しろくまコラム SHIROKUMA COLUMN
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コラム
鉄扉の塗装ガイド|下地処理から塗料選び・塗り方のコツまで解説

建物の外観や玄関の印象を大きく左右する「鉄扉(スチールドア)」。しかし、長年使っていると、塗装が剥がれたり、サビが浮いてきたりと、見た目だけでなく防錆性能も落ちてしまいます。
そんな時に検討したいのが、鉄扉の再塗装。
専門業者に頼むこともできますが、手順を守ればDIYでも比較的きれいに仕上げられるのが特徴です。
この記事では、「鉄扉塗装に必要な道具や塗料」「作業前の下準備・養生」「錆止め・下塗り・上塗りの手順」「美しく仕上げるコツと注意点」などを初心者にもわかりやすく解説します。
目次
鉄扉の塗装はなぜ必要?その役割とは
鉄扉は、屋外に面していることが多く、雨風や紫外線にさらされやすい場所です。
年月が経つと次のような劣化が進行します。
劣化の例
表面の塗膜が剥がれる
赤サビ・白サビが発生する
扉の開け閉めがスムーズでなくなる
見た目がくすんで古びた印象に
塗装によって、美観の回復だけでなく、錆の進行を抑えて耐久性を高める効果も得られます。
特に玄関扉など、来訪者の目に触れる部分は定期的に塗り替えるのがベストです。
鉄扉塗装に必要な道具と塗料
必要な道具類
ワイヤーブラシ、サンドペーパー(#180〜#240)…錆・旧塗膜の除去
中性洗剤とスポンジ … 表面の油分や汚れを落とす
養生テープ・マスカー … 壁やガラス部分の保護
刷毛 … 細かい部分の塗装用
ローラー … 広い面の塗装用(スポンジタイプ推奨)
塗料用バケツ・かき混ぜ棒
作業手袋・マスク
使用する塗料
種類 | 特徴 |
---|---|
メタルコートプライマー | 錆止め効果のある下塗り用塗料。鉄部の塗料密着性を高める |
外部用水性塗料 | 上塗り用。臭いが少なく、扱いやすい。耐候性のあるタイプがおすすめ |
鉄扉塗装の手順【DIYでもできる】
ここでは、塗装作業の流れを8つのステップに分けてご紹介します。
STEP1:古い塗膜や錆を落とす(ケレン作業)
ワイヤーブラシやサンドペーパーで表面を研磨
特に赤サビがある箇所は徹底的に削る
劣化した塗膜を残すと、上塗りが剥がれやすくなる
STEP2:中性洗剤で洗浄・乾燥
汚れ・油分を中性洗剤とスポンジで洗い落とす
水でしっかり流して、完全に乾燥させる(4〜6時間)
STEP3:塗らない部分を養生
ドアノブやガラス、小口周りを養生テープやマスカーで保護
雨戸や壁面に塗料がつかないよう丁寧に処理
STEP4:錆止めプライマーを塗布(下塗り)
刷毛で角や溝など細部を塗布
ローラーで広い面を塗装
厚塗りせず、均一に塗るのがポイント
乾燥時間:約2〜4時間
STEP5:上塗り1回目
刷毛とローラーを使い分けて均等に塗布
1回目はムラになりやすいので気にしすぎなくてOK
乾燥時間:約3〜5時間(季節により変動)
STEP6:上塗り2回目(仕上げ)
ムラや薄い箇所をしっかり補正しながら2度塗り
艶あり塗料なら光沢感が出て美しく見える
STEP7:養生を剥がす
完全乾燥前に慎重に剥がすことで、境目がきれいに仕上がる
STEP8:完全乾燥
手で触っても塗料が付かない程度まで放置(6時間〜1日)
完全硬化には数日かかる場合もあります
美しく仕上げるためのポイントと注意点
錆びている部分には必ず錆止め塗料を!
サビを残したまま塗装しても、内側からサビが再発し、数ヶ月で塗膜が剥がれる恐れがあります。
必ずプライマー(錆止め)を塗る
製品名に「鉄部用」「メタルプライマー」と記載があるものを選ぶ
刷毛とローラーを使い分ける
細かい箇所や角は刷毛
平らで広い面はローラー
均一な仕上がりを意識して塗り進める
塗りムラは必ず2度塗りでカバー
1回目ではどうしてもムラになるので、乾燥後にしっかりと2回目を塗ることで滑らかで丈夫な塗膜が完成します。
鉄扉の塗装のメンテナンス頻度とタイミング
塗り替えの目安
屋外の鉄扉:5〜7年に1度
屋内の鉄扉:7〜10年に1度
サビや塗膜剥がれ、色あせが目立ち始めたら要検討
早めの対策で、扉本体の劣化や交換費用を抑えることが可能です。
DIY vs プロ業者 どちらがいい?
比較項目 | DIY | プロ業者 |
---|---|---|
費用 | 安い(数千円〜1万円) | 高め(2万円〜5万円程度) |
技術力 | 初心者でも可能 | 高品質な仕上がり |
作業時間 | 約半日〜1日 | 約2〜4時間 |
仕上がり | 自己責任(ややムラあり) | 均一で耐久性のある塗膜 |
安全性 | 慣れが必要 | 安全かつ確実 |
扉1枚程度であればDIYでも十分対応可能ですが、玄関扉など目立つ箇所や広範囲を塗る場合はプロに依頼する方が安心です。
まとめ
鉄扉の塗装は、美観だけでなくサビの進行を防ぎ、扉自体の寿命を大幅に延ばす効果があります。正しい手順と適切な塗料選びがポイントです。
最後におさらい!
錆や汚れはしっかり除去してから塗る
錆止めプライマーは必須
1回目の塗装はムラが出てもOK、2回塗りでカバー
刷毛とローラーを使い分けるときれいに仕上がる
5〜7年を目安に定期的に塗り替えを
美しい見た目と高い防錆性を維持するためにも、鉄扉の塗装は「定期的なメンテナンス」として捉えることが大切です。
番外編|アパートの鉄扉塗装事例
ここからは実際に行った「アパートの鉄扉塗装工事」の流れを紹介します。
市営住宅や公営住宅でもよく見られるタイプの門扉で、入居者の入れ替わりにあわせて定期的に塗り替えが必要となります。
使用材料搬入
材料
メタルコートプライマー
外部用水性塗料(紺)
刷毛、ローラー、養生テープ、皮すき等
扉全体にサビが浮いており、特に下部は塗膜の剥離がひどい状態でした。
前回の塗装から5年以上が経過しており、入居者の入れ替わりに伴い塗り替え依頼をいただいたものです。
扉ケレン(サビ・古い塗膜の除去)作業
スクレーパーや皮すきを使って、浮いた塗膜とサビを除去。角や縁などの細かい部分もヤスリを使って丁寧に処理しました。
これにより、後の塗料の密着性が大きく向上します。
ポイント:
軽度のサビは紙ヤスリ(#120~#180)
重度のサビや塗膜剥離はワイヤーブラシや電動工具を使用
中性洗剤で水洗い・乾燥
汚れや粉塵を中性洗剤で洗い流し、しっかりと乾燥させます。乾燥が不十分だと塗料が密着せず、すぐに剥がれる原因になります。
養生(マスキング)
周囲の壁や床、取っ手、ガラス部分など、塗料がついてはいけない箇所をビニールシートやマスキングテープで丁寧に保護します。
下塗り(プライマー塗布)
扉全面にメタルコートプライマーを塗布。サビの再発を防ぎ、中塗り・上塗りとの密着力を高める役割があります。
特にサビのあった下部は厚めに施工しました。
道具の使い分け:
隅や角 → 刷毛で丁寧に
広い面 → ローラーで均一に
上塗り(2回塗り)
中塗り → 乾燥 → 仕上げ塗り(上塗り)と2回に分けて丁寧に作業。
部分補修だけでは色むらが出るため、扉全体を塗装します。
室内塗り替え前
⑤室内塗替え前
湿気の影響でカビが発生している場所やひび割れ・剥離が起こっています。
打痕跡パテ処理作業
⑥打痕跡パテ処理作業
打痕やひび、剥離個所はパテ処理を行い平滑にします
仕上げ塗装
⑦仕上げ塗装
下塗り後に仕上げの塗装をします。施工前とは違いキレイな内装になりました。