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コラム

SHIROKUMA COLUMN

2017/09/29
コンクリートの剥がれ(浮き・はく離)の原因・リスク・補修方法とは?

建物の基礎や外構、駐車場、道路、マンションの外壁など、コンクリートはあらゆる場所で使われている重要な建材です。
しかし、年月が経つと表面がポロポロと剥がれたり、ひび割れたりすることがあります。

それは、コンクリートの「浮き」「はく離」「剥がれ」と呼ばれる現象。
軽く考えていると、落下事故や構造上の重大トラブルに発展する可能性もあるため注意が必要です。

この記事では、コンクリートが剥がれる原因、放置によるリスク、そして効果的な対策や補修方法について徹底的に解説します。

コンクリートが剥がれるとは?まずは基礎知識を理解しよう

剥がれ・浮き・はく離とは

コンクリートの「剥がれ」とは、表面または内部の一部が下地と密着せずに浮き上がり、最終的に崩れ落ちる現象を指します。

  • 浮き:目視では分かりにくいが、打診(ハンマーなどで叩く)すると空洞音がする状態

  • はく離:内部の構造と表面が分離し、亀裂や隙間が発生している状態

  • 剥がれ:コンクリート片が落下、または完全に崩壊した状態

一見すると小さなひび割れや変色に見えても、内部では深刻な劣化が進んでいることも。
特に鉄筋コンクリート造では、構造体の寿命に関わるため注意が必要です。

コンクリートが剥がれる5つの主な原因とは?

コンクリートの剥がれは、複数の要因が複雑に絡み合って進行します。
ここでは代表的な原因を5つに分類して詳しく解説します。

中性化による鉄筋の腐食

コンクリートはもともとアルカリ性(pH12〜13)ですが、大気中の二酸化炭素(CO₂)と反応すると徐々に中性化します。
これを「コンクリートの中性化」と呼びます。

中性化が進行すると、コンクリート内部の鉄筋を守るアルカリ性が失われ、鉄筋が錆びて膨張し、周囲のコンクリートを押し出すようになります。
その結果、剥がれやはく離が発生するのです。

中性化の進行速度は、表面から1mm/年程度とされますが、気候や施工状況によって差が出ます。

凍害(とうがい)

寒冷地に多く見られる現象で、コンクリート内部に水分が入り込んだ状態で凍結・融解を繰り返すことによって、微細な亀裂が拡大していきます。

  • 特に吸水性の高い骨材が使われている場合、凍害のリスクは高くなります。

  • この現象は、フリーズ&ソルトダメージとも呼ばれ、舗装道路や外構の劣化原因として多く報告されています。

施工不良

施工段階でのミスや手抜きがあると、数年後に剥がれとして現れます。

代表的な施工不良の例:

  • コンクリート打設時のバイブレーション不足

  • 過剰な水の使用による水セメント比の上昇

  • 養生期間の不十分さ(乾燥不足)

こうした問題は、コンクリートの表層と内部との密着力の低下を招き、振動や荷重により浮き・はく離の原因となります。

摩耗や衝撃

コンクリートは強固な素材ではありますが、長年にわたって

  • 自動車や重機の走行

  • 人の往来

  • 物の落下やこすれ

といった摩耗や衝撃を受け続けると、表面が削れてザラついたり、角が欠けたりするようになります。
この状態が進行すると、下地との密着が失われて剥がれに繋がります。

湿気・水分の滞留

コンクリートは見た目以上に水分を吸収・保持する性質を持っています。
換気が悪い環境や雨水がかかりやすい箇所では、湿気が溜まりやすく、膨張・剥離の原因になります。

  • 地下室や床下、建物の北側などがリスク箇所

  • 塩害地域や海沿いの建物では、塩分を含んだ湿気により鉄筋腐食が加速することも

放置するとどうなる?コンクリート剥がれのリスク

コンクリートの剥がれを放置すると、以下のような深刻な影響を及ぼす可能性があります。

鉄筋の腐食・構造耐力の低下

剥がれた部分から雨水や酸素が内部に侵入することで、鉄筋が一気に錆びて膨張します。
これによりコンクリートがさらに割れ、建物の構造体そのものの耐久性が低下します。

最悪の場合、地震時の倒壊リスクが高まります。

コンクリート片の落下事故

マンションやビル、橋梁など高所のコンクリートが剥がれると、落下物として人や車両に被害を与える可能性があります。

歩行者や居住者に危険が及び、損害賠償リスクにも直結します。

劣化の加速・補修コストの増大

一度始まった剥がれは、空気や水分の影響により内部からどんどん拡大していきます。
早期補修で済むはずだったものが、大規模修繕や構造補強に発展するケースも。

剥がれの兆候をチェック!自分でできる簡易診断

剥がれは初期段階では目視で分かりにくいことがありますが、以下のポイントを押さえると早期発見が可能です。

打診調査をしてみる

コンクリート表面をハンマーや打診棒で軽く叩いてみて、「カンカンという空洞音」がしたら、内部で浮きが生じている可能性が高いです。

ひび割れ・変色に注目

  • 0.3mm以上のひび割れがある

  • 周囲が茶色く変色している(鉄筋のサビが染み出ている)

  • 表面に白華(エフロレッセンス)が見られる

これらは水分の侵入・劣化の進行を示すサインです。

コンクリート剥がれの対策と予防方法

剥がれを未然に防ぎ、長寿命な構造物を維持するためのポイントを解説します。

定期的な点検を行う

  • 建物の定期点検を少なくとも5年ごとに実施

  • 高所や目視できない部分は専門業者による外壁調査を依頼

ひび割れ・中性化の初期補修

  • ひび割れには樹脂注入(エポキシなど)

  • 中性化進行箇所には中性化抑制材や防錆処理

早期に補修することで、構造全体の延命が期待できます。

適切な塗装・防水処理を施す

コンクリートの劣化を防ぐために、適切な塗料で表面を保護することが重要です。

  • 弾性塗料や防水塗料(ウレタン・アクリル系など)

  • 透湿性がありつつ防水性を持つ塗装材を選ぶ

外壁やベランダには、防水工事も並行して行うことで、水分の侵入を徹底的にシャットアウトできます。

環境への配慮(湿気・塩害対策)

  • 海沿いや地下部では湿気対策・換気の強化

  • 凍害地域では耐凍害性の高いモルタルや混和材を使用

剥がれが進行している場合は専門家へ

表面の一部が剥がれていたり、すでに鉄筋の露出・落下が発生している場合は、建築士や補修専門業者に調査を依頼しましょう。

まとめ|コンクリートの剥がれは早期対応がカギ

コンクリートの剥がれは、小さな不具合に見えても放置してはいけません。
中性化や凍害、湿気、施工不良などさまざまな原因で進行し、最終的には構造上の重大トラブルや事故に発展する可能性もあります。

本記事のまとめ

項目ポイント
主な原因中性化、凍害、施工不良、摩耗、湿気
放置のリスク構造耐力の低下、鉄筋の腐食、落下事故、補修費増大
自分でできる診断打診、変色・ひび割れの確認
対策と予防点検、初期補修、防水・塗装、環境対策
進行している場合の対処専門業者への相談・診断依頼

剥がれの兆候を見逃さず、早めの対応と予防策を講じることで、建物の寿命を大きく伸ばすことが可能です。
もしご自宅や所有物件のコンクリートに不安がある場合は、専門業者への相談を検討してみてください。

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