しろくまコラム SHIROKUMA COLUMN
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コラム
【完全ガイド】セメントサイロの塗装工事|錆止めから上塗りまでの工程・費用・注意点を徹底解説

セメントサイロの塗装工事は、見た目の美しさを保つだけでなく、構造物の長寿命化・安全性の維持に不可欠な作業です。
サイロはその構造上「鋼構造物(こうこうぞうぶつ)」に分類され、定期的な防錆対策が必要です。塗装が劣化すると、錆の発生→腐食→耐震性低下や漏洩リスクの増加につながる恐れもあります。
この記事では、
●サイロ塗装の必要性と塗装の工程
●使用される塗料の種類や特徴
●高所作業車による塗装のメリット
●費用相場や安全対策
などを、塗装業者・プラント関係者・工場担当者向けにわかりやすくまとめました。
目次
セメントサイロとは?構造と劣化リスク
サイロの概要
セメントサイロは、主に建設現場やプラントで使用される粉体(セメント、石灰、フライアッシュ等)を一時保管・供給するための円筒形の貯蔵タンクです。
鋼構造物としての特徴
●主に鉄鋼材で構成
●高さがあり、屋外設置が基本
●風雨や紫外線に常時さらされる
●塗膜が劣化すると錆が進行しやすい
なぜ塗装が必要なのか?防錆の重要性
鉄=錆びやすい素材
鉄は空気や水に触れると**酸化(錆び)**を起こしやすく、放置すると表面だけでなく構造内部まで腐食が進行します。
塗装の役割は「バリア」
●塗装は錆から鉄を守るコーティング層
●厚い塗膜ほど、防錆性能が高く長持ち
●メンテナンス周期を延ばし、長期コストを削減できる
塗装せずに放置すると…
●表面に錆が浮き出る
●最終的に穴あき・漏洩・倒壊リスク
●労働安全衛生法に基づく是正命令の対象にもなる
セメントサイロ塗装の基本工程【3回塗り】
サイロ塗装は一般住宅の外壁塗装とは異なり、工業用の防錆塗装仕様(JISやNEXCO基準等)が求められます。
① 下地処理(ケレン)
●電動工具+手工具で錆・旧塗膜を除去
●劣化状況によっては全面ケレン(グラインダーケレン)が必要
② 錆止め塗料(下塗り)
●エポキシ樹脂系の防錆プライマーを塗布
●厚塗り対応、密着性と防食性を重視
③ 中塗り
●中塗り専用塗料または上塗りと同種の塗料
●塗膜の厚みを確保し、保護力を強化
④ 上塗り
●耐候性、耐薬品性、防汚性を重視した特殊塗料を塗布
●UV対策が必要なため、ポリウレタンやフッ素系などが使用されることも
使用する塗料の種類と特徴(防錆仕様)
錆止め(下塗り)
●変性エポキシ系プライマー
●無機ジンクリッチプライマー(重防食向け)
中・上塗り材
塗料種類 | 特徴 |
ポリウレタン塗料 | 耐久性・柔軟性◎、やや紫外線に弱い |
シリコン塗料 | 耐候性が高く、コストとのバランスが良い |
フッ素樹脂塗料 | 長寿命・高価。公共工事や重防食向け |
足場不要?高所作業車による塗装の現場とは
高所作業車を使うメリット
●足場設置費用が不要(工期・費用削減)
●サイロのような高くて狭い構造物に適している
●短期間施工が可能
使用時の注意点
●作業車の安定性を確保(地盤・傾き)
●作業員のフルハーネス型墜落制止器具の着用義務
●防毒マスク・換気設備が必要(塗料成分により)
塗装前の下地処理(ケレン)の重要性
サビが残ったまま塗装しても、すぐに剥がれたり再び腐食が進行します。
そのため「下地処理=塗装の寿命を左右する最重要工程」です。
ケレン等級(日本工業規格)
●ST-1:手工具ケレン(軽度)
●ST-2:電動工具+手工具(中程度)
●ST-3〜4:全面ケレン・ブラスト処理(重度)
塗装作業中の安全対策と法令順守
主な安全対策
●有機溶剤中毒防止対策(マスク・換気・作業時間制限)
●高所作業時の墜落防止措置(ハーネス・安全帯)
●作業指揮者の配置、安全作業計画書の作成
関連する法律・規定
●労働安全衛生法
●高所作業車運転技能講習修了者の配置
●塗装作業に関するJIS K 5674等の規定に準拠
セメントサイロ塗装の費用相場と内訳
費用は高さ・直径・面積・足場の有無・下地状態・塗料種類によって変動します。
費用目安
項目 | 費用 |
下地処理・ケレン | 1,000〜2,000円/㎡ |
錆止め塗装 | 1,200〜1,800円/㎡ |
中塗り・上塗り | 2,500〜3,500円/㎡ |
高所作業車 | 5万〜15万円/日(機種と日数による) |
足場設置(必要な場合) | 80万〜150万円前後(構造による) |
トータル費用目安
●直径3m×高さ12mのサイロ1基
→ 150万〜250万円程度
公共工事・民間工事の違いと対応の注意点
公共工事の場合
●入札形式で契約
●国交省や自治体の基準に準拠(NEXCO、JIS規定等)
●書類作成・品質試験・施工管理が厳格
民間工事の場合
●コスト重視・納期短縮が求められるケースも
●現場条件に応じて高所作業車やドローン点検など柔軟に対応
まとめ|サイロの劣化を防ぎ、長寿命化するために
この記事のまとめ
●セメントサイロは錆びやすく、定期的な塗装が不可欠
●下地処理(ケレン)と防錆塗料の選定が寿命を左右する
●高所作業車による施工は、足場より安く短期間で済むことも
●公共・民間で対応や基準が異なるため、業者選びが重要
●安全対策と法令順守を徹底し、事故ゼロの施工を
セメントサイロの塗装は単なる見た目のメンテナンスではなく、工場全体の安全と効率を守る重要な防錆工事です。定期的な塗装で資産価値を保ち、事故やトラブルを未然に防ぎましょう。
施工前


下地調整『ケレン状況』


下地処理『ケレン→高圧洗浄作業』


下塗り作業状況

中塗り作業状況

上塗り作業状況




文字塗装作業状況

作業完了

