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コラム
【御代田町】雨樋修理の費用相場&清掃や交換など工事日数をわかりやすく解説

冷たい冬の雪どけが始まり、屋根から流れ出す大量の雪どけ水が雨樋に集中している様子を見て、「あれが詰まっていたらどうしよう」
「今のうちに手を打っておかないと雨漏りが始まるかも」と不安に感じる方は多いのではないでしょうか。
特に長野県御代田町は冬に積雪量が多く、春先に溶けた雪が一気に雨樋に書きこんで負担をかけやすい地域です。
また、秋には周囲の山々から落ち葉が大量に舞い降り、雨樋内部に詰まることで雨水の排水を妨げ、大雨や春の雪どけ水を軒先からあふれさせてしまう危険もあります。
「雨樋から水があふれて外壁を濡らし続けている」
「修理か交換か判断できず先延ばしにしている」
「信頼できる業者をどうやって選べば安心かわからない」という悩みを抱えている方も少なくないでしょう。
本記事では、御代田町にお住まいの方が抱える雨樋に関する悩みや課題に対し、雨樋工事の基礎知識、工事内容ごとの費用相場、工事にかかる日数、依頼できる事業者の種類、注意点、さらには交換時期の見極め方までをわかりやすく解説します。
この記事を読むことで、「自分の家の雨樋はどのような状態なのか」
「どの工事を選べば安心か」
「信頼できる業者をどう探せばよいか」が明確になり、雨樋トラブルを未然に防ぐための判断力を養えるでしょう。
雨樋は、屋根に降った雨や雪どけ水を軒先で受け止め、縦樋を通じて地面や排水管へとスムーズに導く設備です。
御代田町は冬季に多量の雪が積もり、春先に急激に溶けるため、雨樋にかかる水圧は非常に大きくなります。
また、秋には周辺の山々から落ち葉が降り積もり、雨樋内部に詰まりが生じやすくなります。
このような状況で排水が滞ると、雨水は軒先からあふれて外壁を濡らし続け、外壁塗装が剝がれたり、木部が腐食したりするリスクが高まります。
さらに、この状態を放置すると、最終的には雨水が住宅内部に浸入し、雨漏りや基礎部分への浸水トラブルを引き起こす可能性があります。
こうした問題を未然に防ぎ、住宅を長期間にわたって安全に保つために必要なメンテナンスが「雨樋工事」です。
雨樋工事には大きく分けて「部分的な修理」「全体的な交換」「清掃」の三種類が存在し、それぞれ工事内容や費用、工期が異なります。
住宅の雨樋状態や使用年数に応じて最適な工事を選び、適切なタイミングで実施することが、結果的に大規模な修繕コストを抑えるポイントとなります。
雨樋工事の内容と費用相場
雨樋工事を考える際には、まず自宅の雨樋がどの程度劣化しているのか、詰まりや破損の有無を把握し、必要な工事内容を見極めることが重要です。
ここでは主に「部分的な修理」「全体的な交換」「清掃」「足場設置」に分類される工事内容と、その費用相場について詳しく説明します。
部分的な修理:ひび割れ補修や一部パーツ交換で機能回復
雨樋に小さなひび割れや部分的な破損が生じている場合、その箇所だけを補修して排水機能を回復させるのが「部分的な修理」です。
御代田町のように冬季の凍結融解サイクルが激しい地域では、塩ビ製雨樋にひびが入りやすく、ひび口から雨水が漏れ出すと外壁を濡らし、木部の腐食や雨水の浸入を引き起こす危険があります。
部分修理は以下の流れで行われます。まず、ひび割れ箇所の汚れや古いシーリング材を取り除き、専用の防水シーリング材をひび口に充填してしっかりと塞ぎます。
次に、劣化したエルボ(曲がり部)や継ぎ手パーツを新品に交換し、金具を締め直して補強します。
これにより該当部分の排水性能が速やかに復活し、雨漏りリスクを最小限に抑えられます。
費用相場は1箇所あたり約1万円~3万円程度で、作業時間は数時間~1日程度が目安です。
早めに部分修理を行うことで、大規模な交換を先延ばしにでき、長期的にコストを抑制できます。
ただし、ひび割れが複数箇所に及んでいる場合や素材自体の耐用年数が近い場合は、部分修理を繰り返すよりも全体交換を選択した方が経済的で、安心して長期間利用できるケースが多いことも覚えておきましょう。
全体的な交換:劣化が進んだ雨樋をまるごと新調
雨樋全体、あるいは広範囲にわたって劣化や破損が進んでいる場合には、「全体的な交換」が推奨されます。
この工事では、既存の古くなった雨樋本体をすべて撤去し、新しい素材の雨樋を取り付けます。
使用する素材や住宅の雨樋延長によって費用が大きく変わるため、自宅の規模や予算、耐用年数に応じて素材を選択することがポイントです。
主な雨樋素材とその特徴・費用目安(1mあたり・税別)を以下の表で比較します。
素材 | 費用目安(1mあたり・税別) | 特徴 |
---|---|---|
塩ビ製(PVC) | 約6,000円~7,000円 | 安価で施工しやすいが、寒冷地での凍結融解に弱く、耐用年数約10~15年 |
アルミ製 | 約8,000円~10,000円 | 軽量で錆びにくく耐用年数約20年。豪雪地帯でも変形しにくく、カラー展開が豊富 |
ステンレス製 | 約10,000円前後 | 錆びにくく耐用年数約30年。寒冷地でも凍結に強いためメンテナンスコストが抑えられる |
銅板製 | 約12,000円~15,000円 | 高級素材で耐用年数約50年以上。経年変化で風合いが増すが、初期コストは最も高い |
ガルバリウム鋼板製 | 約7,000円~9,000円 | 亜鉛メッキ加工で錆びにくく耐用年数約20~25年。ステンレス製に近い耐久性を持ちつつコストを抑えられる |
全体的な交換には、住宅の雨樋延長や素材選択、施工範囲などを考慮して総額約30万円~60万円程度が一般的な相場です。
たとえば、住宅の雨樋延長が15mあり、アルミ製を選択すると材料費だけで約12万円~15万円かかり、そこに工賃や足場設置費用を加えると総額で約40万円~55万円程度になります。
銅板製を選ぶとさらにコストが上がり、70万円を超えることもあります。
工期は既存雨樋の撤去から新規取り付け、防水シーリング、排水確認テストまでを含めて1~2日程度を見込んでおくと安心です。全体的な交換を行うことで、新品の排水性能を得られ、長期にわたって雨樋トラブルの心配を軽減できるため、住宅の耐久性を大幅に向上させることができます。
清掃:詰まりを取り除き排水機能を維持
雨樋に落ち葉や泥、小枝などが詰まると、屋根に降った雨や雪どけ水が流れ込んでもスムーズに排水されず、軒先からあふれて外壁を濡らし続けます。
御代田町では秋から冬にかけて落ち葉が舞い散り、雨樋に詰まる頻度が高くなります。
また、雪に埋もれた落ち葉が春先に急激に溶けるタイミングで排水不良を引き起こすケースも少なくありません。
専門業者が脚立や簡易足場を設置して詰まったゴミを手作業で取り除き、雨樋内部を丁寧に洗浄することで、本来の排水機能を回復させるのが「清掃」です。
清掃にかかる費用は約2万円~3万円程度が相場で、作業時間は数時間~1日程度が目安となります。
定期的に清掃を行うことで、小さな詰まりが大きな破損や修理の必要性につながる前にトラブルを防ぎ、結果として大規模な修理・交換費用を抑えることができます。
特に落葉シーズンの終わりや春先の雪どけ直後には、一度点検と清掃を行う習慣をつけると安心です。
足場設置:高所作業を安全に行うための必須工程
雨樋工事は屋根の軒先での高所作業を伴うため、作業員の転落リスクが常につきまといます。
特に二階建て以上の住宅や屋根勾配が急な場合、単に脚立を立てるだけでは不安定で危険です。
そのため、安定した仮設足場を組んでから作業を行うことで、作業員の安全を確保しつつ、施工品質も向上させることができます。足場を設置すると、作業員は屋根に近い位置でもしっかりと足元を固定して作業でき、作業効率がアップするだけでなく事故のリスクを大幅に減らせます。
足場設置にかかる費用は約15万円~25万円程度が相場で、住宅の高さや敷地条件によって前後します。
足場を省略すると、作業中に事故やケガが発生する危険性が増し、結果的に追加費用やリカバリー時間がかかる可能性があります。安全第一で必ず足場を組んでから工事を進めることが重要です。
雨樋工事を依頼する事業者の種類と選び方
雨樋工事を依頼できる事業者には複数のタイプがあり、それぞれ得意分野や費用感が異なります。
御代田町で雨樋工事を依頼する際には、自宅の工事内容や予算、希望するサービス内容に合わせて適切な事業者を選ぶことが重要です。以下に主な事業者の種類と、それぞれの特徴を解説します。
ハウスメーカー
ハウスメーカーは新築工事を手がける大手企業で、住宅購入時に雨樋を施工した実績を持っています。
住宅購入後のメンテナンスとして雨樋工事を依頼できる場合がありますが、築年数が経った家への修理や交換に対応できないこともあるため、事前確認が必要です。
住宅の建築時に保証期間内であれば、ハウスメーカーに連絡して対応を依頼すると安心です。
工務店
地域密着型の工務店は、小諸市周辺の気候や住宅事情に詳しく、きめ細かい対応が期待できます。
ハウスメーカーに比べて費用が比較的リーズナブルな場合が多く、施工後のフォローやアフターサービスがしっかりしている工務店を選べば安心です。
雨樋だけでなく屋根や外壁全体の状況を総合的に判断しながら提案してくれることが多いのが特徴です。
ホームセンター
大手ホームセンターのリフォーム部門では、雨樋の清掃や簡易修理を手配できる場合があります。
比較的安価に依頼できるものの、複雑な破損や全体交換など大規模な工事には対応できないこともあるため、まずは簡易的な点検や清掃を依頼してみるとよいでしょう。
必要に応じて提携業者を紹介してもらえるケースもあります。
雨樋修理の専門事業者
雨樋工事に特化した専門事業者は、修理から交換まで雨樋に関する施工実績が豊富で、最新の素材知識や施工技術を持っています。
専門的な視点で雨樋の状態を診断し、最適な提案をしてくれるため、雨樋トラブルが複雑な場合や迅速かつ的確な対応が必要な場合には、こうした専門事業者に依頼するのがおすすめです。
屋根工事の専門事業者
屋根工事を専門とする業者は、雨樋だけでなく屋根材や下地の状態も同時にチェックしたうえで施工を行います。
屋根と雨樋は密接に関係しているため、屋根工事専門事業者に依頼すると、屋根全体のメンテナンスを併せて行うことができ、施工後の安心感が高まります。
特に屋根材の劣化が雨樋への負担を引き起こしている場合には、屋根と雨樋をセットでメンテナンスすることで根本的な解決が可能となります。
外壁修繕・塗装の専門事業者
外壁修繕や塗装を専門に行う業者は、外壁の痛み具合を確認しながら雨樋の取付位置や勾配を調整することで、雨水が外壁に直接当たらないような施工を提案してくれます。
雨樋交換と同時に外壁の補修や塗装を行うことで、雨水による外壁の劣化を防ぎ、住宅を美しく保つ効果が期待できます。
外壁のひび割れや塗装剥がれが気になる場合には、こうした業者に一括で依頼すると効率的です。
雨樋工事の注意点と押さえておきたいポイント
雨樋工事を依頼する際には、いくつか注意すべきポイントがあります。
これらを理解したうえで業者選びや工事計画を進めることで、安心かつ満足のいくメンテナンスが実現します。
高所作業を伴うため、足場が必要な場合がある
雨樋は屋根の軒先に設置されているため、二階建て以上の住宅では高所作業を伴います。
脚立だけでの作業は転落リスクが高く危険です。そのため、安全に施工するには安定した仮設足場を組む必要があります。
足場を設置することで、作業員は屋根に近い位置でも足元をしっかり固定して作業でき、事故リスクを大幅に減らせるほか、施工品質も向上します。
足場設置費用は約15万円~25万円程度が相場で、住宅の高さや敷地条件によって前後しますが、安全第一で必ず足場を組むことが最優先です。
また、足場を組むことで工事期間中の作業効率がアップし、施工完了後の品質にも好影響を与えます。
足場を省略すると作業中の事故やケガが発生しやすくなり、結果的に追加費用や修正などに時間がかかる場合があるため、安全を優先して足場を設置しましょう。
雨樋の種類やオプションで料金が変動する
雨樋には形状や素材の違いがあり、それぞれ費用に差があります。
主に「丸形」「角形」のタイプがあり、素材としては「ポリカーボネート製」「塩ビ製」「アルミ製」「ステンレス製」などがあります。さらに、落ち葉よけのカバーやネットを取り付けるかどうかによっても料金が変わります。
以下に主な雨樋の種類と特徴を簡単にまとめた表を示します。
タイプ/素材 | 特徴 | 費用の影響 |
---|---|---|
丸形/ポリカーボネート製 | 軽量で安価だが耐久性はやや低め。寒冷地ではひび割れしやすい点に注意 | 安価(1mあたり約4,000円~6,000円) |
角形/塩ビ製(PVC) | 施工性が良く費用対効果に優れるが、寒冷地では凍結融解による劣化リスクあり | 比較的安価(1mあたり約6,000円~7,000円) |
角形/アルミ製 | 軽量で錆びにくく耐用年数約20年。豪雪地帯でも変形しにくくカラー展開が豊富 | 中価格帯(1mあたり約8,000円~10,000円) |
角形/ステンレス製 | 錆びにくく耐用年数約30年。凍結に強く、メンテナンスコストを抑えたい方に最適 | 高価格帯(1mあたり約10,000円前後) |
また、落ち葉よけのカバーやネットを設置する場合は、約5,000円~10,000円程度の追加費用がかかります。
これにより落ち葉の侵入を防ぎ、清掃頻度を減らせるメリットが得られます。
工事見積もりを依頼する際は、雨樋の形状や素材、オプション設置有無を詳細に伝え、料金の内訳を確認することが大切です。具体的な見積もりを業者から提示してもらい、納得した上で契約しましょう。
修理・交換範囲の確認と完了後の機能チェックが重要
雨樋の修理や交換を検討する際は、業者と「修理範囲」「交換範囲」を明確に確認することが必要です。
どこまでの範囲を補修対象とし、どこから全体交換とするのかが不明確だと、工事完了後に「これだけしか直してもらえなかった」「追加費用がかさむ」といったトラブルが起こりやすくなります。
具体的には以下の点を事前に業者とすり合わせましょう。
修理範囲の明確化
ひび割れが何箇所まで補修対象なのか、どの部位のパーツ交換が必要かを見積書に明示してもらう。
交換範囲の確認
全体交換の場合、既存雨樋のどこまで撤去し、新規取り付けの範囲をどこまでとするか、縦樋や支持金具は交換するのかを把握しておく。
清掃範囲の指定
清掃だけであれば脚立で届く範囲なのか、足場が必要な範囲なのかを確認し、どこまでの汚れや落ち葉を除去するかを明確にしておく。
完了後の機能チェック
工事が完了したら現場でホースなどを使って水を流し、縦樋を通じて地面までスムーズに排水されるか、水漏れがないかを一緒に確認する。不具合があればその場で手直ししてもらうことで安心度が高まる。
これらを怠ると、工事完了後に想定外の不具合が生じ、追加費用や日程調整が必要になるリスクがあります。
契約前に必ず修理範囲や交換範囲、清掃範囲、費用内訳を詳細に確認し、工事後には排水テストと漏水確認を行ってもらいましょう。
火災保険の適用条件を理解する
御代田町は冬季に豪雪が降り積もる地域であり、台風や大雪によって雨樋が破損するリスクが高いエリアです。
こうした自然災害による被害は、火災保険や住宅総合保険の補償対象となる場合があります。
ただし、保険適用には次の条件を満たす必要があります。
まず、破損が風災、雪災、ひょう災などの自然災害によるものであること。
次に、保険金請求の対象事故発生日から3年以内であること。
そして、経年劣化やメンテナンス不足が原因ではなく、突発的かつ偶発的な事故であることが条件です。
保険適用を検討する際は、まず破損箇所を写真や動画で詳細に記録し、保険会社に連絡して補償対象かどうかを確認しましょう。
そのうえで、専門業者に見積書を作成してもらい、保険会社に提出して手続きを進めることで、自己負担額を大幅に軽減できる可能性があります。
自己判断で保険を申請せず、必ずプロに相談して破損原因を特定し、保険会社とのやり取りを行うようにしてください。
雨樋の交換時期を見極める
雨樋の寿命は素材や設置環境により異なりますが、一般的には約20~25年程度といわれています。
しかし、御代田町のような寒暖差が激しい豪雪地帯では、塩ビ製雨樋は特に凍結と解凍のサイクルの影響を受けやすく、10年~15年程度でひび割れや変形が目立ち始める場合があります。
以下のような状態が見られたら、雨樋の交換時期を検討するサインです。
ひび割れや大きな割れが複数箇所にある
部分修理では対応しきれないほど劣化が広がっている場合は、全体交換を考えるべき時期です。
ジョイント部や支持金具からの漏水が頻発する
接合部から水が漏れている場合、内部で腐食や劣化が進行している可能性が高く、交換を早めに検討しましょう。
支持金具が錆びて緩んでいる
支持金具が腐食し、雨樋全体がたわんで排水性能が低下していると、詰まりやあふれが頻発するため、交換タイミングの一つです。
雨樋本体がたわんで形状が歪んでいる
雨樋が歪んでいると排水がスムーズに流れず、あふれや詰まりを引き起こすため、交換を検討する必要があります。
設置から20年以上が経過している
素材自体が寿命を迎えている可能性が高く、点検でひび割れや錆、変形、支持金具の緩みなどを確認した場合は、交換を積極的に検討しましょう。
これらの兆候を放置すると、雨漏りや外壁、基礎部分への被害が拡大し、結果として修理費用が膨らむリスクがあります。
交換を行う際は、雨樋の延長や素材選び、見積もり内容をしっかり確認し、納得したうえで業者に依頼しましょう。
雨樋は住宅を雨漏りや浸水トラブルから守る重要な設備です。
長野県御代田町のような豪雪地帯では、雪どけ水や大雨時に雨樋への負担が非常に大きく、わずかな詰まりやひび割れが住宅全体に深刻な影響を及ぼすリスクがあります。
雨樋工事の主な内容と費用相場は次の通りです。
* 部分的な修理:1箇所あたり約1万円~3万円
* 雨樋全体的な交換(1mあたり):約6,000円~1万円
* 全体交換:約30万円~60万円
* 清掃:約2万円~3万円
* 足場設置:約15万円~25万円
これらを参考に、複数の業者から相見積もりを取得し、費用の内訳や工期、保証内容、施工実績、口コミ評価を比較検討することが大切です。
また、火災保険の適用条件を確認**し、自然災害による破損が保険で補償される場合は自己負担を抑える工夫をしましょう。そして、定期的な点検や清掃を習慣化し、小さな詰まりやひび割れを早期に発見・修繕することで、雨樋の寿命を延ばし、長期的なメンテナンスコストを抑えることができます。
この記事を参考に、ご自身の家の雨樋の状態をしっかりと把握し、適切なタイミングで最適な工事を選択して、信頼できる業者に依頼することで、長く快適に住み続けられる安心の住まいを実現しましょう。