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SHIROKUMA COLUMN

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コラム

SHIROKUMA COLUMN

2016/12/13
進化する外壁材!外壁材の変化とは

日本の塗装の歴史について

実は日本の塗装の歴史ってすごく長いことはご存知ですか?
今では当たり前の外壁塗装も昔ではなかったようです。

なぜ建物の外壁塗装がされるようになり、またいろいろな外壁塗装の技術が出てきたのでしょうか?
今回はその外壁塗装の歴史について紹介します。

日本の塗装は工芸品から

そもそも塗装という考えは建物が初めではありませんでした。

初め塗装の発進となったのは仏教と同時期に伝えられた「漆」です。
漆が伝えられて以来日本の工芸品には漆が使われるようになり、工芸品に漆を塗ることによって徐々に「塗装」という考えが広まっていきました。

ではこの頃から建物の塗装があったのでしょうか?

建物の塗装がされ始めたのは、漆の塗装が広まったもっと後です。
日本で外壁に初めて塗装がされたのは、日米和親条約を締結した建物だと言われています。

日米和親条約は1854年3月31日なので、外壁塗装は約170年の歴史があるということです。
漆の塗装は仏教と同時期でもっと古いのに、外壁塗装は江戸時代の後期にされ始めたのでしょうか?

それは、昔の家の構造と家を建てる土地に関係があります。

日本の気候は温暖湿地帯で、床が高くて風通しが良く、屋根も軒先よりも長くて直接雨がかからない構造が最適で、外壁は土壁や草壁、板壁の方が通気性が良くて快適に生活できるとされていました。

家自体の寿命もその方が50年も100年も保つと言われていたほど、木造軸組の工法の家が日本の風土に合っていたのです。

しかし、風土に適していてもそれを実現できる土地が買えるほど、お金が十分にありませんでした。

農家や地主のように大きな土地に家を建てるのであれば可能ですが、一般庶民が家を持とうとすると大きな土地を買えることができないので、必然的に小さな土地に家を建てるという結論になってしまいます。

小さな土地に家を建てる場合、外壁に雨がかからないように屋根の軒先を長くしようとすると隣の家の屋根にぶつかってしまいます。

そうなると、軒先の長さが十分に取れず外壁に雨がかかり、土壁の場合だと崩れて大変なことになります。

また土壁だと工事に時間と手間が膨大にかかってしまうことから、モルタル壁やパネル式の壁に変わっていったのです。

そして、明治時代に作られた公明社『日本ペイントの前身』という会社によって塗料の国産化が行われて、日本に外壁塗装と塗料が一気に広まっていきました。

進化してきた外壁材

そのおかげで、今のようなモルタルやサイディングが登場し、また低汚染、防カビ、断熱、防火などの塗料の付加価値が増えてきています。

以上のように外壁塗装は長い時間をかけて今のように発展し、私たちの生活を支えてくれています。

私たちの生活や日本の気候は常に変化が起こっているので、今後もさらなる発展が行われることでしょう。

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