してみてください。

 

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