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SHIROKUMA COLUMN

2025/03/15
重ね葺き(屋根カバー工法)で叶える工期短縮&断熱効果!注意すべきポイントとは?

家を守る屋根が経年で傷んできたとき、葺き替え工事は大掛かりで費用も高額になるため、工事規模を抑えたいと考える方は多いでしょう。
そんなときに検討されるのが、既存の屋根を撤去せずにその上に新しい屋根材を重ねる「屋根カバー工法」です。
別名「重ね葺き」とも呼ばれ、廃材処分費や工期を短縮できる点で人気があります。
しかし、施工不良や下地の劣化を見過ごすと、かえって雨漏りリスクを高めてしまうことも。
本記事では屋根カバー工法の特徴から適用可否、メリット・デメリット、業者選びのコツまでをわかりやすく解説します。
初めて屋根メンテナンスを検討する方にも理解しやすいよう、丁寧にご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

屋根カバー工法の概要と特徴

屋根カバー工法は、既存の屋根材を撤去せず、その上に新しい屋根材を直接重ね葺きするリフォーム方法です。従来の葺き替え工事と比べ、古い屋根材を剥がす手間が省けるため、廃棄費用や下地調整作業を大幅にカットでき、工事費用を抑えられる点が大きな魅力です。
また、養生や足場設置などの準備作業も軽減されるため工期は一般的に数日から一週間程度と短く、騒音やほこりを抑えて近隣への配慮がしやすくなります。
さらに、既存の防水シートの上に改良型の防水シートを新たに敷設し、ガルバリウム鋼板などの軽量金属屋根材を重ねることで、二重の防水層が形成され、雨水の侵入をしっかりガードできる点も特徴です。
ただし、既存屋根の下地が広範囲に劣化している場合や屋根勾配が緩い場合には排水性能が低下し、雨漏りリスクが高まるため、施工前に専門業者による詳細診断が欠かせません。

屋根カバー工法のメリットとデメリット

屋根カバー工法の最大のメリットは、葺き替えに比べて工事費用が抑えられる点です。
解体・廃材処分費が不要で、足場設置や下地補修の手間も軽減されるため、40万円~100万円程度の費用で防水機能を回復できます。
また、工期が短く、数日から一週間程度で完了するため、雨季や冬場にも対応しやすく、騒音・粉塵の発生を最小限に抑えられるメリットもあります。
加えて、既存屋根にアスベストが含まれている場合でも、撤去せずに重ねるため飛散リスクを避けられる点が評価されます。
一方でデメリットとして、既存屋根や下地の劣化が激しい場合には雨水が新材の下に溜まりやすく、見えない部分で腐食が進行する恐れがあります。
また、新旧合わせた屋根の重量が増加し、建物への負荷が高まるため、耐震性能や躯体強度を考慮しなければなりません。
他にも、二重構造によって屋根裏の通気性が悪化し、結露やカビの発生リスクが上がる場合もあるため、換気棟や通気層の設計が重要です。

屋根カバー工法が向く屋根・向かない屋根の見極め

屋根材カバー工法の適合性理由
スレート屋根適合比較的軽量で下地状態が良好な場合が多く、重ね葺きに向く
金属屋根(ガルバリウム)適合軽量かつ耐久性が高く、二重防水層として効果的
瓦屋根不適合重量が大きく建物負荷が増えるため、耐震性確保が課題
劣化激しい屋根不適合下地や防水シートの腐食が進行していると、重ねても雨漏りリスクが残る
古いトタン屋根不適合下地状態や防水性能を確認できない場合が多く、施工後の不具合が生じやすい

屋根カバー工法を成功させる業者選びのポイント

屋根カバー工法で雨漏りを根本的に解消するには、施工技術や経験が豊富な専門業者に依頼することが最も重要です。
まず、地元で多数の施工実績を持つ業者を選び、自社施工で責任を持って対応しているかを確認しましょう。
見積もりは必ず複数社から取り、解体費用や足場代を含む詳細な内訳を比較検討します。
見積書に曖昧な項目がないか、追加費用の発生条件が明確かをチェックし、契約前に工期や保証期間、アフターフォロー内容についても確認しておきましょう。
他にも、雨漏り再発時の無償補修や定期点検サービスの有無を事前に把握しておくと、長期的に安心して任せられる業者かどうか判断しやすくなります。

適材適所で屋根修理を賢く選ぶ

屋根カバー工法は、既存屋根を活かしつつ新材を重ねることでコストと工期を削減できる魅力的な雨漏り修理方法です。
しかし、屋根下地の状態や建物への荷重、通気性などを見極めずに安易に選ぶと、リフォーム後に雨漏りが再発したり躯体にダメージを与えたりするリスクがあります。
まずは信頼できる専門業者による診断を受け、葺き替えや部分補修、カバー工法の中から最適な工法を選択しましょう。
適切な検討と施工で、大切な住まいを長く快適に守り続ける屋根リフォームを実現してください。

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