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SHIROKUMA COLUMN

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コラム

SHIROKUMA COLUMN

2017/05/04
昔の塗装シリーズ!その3・団地の屋根塗装工事

昔の塗装シリーズ!その3・団地の屋根塗装工事

施工前

金属の折半屋根になります。折半屋根のボルト部分にサビを確認する事ができます。
折半屋根の場合、ボルトのサビ部分から雨漏りをすることが多数あります。
塗装工事と一緒にボルトから雨水が入り込まないような対策も一緒に取ることが望ましいです。

下地調整(1)

折半部分だけでなく、雪止めアングルやボルト部分にケレン処理を施します。
しっかりとケレン処理をする事でサビや脆弱な塗膜の除去と塗装時に塗料との密着を高める効果があります。
さらに高圧洗浄をして汚れを洗い流す作業もしなければなりません。

下地調整及びさび止め塗布

下地調整及び高圧洗浄が終了後乾燥時間を置いてからサビ止め(下塗り)をします。
サビ止めは1液や硬化剤を使用した2液と油性、水性に分ける事ができます。
サビは水分と空気が金属と結合して起こるものですが、さび止めを塗布する事で水分が触れるのをシャットアウトします。結果的にサビの進行を抑えます。

さび止め塗布

折半屋根部分・ボルト部分もさび止めを塗装します。
さび止めにも白やグレー赤さび色などの色が販売されていますが、上塗りの色との相性のあったりするのでさび止めでも注意して色選びをしなければいけません。
最近では白が使われる事も多くなっていますが赤さび色やグレーが金属に近い色をしていて相性が良いとされています。

サビ止め及び鋼板補修

金属トタンの瓦棒屋根の場合、同じ無塗装の金属屋根と比べても劣化がしやすく、サビだけでなく腐食を起こして穴が開いてしまうことがあります。
腐食の程度によっては今回の様に上から重ねる形で補修する事が可能ですが、劣化がひどい場合には下地から交換しなければいけなかったりするので確認できるときに確認しておくこと事が好ましいです。

鋼板補修及び中塗り

腐食による劣化がひどく出ている部分は上からガルバニウム鋼板を重ねる補修方法で対策を行いました。
そして中塗りをする訳ですが、屋根は特に紫外線や雨・雪の影響を受けやすいので耐候性の高い塗料を選択することがおススメです。
中塗りや上塗りの材料は基本的には同じ材料を使用します。
屋根に塗装する塗料にも種類が存在し、サビ止めと同じ様に1液と2液があります。
その他にも溶剤を使ったものや、水性の商品がありますが、屋根の場合は特に劣化しやすいので溶剤タイプの2液を選んでみてはいかがでしょうか。

中塗り(1)

上記と同じように中塗りをしていきます。
今回は1液のACトタンペイントといわれる商品で特殊アクリル樹脂系に塗料として属しています。
耐候性で比べるとシリコンやウレタンより低いですがその分費用は抑えてあるのが特徴です。
ただ最近ではアクリル樹脂はほとんど使用されなくなり、ウレタンやシリコンそしてフッ素といった高耐久の塗料がおススメです。

中塗り(2)

最初に瓦棒の部分や立ち上がりといったローラーの入りづらい場所は前もって刷毛入れをしていきます。
厚塗りをしすぎると、ローラーとの塗りムラや刷毛目がやすいので注意しなければなりません。
雪止めアングルを固定している部材も入り組んでいるのが塗り忘れがないように刷毛をきっちりいれることが大切です。
ただ塗料を多くつけすぎて液だれを起こさないようにするのもプロの技です。

上塗り

中塗り終了後乾燥時間を置いてから上塗り作業を行います。
上記にも書いたように中塗りと同じ塗料になりますが、仕上げになりますので塗り残しはもちろんの事、液だれや塗りムラ・刷毛目などに気を付けながら塗装を行います。

完工

今回の様に板金補修がある場合は稀ですが、通常の場合ケレン、高圧洗浄、下塗り、中塗り、上塗りと4つの工程を経て屋根の塗装工事は完了します。
折半屋根は普通の住宅で使用されることは少なく、多くが工場や倉庫といった建物で使用されています。そのため雨漏りにも気を付けなければいけないので塗装時には一緒に対策を取ることが望ましいです。

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