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SHIROKUMA COLUMN

2025/04/15
劣化屋根からの雨漏りを防ぐ!サイン発見から補修まで完全ガイド

家の屋根に小さなひびや色あせを見つけたとき、「まだ大丈夫かな…?」と迷う方は多いでしょう。
しかし屋根は住まいを雨風から守る最前線。劣化が進むと内部に雨水が侵入し、天井や壁のシミ、さらには構造体の腐食といった深刻な被害を引き起こす恐れがあります。
特に瓦屋根、スレート屋根、金属屋根など屋根材によって劣化の進行具合や雨漏り原因が異なるため、自分の屋根で何が起きているのか知ることが早期対策のカギです。
本記事では屋根の劣化メカニズムから雨漏り発生リスク、劣化サインの見つけ方、放置した場合の被害、そして日常点検や専門業者への依頼手順までをわかりやすく解説します。

屋根と雨漏りの密接な関係

屋根は太陽光や雨、雪、風などに常にさらされており、その結果、屋根材や下地の防水シート、コーキングが経年劣化します。屋根材にひび割れやずれが生じると、一旦屋根材を乗り越えた雨水が防水シートに到達し、一部は屋根裏に染み込み、やがて天井裏を伝って室内にシミとなって現れます。
大切な住まいを長持ちさせるには、劣化した箇所を放置せず、早期に原因箇所を補修して防水機能を回復させることが重要です。専門家による正確な劣化診断と適切な補修で、雨漏りリスクを抑え、快適な住環境を保ちましょう。

屋根材ごとに異なる劣化メカニズムと雨漏り原因

屋根材は種類によって耐用年数や劣化の進み方が変わります。
代表的な瓦屋根、スレート屋根、金属屋根の主な劣化症状とメンテナンス目安を以下の表で比較し、自宅の屋根材に合わせた早めの点検と補修計画を立てましょう。

屋根材主な劣化症状耐用年数の目安補修ポイント
瓦屋根ひび割れ、瓦の浮き・ズレ、漆喰の剥がれ~50年ひび割れ箇所の差し替え、漆喰詰め直し
スレート屋根欠け、表面のはく離、割れ~30年スレート板の差し替え、コーキング再施工
金属屋根錆、塗膜剥離、継ぎ手の緩み~30年錆部のケレン・塗装、シール材打ち増し

瓦屋根の経年劣化とひび割れリスク

瓦は日本家屋に古くから使われる屋根材で、厚みと重さによる耐久性が魅力ですが、経年で表面に小さなひびが入りやすくなります。
とくに冬季の凍結融解を繰り返す地域では、水分が瓦内部に入り込み、凍結時に内側から割れる凍裂(とうれつ)が発生しやすくなります。
瓦が割れるとそこから直接雨水が屋根下地へ侵入し、防水シートが劣化していると屋根裏へ雨漏りが進行します。
早期点検で瓦の割れや浮きを見つけ、割れた瓦を交換することで二次被害を防ぎ、屋根全体の耐用年数を延ばすことが可能です。

スレート屋根の欠け・ずれがもたらす隙間

スレート屋根(コロニアル)は軽量でデザイン性が高い一方、表面の塗膜が劣化すると水を吸い込みやすくなり、割れや欠けが発生します。
スレート板同士の重なり部分がずれると、内部の防水シートが露出して雨水の直接侵入経路となります。
定期的に表面の塗膜を再塗装し、コーキング材を打ち替えることで、スレート板自体の耐久性と防水性を回復させ、雨漏りのリスクを大幅に減らせます。

金属屋根の錆と腐食による穴あき

金属屋根はアルミやガルバリウム鋼板などで軽量かつ施工が容易ですが、塗膜の剥離や継ぎ手部のシール材が劣化すると雨水が直接鋼板に触れ、錆びが進行します。
錆が進むと板金に穴が開き、そこから雨水が侵入して屋根裏を濡らします。
錆を放置すると金属の強度が低下し、築年数が浅くても雨漏りを引き起こすことがあるため、塗膜の定期検査と早期補修、シール材打ち替えが必要です。

ルーフィング(防水シート)の劣化がもたらす影響

屋根材の下に敷かれるルーフィングは「二次防水」の役割を担い、屋根材に雨水が回り込んでも内部へ浸透させない最後の砦です。
しかし経年で防水層の粘着力や強度が失われると、わずかな水の侵入でもシート自体に穴や裂け目が生じ、そこから屋根下地に水を染み込ませてしまいます。
特に旧式のアスファルトルーフィングは耐用年数が20〜30年程度と短く、新しい改良型シートでも30年以上使用すると接合部の接着が劣化しやすくなります。
点検で屋根材をめくり、ルーフィングの状態を確認して劣化が見られたら早めに張り替えることが大切です。

コーキング劣化による侵入口の見逃し危険

屋根と外壁の取り合い部分や棟板金の継ぎ目、スレート板のジョイント部にはコーキング(シーリング)材が充填されており、防水性を確保しています。
しかし紫外線や風雨によってコーキング材は硬化・収縮し、数年で微小なヒビが生じます。
このわずかな割れ目からも雨水が浸入し、内部結露や下地腐朽を引き起こすため、コーキングの状態は屋根診断時に必ずチェックすべきポイントです。劣化が見られたら速やかに打ち替え工事を行い、防水性能を回復させましょう。

その他の構造的リスク要因

屋根勾配が緩いと雨水が流れにくく滞留し、劣化を早める原因になります。
また雨樋の詰まりや外壁との取り合い部の施工不良も雨漏りのリスク要因です。
特に屋根と外壁の接合部は施工時に小さな隙間が生じやすく、そこに雨水が回り込むと長期間気づかれないまま内部木部を腐食させます。
定期的な雨樋清掃と外壁取り合い部の点検で、水の流れや施工状態を把握し、必要に応じて補修を行うことが、雨漏りリスクを低減する鍵です。

屋根劣化のサインを見逃さない

屋根の劣化は外から見ただけでは気づきにくいものですが、以下のようなサインが見られたら要注意です。
屋根材の色あせやひび割れ、コケ・カビの繁殖は水分が溜まりやすくなっている証拠です。
金属屋根の錆や塗膜の剥がれも防水機能低下のサインといえます。
さらに室内では天井や壁にシミが浮かび上がり、湿度が高いとカビが発生します。
これらのサインを見つけたら放置せず、早めに専門業者に点検を依頼しましょう。

雨漏りを放置した場合の深刻な被害

雨漏りをそのまま放置すると、屋根下地の木材が腐食し、これが進行すると構造体の強度低下を招きます。
腐食箇所はシロアリの格好のエサ場となり、建物全体にシロアリ被害が広がる恐れがあります。
さらに内部結露によるカビ繁殖は健康被害を引き起こし、アレルギーや喘息の原因にもなりかねません。
最悪の場合、天井が落下したり建物が倒壊したりするリスクもあるため、初期段階での対策とメンテナンスこそが被害を最小限に抑える最善策です。

日常点検とメンテナンスで屋根を長持ちさせる

屋根を良好な状態に保つには、年に一度は専門業者による定期点検を受け、目視だけでなく赤外線カメラや散水試験を活用した詳細診断を行うのが理想です。
日常的には落ち葉や苔をブラシで掃き払い、雨樋の詰まりを取り除くことで水はけを良くし、劣化を緩やかにできます。
塗装が劣化してきたら早めに屋根塗装やコーキング打ち替えを行い、防水性能を回復させましょう。
定期的なメンテナンスは、新築費用の何分の一かで屋根の寿命を大幅に延ばし、トータルコストを抑える効果的な方法です。

専門業者への相談と修理依頼の流れ

雨漏りや屋根劣化が疑われる場合は、まず無料診断を行う専門業者に連絡します。
現地調査で劣化箇所や雨漏り経路を特定し、最適な修理プランと見積もりを提示してもらいましょう。
見積もりを複数社で比較検討し、費用と保証内容、工事期間、アフターフォロー体制を理解したうえで依頼先を決定します。工事当日は近隣への配慮や作業内容の確認を行い、施工後には必ず仕上がりチェックと保証書の受領を忘れずに。
専門家の手で的確に補修することで、雨漏りリスクを根本から解消できます。

屋根の劣化は誰にでも訪れる自然現象ですが、適切な知識と定期的な点検、そして専門家による早めの対応で、住まいを長く守ることが可能です。
雨漏りの兆候を見逃さず、大切な家を安心・快適に保ちましょう。

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