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SHIROKUMA COLUMN

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コラム

SHIROKUMA COLUMN

2016/11/06
エポキシ樹脂注入工法とは?浮き・ひび割れ補修の手順・効果・注意点を解説

コンクリート構造物の表面に浮きやひび割れが見られると、見た目だけでなく構造そのものの強度にも不安が生まれます。
こうした損傷を内部からしっかり補修できる方法が「エポキシ樹脂注入工法」です。

本記事では、エポキシ樹脂注入工法の基本知識、施工手順、活用される場面、注意点、効果を最大化するコツまで、初心者の方でも理解しやすいように順を追って解説します。

エポキシ樹脂注入工法とは?

エポキシ樹脂注入工法とは、コンクリートやモルタルの浮き・亀裂・ひび割れ部分にエポキシ樹脂を専用の工具で注入し、内部から接着・補修を行う工法です。

エポキシ樹脂とは?

エポキシ樹脂は2液を混ぜて硬化させるタイプの接着剤で、次のような特徴があります。

  • 高い接着力

  • 高い耐水性・耐薬品性

  • 硬化後はコンクリート並みの強度を発揮

  • 経年劣化が少なく、長期耐久性に優れる

この特性を活かして、亀裂の奥深くまでしっかりと接着剤が入り込み、損傷箇所を根本から補修することができます。

エポキシ樹脂注入工法の主な用途と効果

エポキシ樹脂注入は、建物のさまざまな場所で利用されています。

主な使用場面

使用場所対象損傷
ビル・マンションの外壁モルタルの浮き、爆裂、クラック補修
鉄筋コンクリート構造物乾燥収縮・地震・振動によるひび割れ補修
橋梁・トンネル・擁壁構造クラックの注入補修、防水・補強
床スラブ・基礎同様の構造亀裂、アンカー固定部の補強

得られる効果

  • 浮き・亀裂部の接着と一体化

  • 外壁の剥落・落下事故の防止

  • 雨水の侵入防止(漏水対策)

  • 建物の長寿命化、資産価値の維持

  • 補修後の美観回復(埋め戻し・再仕上げ)

エポキシ樹脂注入工法の施工手順|7つの工程を詳しく解説

エポキシ樹脂注入は、下地の状態を見極めながら丁寧に行う必要があります。ここでは、代表的な注入工法の7ステップを順を追ってご紹介します。

【STEP1】浮き・亀裂箇所のマーキング

  • 打診棒で壁面を叩き、「浮き音(ポコポコ)」がする場所を特定

  • ひび割れが目視で確認できる場合も、幅や長さを測定

  • 補修が必要な箇所にマーキングを行い、施工範囲を明確にします

※この段階で正確な調査ができないと、後の注入が不完全になります。

【STEP2】穴あけ(穿孔)

  • マーキング箇所に専用のドリルで直径3〜5mm程度の穴をあけます

  • 穿孔角度はひびに対して斜めに入れるのが基本(直角にすると貫通の恐れあり)

穴の数や位置は、樹脂の流動性・浸透性を考慮して設計されます。

【STEP3】穴の清掃

  • 穿孔後、ブロワーやエアーダスターを使って孔内の粉塵や削りカスを除去します

  • 内部にゴミが残っていると、樹脂が奥まで入らなかったり、硬化不良の原因に

【STEP4】注入機器の設置・準備

  • 穿孔部に注入パッカー(逆止弁付き金具)を装着

  • パッカーのネジを締めてしっかり固定し、注入機器(グリスガン、ハンドポンプ、電動注入ポンプ)を接続

※注入器具によっては樹脂の粘度や硬化時間に対応した調整が必要です。

【STEP5】エポキシ樹脂の注入

  • 樹脂をゆっくりと一定の圧力で注入

  • 樹脂が隣の孔や表面からあふれてきたら、充填完了のサイン

  • 内圧がかかりすぎると、未注入部や弱い箇所にヒビが広がる可能性があるため要注意

【STEP6】打診確認・仕上げ処理

  • 硬化後、再び打診棒で施工部を叩き、浮き音が消えているかを確認

  • 音が変化していれば、内部がしっかり接着された証拠

  • 穿孔部はモルタルや目地材などで丁寧に埋め戻し、外観を整えます

【STEP7】清掃・最終チェック

  • 周囲の汚れをふき取り、必要に応じて表面の再塗装や仕上げを行う

  • 補修跡が目立たないようにすることで、美観も保たれます

エポキシ樹脂注入の注意点|失敗を防ぐコツ

この工法は確実な施工が求められるため、いくつかの注意点を理解した上で作業することが重要です。

注入箇所の判断ミスに注意

  • 単なる表面クラックか、構造クラックかで補修方法が変わります

  • 必要に応じて建物診断士や一級建築士の意見を仰ぐのが安全

内圧のかけすぎはNG

  • 無理に注入すると、周囲に新たなひびを生じる可能性

  • 特に浮き部や脆弱な下地には注意が必要

残存浮き部の見落とし

  • 樹脂が注入されていない空間が残ると、再劣化や再発の原因に

  • 必ず打診でチェックし、必要があれば再注入を行う

注入時の気温・湿度管理

  • エポキシ樹脂の硬化時間や流動性は、温度によって大きく左右される

  • 真冬や梅雨時期の施工は特に慎重に

他の補修工法との違い|なぜ「注入」が選ばれるのか?

ひび割れ補修には他にもさまざまな方法があります。ここでは、エポキシ樹脂注入と他の工法の違いをまとめました。

工法主な用途特徴
表面シール工法微細な表面クラック表面にシーリング材を埋め込む簡易補修
Uカットシール工法幅のあるクラッククラックを削ってから充填する
エポキシ注入工法浮き・深いひび割れ内部から補強でき、構造耐力の回復が期待できる

エポキシ注入は、「構造補修が目的」の場合に最も適した工法と言えます。

まとめ|エポキシ樹脂注入工法で見えない劣化を根本補修

エポキシ樹脂注入工法は、外壁やコンクリートの浮き・ひび割れを内部からしっかりと接着・補強できる高性能な補修方法です。

  • エポキシ樹脂注入は、コンクリートの浮き・構造クラック・剥離補修に適した工法

  • 打診→穿孔→清掃→注入→確認という7つの手順で施工される

  • 内部からの接着力が高く、建物の耐久性を長期間維持可能

  • 注入圧・温度・作業精度が仕上がりを左右するため、専門業者による慎重な作業が必須

ひび割れや浮きを見つけたら、「まだ大丈夫」と思わず、早めに対策することが建物の長寿命化につながります。
ご希望があれば、施工事例・写真・使用資材一覧・費用の目安なども別途ご用意可能ですので、お気軽にご相談ください。

エポキシ樹脂注入工事|施工事例

注入使用材料搬入

t1

注入工事周辺清掃及びプラグ取り付け及びシール養生

t2

エポキシ樹脂注入作業

t3

注入工事プラグ・シール撤去・施工完了

t4

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