しろくまコラム SHIROKUMA COLUMN
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コラム
温泉施設の防水工事とは?快適さと安全性を守るための重要メンテナンス

温泉施設の魅力は、何といっても「清潔感」と「安心して長時間くつろげる快適さ」です。
しかし、その裏には見えない部分での確かなメンテナンスが欠かせません。
なかでも重要なのが「防水工事」です。
浴槽やシャワー室、サウナなど、水が常に存在する場所では、経年劣化によって水漏れや腐食、カビなどのトラブルが発生しやすくなります。
防水工事は、こうしたリスクを未然に防ぎ、施設の寿命を延ばす大切な工事です。
目次
防水工事の目的:温泉施設の建物と利用者を守るために欠かせない工程
温泉施設における防水工事の目的は、「水漏れの防止」だけではありません。
コンクリートや鉄筋などの構造体の劣化を防ぎ、ひいては安全性や快適性の維持にもつながります。
水漏れや湿気による建物の劣化を防ぐ
温泉施設は常に高温・多湿の環境にさらされており、ひび割れや隙間から水が浸入すると、建物の下地や構造が腐食する可能性があります。
コンクリートの劣化や鉄筋の腐食を防ぐ
特に鉄筋コンクリート造の施設では、湿気が内部に達すると鉄筋が錆びて膨張し、コンクリートを押し割ってしまうケースもあります。
これを防ぐためには、外部からの水分をシャットアウトする防水層が不可欠です。
カビや腐敗の発生を防ぐ
浴室の目地や壁面、天井にカビが発生すると、施設の衛生面に大きな影響を与えるだけでなく、利用者の印象を大きく損ねます。
配管や電気設備の故障や火災リスクの低減
水の侵入が電気設備や配管系統に影響を与えると、漏電や火災といった重大事故の引き金にもなりかねません。
防水処理は、こうした二次災害のリスクを軽減する役割も担っています。
温泉施設における防水工事の主な施工内容とは?
防水工事は単なるコーティング作業ではなく、事前の下地補修から検査まで多段階にわたる作業を丁寧に行う必要があります。
目地防水処理
浴槽やタイルのつなぎ目(目地)は最も水が入り込みやすいポイント。ここを丁寧にシーリング材などで埋めることで、水漏れの発生リスクを大幅に下げられます。
クラック(ひび割れ)補修
目に見えない細かなクラックも水の侵入ルートになります。専用の補修材で埋めることで、建物の構造を守ります。
底面下地処理
防水塗装を施す前に、床面の不陸を整え、密着性を高める処理を行います。これを怠ると、防水層が早期に剥がれてしまう恐れがあります。
底面防水下塗り
プライマー(下塗り剤)を塗布し、上塗り防水材の密着を良くします。防水の持続力を高めるために欠かせないステップです。
壁面防水処理
壁面は水滴がつきやすい場所。特に浴室の中は、水が流れ落ちる時間が長く、壁面防水の有無でカビの発生率も大きく変わります。
水張り検査および完工
すべての工程が完了したあと、防水性能を実際に確認するための「水張り検査」を行います。問題がなければ、防水工事完了となります。
温泉施設で使われる防水の種類とそれぞれの特長
温泉施設では、利用環境に応じて複数の防水工法が選ばれます。目的や予算、メンテナンス性に応じて最適な工法を選ぶことが重要です。
シート防水
防水性の高いシートを貼り付けて防水層を形成する工法。主に水平面での使用に適しており、一定の厚みと耐久性があります。施工後すぐに使用できるため、工期短縮にも向いています。
ウレタン防水
液体状のウレタン樹脂を塗布して防水層を作る工法。複雑な形状にも対応しやすく、浴槽の縁や段差のある場所にも柔軟に施工できます。比較的メンテナンスもしやすいのが特長です。
FRP防水
ガラス繊維と樹脂を組み合わせて高い強度を持つ防水層を形成。浴槽や床など、強度が必要な場所に向いています。耐薬品性にも優れており、温泉成分にも強いというメリットがあります。
防水工事を行う際の注意点:施設運営と来場者への配慮も重要なポイント
防水工事は施設の安全性・耐久性を高める一方で、営業面に一定の影響を及ぼすこともあります。
事前にしっかりと対策を練ることが求められます。
防水工事中は入浴できない可能性がある
浴槽やシャワー室の防水工事では、使用を一時的に中止する必要があります。
繁忙期を避けた工期設定や、他エリアの入浴設備の活用が鍵です。
工期が長くなると営業に支障が出る可能性がある
施設の規模や状態により、工期は数日から数週間に及ぶことがあります。
可能な限り部分的な工事に分割し、営業停止の影響を最小限に抑えましょう。
防水加工は10年程度で劣化し始める可能性がある
防水層は半永久的ではありません。
温泉施設のような過酷な環境では、10年前後で再施工が必要になる場合もあります。
定期的な点検と早めの対応が重要です。
まとめ:温泉施設の防水工事は、快適で安全な空間づくりの土台
温泉施設の防水工事は、「見えないけれど非常に重要な基盤」です。
目地やクラックの補修から始まり、下地処理・防水層の塗布・検査に至るまでの丁寧な工程は、利用者の快適性や安全性を守るために欠かせません。
また、使用される防水材も多様で、それぞれの施設の特性や用途に合わせた選定が必要です。
長く安心して使い続けられる施設を保つためにも、定期的な防水チェックと、適切なタイミングでの施工が求められます。