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SHIROKUMA COLUMN

2025/06/04
高山村の外壁塗装の費用相場の把握とコストダウン徹底ガイド

いったい総額はいくら用意すればいいの?

長野県高山村は志賀高原の豊かな自然と、寒暖差の大きい内陸性気候が同居する地域です。
夏は強い紫外線、冬は氷点下まで下がる冷え込みと降雪。
この環境は人には心地よくても、外壁にとってはかなり過酷。
春先、陽ざしの下でふと外壁を手でこすり「白い粉が付く」「コーキングが割れてきた」と気づくと、塗装の二文字が頭をよぎります。
ところがいざ見積もりを取ろうとしても「相場感がつかめない」「見積書を見ても高いのか安いのか判断できない」という声が非常に多いものです。
本記事では、高山村で戸建てを所有する方が
おおよその必要予算を把握し、無駄な出費を抑えつつ長持ちさせるための手順を、専門用語をかみ砕きながら解説します。

 高山村における延べ床面積別・基本相場を押さえる

“坪数×価格帯”を具体的な数字でイメージ

外壁塗装費は家の規模・外壁の凹凸・付帯部の量によって変動しますが、高山村で最も事例が多い木造2階建てを基準にすると下記が目安です。
30坪なら60~100万円、40坪なら80~130万円、50坪なら100~160万円ほど。
寒冷地ゆえに足場の安全対策や凍害補修が加わると上限寄りになりやすい点が特徴です。
60坪を超える大型住宅では足場の延長量が一気に増えるため120~200万円を見込んでおくと「想定外」の不安が減ります。いずれも足場・高圧洗浄・下地処理・シーリング・上塗り3回を含む標準仕様で、屋根は別途と考えてください。

費用を大きく動かす5つの要因

 1. 塗料グレード

塗装費の半分近くは塗料コストと塗布手間です。アクリルやウレタンは安価ですが耐用年数も短く7~10年で再塗装が必要。シリコンはコスト・寿命のバランス型で10~12年、フッ素は15年以上、無機ハイブリッドは20年前後と長期にわたり再塗装の手間を減らせます。
たとえば30坪の家でシリコンからフッ素に変えると材料+手間で20~30万円上乗せになりますが、15年後の再塗装が不要になれば総コストは逆に下がる場合もあります。

2. 外壁の傷み具合

高山村は冬季凍結によるクラックやデコボコが出やすいため、ひび幅0.3mm超の“構造クラック”はUカット+樹脂充填で1mあたり1,800円前後かかります。
サイディングの膨れ剥離は部分張替え1㎡1.5万円前後。
放置すると張替え範囲が広がり、塗装前に数十万単位の補修費が必要になるため、早めの塗り替えが実は最大の節約です。

3. 足場・高圧洗浄

30坪でもおおむね600㎡の足場を組む必要があり、強風シーズンの多い北信では補強金具や飛散防止メッシュが必須で15~18万円が相場。
高圧洗浄は㎡単価180~250円、北面の藻・カビが酷い場合はバイオ洗剤5,000~10,000円が追加されます。

4. シーリング(コーキング)

窓まわりや外壁の縦目地が硬化している場合、古いシールを撤去して打ち直す“打ち替え”が長持ちの秘訣。
30坪なら10~20万円が目安ですが、費用を抑えるために古い上から充填する“増し打ち”を選ぶと耐久は半分以下。
10年保証を確保したいなら基本は打ち替えと覚えておきましょう。

5. 施工会社の経費・保証体制

自社施工か下請けか、保証期間は何年か、定期点検は有料か?
こうした違いで見積額に10~20万円の差が生じます。
保証が長い会社は将来の補修リスクを見込んで単価がやや高めになるのが一般的ですが、“色あせ”まで保証対象か“剥離のみ”かで価値は大きく変わるため、金額だけでなく保証範囲の読み込みが不可欠です。

塗料別に見るコスト早見表

塗料種別期待耐用年数㎡単価(税別)向くケース留意点
ウレタン8~10年1,500~1,900円近い将来外壁材ごと張替え予定汚れやすく再塗装サイクル短い
シリコン10~12年2,200~2,200円コスパ重視の戸建て全般溶剤型は匂いが強い
ラジカル制御12~15年2200~2,600円色持ちをもう少し伸ばしたい製品差が大きく要メーカー確認
フッ素15~18年2,800~3,400円濃色・高日射面で退色が心配初期投資が高め
無機ハイブリッド18~22年3,500~4,500円メンテ周期を最長にしたい硬い塗膜は躯体の動きに弱い

この表の単価は材料費と標準手間を合算した概算です。同じ「シリコン」でも遮熱機能やラジカル抑制剤の有無で幅が出るため、メーカー名・商品名・塗布回数をそろえて比較すると納得感が高まります。

内訳と工程で見る“本当のコスト配分”

足場10~20%、洗浄3~5%、シーリング5~8%、塗装本体50%前後

高山村では積雪期の安全を考慮し、通常より強固な足場が標準仕様。
そのため足場費は総額の1~2割を占めます。
一方、見積書で「諸経費一式」とくくられがちな現場管理費や廃材処分費は3~7%程度。
ここを詳細項目に分けてもらうことで“一式”のブラックボックス化を防ぎ、交渉材料にも使えるので必ず依頼時に相談しましょう。

築16年・延べ床33坪をシリコン塗装した事例

・所在地:高山村中山
・外壁材:窯業系サイディング(外壁面積135㎡)
・劣化状況:チョーキング中程度、目地シーリング硬化、凍害で一部膨れ

工事項目数量単価金額備考
足場組立解体280㎡900円25.2万円飛散防止シート含む
高圧洗浄(バイオ)185㎡260円4.8万円北面藻の根除去
シーリング打替え250m900円22.5万円変成シリコン
凍害膨れ補修12㎡5,500円6.6万円板金パッチ
ラジカルシリコン上塗り3回185㎡3,000円55.5万円メーカー12年保証
付帯部塗装一式9.2万円破風・雨樋・水切
総額(税抜)123.3万円保証10年

ポイント:雪害クラックが軽度のうちに補修したため、張り替えへ発展せず総額を抑制。屋根は次回塗装時に遮熱シリコンで同時施工予定とし、当面の足場再設置費を不要にしました。

費用を抑えつつ品質も妥協しない5つの戦略

1. 相見積もりで“諸経費一式”を炙り出す

同一条件(塗料名・回数・保証年数)で3社以上から見積りを取得し、数量×単価を横並びにするだけで不透明な上乗せが浮き彫りになります。
質問への回答スピードや根拠説明の丁寧さは、施工後のアフター対応の指標にも。

2. 火災保険・共済で風災補償を活用

突風や落雪で外壁が割れた場合、“事故復旧”を名目に外壁塗装費の一部が保険金で賄えるケースがあります。
工事前に必ず被害写真を撮影し、保険会社へ相談することで負担を軽減可能です。

3. リフォームローンで高耐久塗料を選択

無担保ローン(年利1.5~2.5%)を活用すれば100万円を5年間で月々約17,000円。
短寿命塗料を繰り返すより、初回から高グレードを採用して返済期間中に再塗装不要とするほうが結果的に安く済むことも。

4. 屋根や付帯部を同時施工し足場を共用

別々に頼むと足場代が二重発生します。
築15年以上で屋根の退色が目立つなら、外壁と一緒に遮熱シリコンなどで塗装してしまうのが王道のコスパ向上策です。

5. 塗料メーカーキャンペーンを狙う

春秋は大手メーカーが販促キャンペーンを実施することが多く、指定塗料採用で保証年数延長やカラーシミュレーション無償といった特典が付く場合があります。
業者に相談すると意外に情報が得られるので要チェックです。

“適正価格×高耐久”で後悔のない外壁リフレッシュを

・高山村の外壁塗装は30坪=60~100万円、40坪=80~130万円、50坪=100~160万円が基準。
・コストを動かす鍵は塗料グレード・足場費・下地補修・シーリング・業者保証の5要素。
・早期塗り替えは補修費を抑える最大の節約。
・保険活用+ローン+相見積もりで高耐久塗装を無理なく実現。
・見積書は数量と保証を並べ、“一式”の内訳を必ず質問しよう。

この記事を手がかりに、まずは気になる地元業者へ現地調査を依頼し、数値と内容を比較してみてください。
外壁の美観と耐久がよみがえり、雄大な高山村の景観に映える我が家を眺める日がきっと近づくはずです。

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