しろくまコラム SHIROKUMA COLUMN
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コラム
昭和40年代生まれの職人たちが築いた時代|高度経済成長と大衆文化の黄金期を振り返る

現代の住まいや街づくりの礎を築いた世代の一つが、「昭和40年代生まれ」の職人たちです。
彼らが育った時代は、高度経済成長が加速し、日本が目覚ましい発展を遂げていた頃。
街には活気が溢れ、文化も技術も急速に進化していきました。
本記事では、そんな昭和40年代に生まれ育ち、職人としての誇りを胸に日本を支えてきた世代に焦点を当て、当時の流行や時代背景を通じてその歩みをたどります。
目次
昭和40年代とはどんな時代?
昭和40年代(1965年〜1974年)は、日本経済が飛躍的に成長した「高度経済成長期」の後半にあたり、オイルショック前夜の安定と繁栄の象徴的な時代です。
社会と経済の動き
- 東京オリンピック(1964年)の成功を経て、インフラ整備が加速
- 新幹線・高速道路・ビル建設など、建築・土木分野で職人の活躍が必須に
- 家電製品(三種の神器→新・三種の神器)の普及で生活スタイルが一変
このような環境の中で育った昭和40年代生まれの人々は、「ものづくりの技術」や「丁寧な仕事の姿勢」を受け継ぎ、職人として多くの現場で活躍することになります。
昭和40年代のファッション文化|街を彩った若者たち
職人たちが10代を迎える1970年代後半には、すでに多彩なファッションカルチャーが存在していました。
流行したファッション
- ジーンズの流行(1965年頃):アメリカ文化の影響を受け、若者の定番に
- アイビースタイル(アイビー族):ネクタイ、ボタンダウンシャツ、チノパンが象徴
- 学生服の着崩しや髪型へのこだわりなど、個性を表現する潮流も
職人見習いとして現場に出るようになっても、「格好良く、清潔に」という美意識を持つ人が多く、今でもその丁寧さが仕事の随所に表れています。
昭和40年代の音楽と青春の記憶
昭和40年代の日本では、テレビやラジオから名曲の数々が流れ、街中や家庭で誰もが口ずさめるメロディーがあふれていました。
時代を彩った代表的な楽曲
- 「君といつまでも」加山雄三(青春の象徴)
- 「夜霧よ今夜も有難う」石原裕次郎(大人の世界観)
- 「黒ネコのタンゴ」皆川おさむ(子どもから大人まで人気)
- 「涙の連絡船」都はるみ(演歌ブームの火付け役)
- 「恋の季節」ピンキーとキラーズ(GS=グループサウンズブーム)
こうした音楽は、ラジオ・テレビ・レコードで楽しむことが主流で、職人として働き始めた青年期にも、現場でラジオから流れる歌が励みになっていたことでしょう。
昭和40年代のテレビ番組とメディアの台頭
テレビが家庭に急速に普及し、全国どこでも同じ番組が視聴できるようになったことで、共通の話題が生まれました。
代表的なテレビ番組
- NHK朝の連続テレビ小説「おはなはん」:家族で観る定番ドラマ
- 「シャボン玉ホリデー」クレージーキャッツ:お茶の間に笑いを届けるバラエティ
- 「てなもんや三度笠」藤田まこと主演:軽妙な時代劇コメディ
- 「鉄腕アトム」「オバケのQ太郎」:日本初の本格アニメブーム
- 「ウルトラマン」シリーズ:特撮技術の革新と子どもたちのヒーロー
テレビを通じて形成されたカルチャーは、後に職人たちが仲間と共に働く中での会話や人間関係にも大きな影響を与えました。
昭和40年代の社会運動と文化の変化
この時代は経済成長だけでなく、社会の価値観や文化も大きく揺れ動いた時期でした。
主な社会的トピック
- 「ウーマンリブ運動」(女性解放運動):性別役割からの解放を目指す
- 「中ピ連」結成(中絶禁止法に反対する女性たちの連合)
- ビートルズ来日(1966年):日本中を熱狂させ、若者文化に革命を起こす
- 「プレイボーイ」日本版創刊:ライフスタイル誌として登場
- 深夜放送全盛期:落合恵子、土井まさるらのDJ番組が若者の心をつかむ
こうした時代の空気感の中で育った昭和40年代生まれの職人たちは、”個人の自由”と”仲間意識”を両立させる価値観を持ち、協調性を重んじながらも自分の技術を極めていきました。
昭和40年代生まれの職人たちが支えた日本のものづくり
1970年代後半から1980年代にかけて、彼らは本格的に建設・製造・設計などの現場で活躍し始めました。
活躍の現場
- 住宅建設・リフォーム業界:高度経済成長期に建てられた家屋の修繕・メンテナンス
- 道路・鉄道・橋梁工事:インフラ整備の基盤を築いた世代
- 木工・建具・左官・塗装など、日本の伝統技術を支える職人として活躍
昭和40年代生まれの職人の特徴
- 礼儀や上下関係を重んじる、職人らしい“気骨”
- 現場経験の積み重ねによる高度な技術と判断力
- 若手職人への技術継承に積極的な姿勢
まとめ|“昭和40年代生まれ”という芯の強さと柔軟さ
昭和40年代生まれの職人たちは、激動の時代を子どもとして過ごし、働き盛りをバブル景気とその崩壊の中で迎えました。
彼らの生き様には、厳しさと温かさ、そして時代を超える技術の価値が詰まっています。
昭和の文化や空気感を肌で知るこの世代が、現代の若い職人たちに教えられることは数え切れません。
ものづくりの心、丁寧な手仕事、人とのつながり──それらを支えてきた”昭和40年代生まれの職人たち”の誇りと歩みは、今後も多くの人にとっての道しるべとなるでしょう。










