しろくまコラム SHIROKUMA COLUMN
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コラム
木材選びで失敗しない|JIS規格・JAS規格とは?意味・違い・メリットをわかりやすく解説!

「JIS材」「JAS材」といった表記を見かけたけど、具体的に何が違うの?
建築に使う木材の品質って、どうやって保証されているの?
木材の規格ってそもそも何のためにあるの?
木造住宅や家具、建材に使われる「木材」には、国が定めた規格が存在します。
その代表が「JIS規格」と「JAS規格」です。
この2つの規格は、製品の品質や安全性を担保するための大切な指標です。
しかし、「どっちがどう違うのか」「なぜ規格が必要なのか」があいまいなまま使われているケースも少なくありません。
本記事では、木材におけるJISとJASの違い、対象となる製品、意味、そして私たちの生活にどのようなメリットがあるのかを、初めての方にもわかりやすく解説していきます。
目次
木材に「規格」が必要な理由とは?
木材は自然素材であるため、樹種・部位・産地・乾燥状態などによって品質にバラつきが出やすい素材です。
だからこそ、一定のルール(=規格)を設けておくことで、以下のようなメリットがあります。
規格の目的と役割
目的 | 内容 |
---|---|
品質の安定 | 同じ規格であれば、どこで買っても同じ基準で管理されている |
安全性の確保 | 建築物や家具などにおいて、強度や耐久性に関する最低基準を保証 |
公正な取引の促進 | 製品の仕様が明確になることで、売買や流通がスムーズに行える |
消費者の安心・信頼 | 規格に合格している製品=信頼できる、という証明になる |
木材に限らず、建築資材全般に共通して「規格」が重要視されているのは、見た目ではわからない品質差を“可視化”するためです。
JIS規格とは?【工業製品としての木材に関わる規格】
JIS規格とは?
JISとは「Japanese Industrial Standards(日本産業規格)」の略称で、日本国内で使用される産業製品に関する統一ルールを定めたものです。
木材に関するJIS規格は、主に試験方法や寸法、形状、構造などの工業的な特性に関係しています。
木材分野の代表的なJIS規格
規格番号 | 内容 |
---|---|
JIS Z2101 | 木材の物理的性質・強度・硬度・耐久性などを測定するための試験方法 |
JIS A 5905 | パーティクルボードの規格 |
JIS A 5908 | MDF(中質繊維板)の規格 |
JIS規格のポイント
製品そのものではなく、「試験方法」「測定方法」に関する規格が多い
試験に合格したことを示す「JISマーク」が製品に付与されることもある
木材以外にも、紙、金属、プラスチックなど幅広い産業に適用される
JAS規格とは?【農林水産分野で定められる木材の品質基準】
JAS規格とは?
JASとは「Japanese Agricultural Standards(日本農林規格)」の略称で、農林水産分野の製品の品質・規格を定めたものです。木材に関するJAS規格は、構造材や仕上げ材として使用される際の品質や強度を保証するものです。
JAS規格に準拠した木材とは?
JAS基準に適合した木材には、「JASマーク」と呼ばれる証票が貼られます。
このマークは、第三者機関による品質検査を通過した証拠であり、建築物においては構造材として使用できる安心材料となります。
JAS規格の対象品目
品目 | 内容 |
---|---|
製材 | 天然木を加工した木材(柱・梁など) |
集成材 | 小さな木片を接着して形成された構造用の木材 |
構造用合板 | 建物の耐震性・耐久性に寄与する合板 |
構造用パネル | 壁・床・天井に使われる大型の板材 |
フローリング材 | 内装仕上げ用の床材(無垢材・複合フローリングなど) |
JAS材の信頼性
木材の種類・含水率・曲げ強度などを規定
工場・生産体制・検査方法までトレーサビリティが確保されている
公共建築や大規模施設では、JAS材の使用が条件になることもある
JIS規格とJAS規格の違いを比較!
それぞれの役割が理解できたところで、2つの規格の違いを簡単に整理してみましょう。
項目 | JIS規格(日本産業規格) | JAS規格(日本農林規格) |
---|---|---|
管轄 | 経済産業省 | 農林水産省 |
対象製品 | 工業製品全般(木材含む) | 農林製品(木材、食品など) |
規格の内容 | 試験方法、寸法、構造 | 品質基準、等級、製品仕様 |
木材への適用 | 試験方法(JIS Z2101など) | 木材そのものの品質・性能(JAS材) |
マークの有無 | JISマーク(任意) | JASマーク(合格製品に必須) |
主な目的 | 工業的な製造管理 | 建築・構造材としての安全性・信頼性 |
JIS・JAS規格があることで得られる3つのメリット
規格に準拠した木材を選ぶことで、以下のような安心感と利便性を得られます。
1. 品質が保証されている
JIS・JASともに、一定の基準をクリアしていることを第三者が証明しているため、品質にばらつきが少なく、信頼できます。
2. 施工の安全性が高まる
JAS材は特に建築用構造材として、耐震性や耐久性の基準を満たしているため、施工後の安心感にもつながります。
3. 流通・取引がスムーズ
規格に沿った木材は仕様書や図面で明確に指定できるため、施工業者・設計士・発注者とのやり取りが円滑になります。
規格外の木材とどう違う?購入時に気をつけたいポイント
市場には「無等級材」や「未格付け材」も流通しています。
これらはコストが安い反面、品質のばらつきが大きく、強度が不明瞭なことが多いため、使用する際には注意が必要です。
無等級材を使うリスク
曲がりや反りが発生しやすい
耐荷重や含水率が不明で、構造材には不向き
クレーム・施工トラブルの原因になる可能性も
購入前にチェックすべきこと
「JAS認定マーク」や「JIS規格に準拠しているか」を確認
使用目的(構造用、内装用、外装用)に適した製品か
信頼できる販売業者・製材所から仕入れること
まとめ|JIS・JAS規格を理解すれば、木材選びに迷わない!
木材における「JIS規格」と「JAS規格」は、製品の信頼性と建築の安全性を担保する大切な仕組みです。
これらの基準を理解し、適切に活用することで、無駄のない木材選び・高品質な建築・安心の施工が可能になります。
この記事のまとめ
JIS規格は「工業製品としての試験・寸法」などの標準化
JAS規格は「農林製品としての品質・性能」などの基準化
JAS材にはJASマークが付いており、建築用として信頼性が高い
どちらの規格も、施工の品質確保と取引の明確化に役立つ
無等級材との違いを理解し、目的に合った木材選びを行うことが重要
今後、建築やDIY、リフォームなどで木材を選ぶ機会がある方は、ぜひ「JIS」や「JAS」というキーワードを見落とさず、賢い判断に活かしてください。