しろくまコラム SHIROKUMA COLUMN
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コラム
シート防水の工法とは?密着工法と機械的固定工法の違い・特徴・費用・耐用年数について

屋上やベランダ、バルコニーなどの防水工事に多く採用される「シート防水」。
軽量で施工性に優れており、建物の寿命を守るために欠かせない工法です。
しかし、
「密着工法と機械的固定工法って何が違うの?」
「費用はどれくらい?」
「どのシートが長持ちするの?」
といった疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
本記事では、シート防水の基本から、代表的な工法である密着工法と機械的固定工法の違い、各シートの特徴や費用・耐用年数まで、リフォームや改修時に役立つ知識を徹底解説します。
目次
そもそも「シート防水」とは?
シート防水とは、防水性能をもったシート状の材料を屋上やバルコニーなどの防水面に貼り付けて、水の侵入を防ぐ工法です。
耐候性・防水性・柔軟性に優れ、コストパフォーマンスも高いことから、多くの現場で採用されています。
代表的なシート材には以下の種類があります:
ゴムシート防水
塩ビシート防水
アスファルトシート防水(改質アスファルト)
シート防水の2大工法|密着工法と機械的固定工法の違い
シート防水は施工方法によって主に以下の2つに分類されます。
工法名 | 密着工法 | 機械的固定工法 |
---|---|---|
特徴 | 接着剤で下地に直接貼り付ける | ディスク金具でシートを固定する |
適用範囲 | 乾燥していて健全な下地に最適 | 湿気や雨漏りの影響がある下地にも対応 |
メリット | シンプルで軽量・安価 | 下地の影響を受けにくく、改修に適している |
デメリット | 水分を含んだ下地では施工できない | 風圧にやや弱い・ディスク跡が目立つことも |
工期 | 比較的短い | やや長め(部材の固定が必要なため) |
それぞれの特長を深掘りしていきましょう。
【1】密着工法とは?
密着工法は、専用の接着剤を使ってシートを下地に直接貼り付ける方法です。施工が簡易で、平らで乾いた下地に最適な工法とされています。
メリット
接着剤による一体感のある仕上がり
コストが比較的安価
工期が短く、施工が早い
デメリット
雨漏りや湿気を含む下地には施工不可
接着剤の経年劣化により、シートが剥がれるリスク
【2】機械的固定工法とは?
機械的固定工法は、防水シートを専用の「固定ディスク(金具)」を使ってビス止めし、その上からシートを熱風で接着する工法です。
メリット
下地が湿っていても施工可能
既存防水層を撤去せずに施工できるため、改修工事に最適
換気性が高く、膨れなどの不具合が起きにくい
デメリット
施工に技術力が必要
強風や強雨が多い地域ではディスク部分に負担がかかる
シート別の工法・費用・耐用年数の比較
どのシートを使うかによって、工法や価格、寿命にも違いがあります。以下に主要3種類の比較をまとめました。
シートの種類 | 工法 | 耐用年数 | 費用(1㎡あたり) |
---|---|---|---|
ゴムシート防水 | 密着工法 | 約10〜15年 | 約5,000〜6,000円 |
塩ビシート防水 | 密着工法 | 約12〜15年 | 約6,000〜7,000円 |
塩ビシート防水 | 機械的固定工法 | 約15〜18年 | 約6,500〜7,500円 |
アスファルトシート | 熱工法/常温粘着法 | 約15〜20年 | 約6,500〜8,000円 |
※現場条件や下地処理の有無、使用部材により費用は変動します。
工法別の適用シーン、どう使い分けるべきか?
どの工法が向いているかは、現場の状態・建物の種類・予算によって変わります。
状況 | 推奨される工法 |
---|---|
新築で乾いた健全な下地 | 密着工法(ゴム or 塩ビ) |
既存屋根の改修・雨漏り発生中 | 機械的固定工法(塩ビ) |
大規模なビル屋上・長期耐久が必要 | 塩ビ or アスファルト防水 |
コストを抑えたい | ゴムシート防水の密着工法 |
防水工事を依頼する際の注意点
業者選びのポイント
防水工事の施工実績が豊富な会社か
事前に現地調査を実施してくれるか
使用材料や工法が明記された見積書を出してくれるか
工事後の保証制度があるか(5〜10年の保証が一般的)
手抜き工事を防ぐために確認すべきこと
下地処理の有無(清掃・ケレンなど)
密着工法の場合、接着剤の種類と塗布量
機械的固定工法の場合、ディスクの設置数と配置方法
シート端部の処理(立ち上がり・水切り部)の仕上がり
まとめ
シート防水は、用途や劣化状況に応じて最適な工法を選ぶことが非常に重要です。
間違った施工方法や不適切な材料を選んでしまうと、数年で再劣化してしまうケースも少なくありません。
最後にもう一度、工法別のポイントをおさらい
工法 | 適している場面 | 特徴 |
---|---|---|
密着工法 | 新築・健全な下地 | 安価で施工が早いが、下地に水分があるとNG |
機械的固定工法 | 改修・雨漏り箇所 | 下地を選ばず、長寿命で安心感が高い |
建物を長く保ちたいなら、まずは信頼できる専門業者に現地調査を依頼し、最適な工法を提案してもらうことが第一歩です。
費用だけでなく、耐用年数や将来的なメンテナンスも視野に入れた選択を心がけましょう。
ルーフィング施工
施工前に、まず防水シートの割り付け(配置計画)を行い、ジョイント(継ぎ目)の位置が重ならないように計画します。
準備ができたら、シートを水下(勾配の低い方)から順に張り始めていきます。
まずは、シートを広げながら、しわができないように両端を職人2人で持ち、ピンと張った状態を維持しながら仮置きします。
仮置き後、裏面の離型紙を徐々に剥がしながら、接着剤または粘着層で下地に圧着します。
接着した後はゴムローラーで全体を丁寧に転圧し、シート内部に空気が残らないようにします。
特に端部や角は重点的に転圧し、浮きやシワを防ぎます。
シートの接合部と立上り端末部の処理
シート同士の接合部(重ね代)は100mm以上確保し、必要に応じてテープ状シール材(ブチルテープなど)を挿入して密着性を高めます。
重ね張りした部分も、ローラーで丁寧に転圧し、剥がれや浮きが出ないようにします。
水の侵入リスクが高い立ち上がり部や端末部では、シートを必要な高さまで立ち上げます。
シートの隙間や端部には不定形シール材(変成シリコンやウレタンシーラント)を充填して、完全に密閉します。
シート防水工事完了
シートの張り付けと端末処理が完了したら、全体の防水層を目視と手触りで確認し、浮き・シワ・シール不良がないか再チェックします。
仕上げ材(トップコート)は施工直前に攪拌機でしっかり混ぜ、顔料や樹脂が分離していないことを確認します。
刷毛やローラー、スプレーガンを用いて、均一な厚みになるように塗布します。重ね塗りをする場合は、乾燥時間を厳守して層間の剥離を防ぎます。
尚、仕上げ材の役割は、美観の向上と防水層の紫外線劣化防止です。
塗りムラや塗り残しがあると、防水層の寿命が短くなるため、慎重に作業を進めます。