しろくまコラム SHIROKUMA COLUMN
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
---|---|---|---|---|---|---|
« 11月 | ||||||
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | |
7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 |
14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 |
21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 |
28 | 29 | 30 |
NEW最近の投稿
ARCHIVEアーカイブ
- 2024年11月
- 2024年8月
- 2024年4月
- 2024年3月
- 2024年1月
- 2023年12月
- 2023年11月
- 2023年10月
- 2023年9月
- 2023年8月
- 2023年7月
- 2023年6月
- 2023年5月
- 2023年4月
- 2022年6月
- 2022年5月
- 2022年2月
- 2021年11月
- 2021年6月
- 2021年4月
- 2021年2月
- 2021年1月
- 2020年9月
- 2020年8月
- 2020年7月
- 2020年6月
- 2020年5月
- 2020年4月
- 2020年2月
- 2020年1月
- 2019年12月
- 2019年10月
- 2019年9月
- 2019年8月
- 2019年7月
- 2019年5月
- 2018年10月
- 2018年5月
- 2018年4月
- 2018年3月
- 2018年1月
- 2017年12月
- 2017年11月
- 2017年10月
- 2017年9月
- 2017年8月
- 2017年7月
- 2017年6月
- 2017年5月
- 2017年4月
- 2017年3月
- 2017年2月
- 2017年1月
- 2016年12月
- 2016年11月
- 2016年10月
- 2016年9月
- 2016年8月
- 2016年7月
- 2016年6月
- 2016年5月
- 2016年4月
- 2016年3月
- 2016年2月
- 2016年1月
- 2015年12月
- 2015年11月
- 2015年10月
- 2015年9月
- 2015年8月
- 2015年7月
- 2015年6月
- 2015年5月
- 2015年3月
- 2015年2月
- 2015年1月
- 2014年12月
- 2005年5月
- 2005年4月
- 1998年4月
コラム
【海沿いの住宅必見】塩害による家の劣化とは?症状・対策・チェック方法

美しい海を望むロケーションに憧れてマイホームを建てたものの、住み始めてから「建物が傷みやすい」「金属がすぐ錆びる」といった悩みを感じていませんか?
それは「塩害(えんがい)」による影響かもしれません。
塩害は、海からの潮風に含まれる塩分が住宅に付着し、外壁や屋根、金属部品を劣化させる現象です。
目に見える被害が現れる前にも“潜伏期間”があり、気づいたときには手遅れになるケースも。
この記事では、塩害の基礎知識から特徴、対策、劣化のサイン、さらに実際に塩害を受けやすい住宅の特徴と日常でできるチェック方法までを徹底的に解説します。
海の近くにお住まいの方や、海辺に住宅を建てようとお考えの方にとって必読の内容です。
目次
塩害とは?住まいに及ぶダメージの正体
塩害とは、空気中に含まれる塩分が住宅や建築物に付着し、劣化や損傷を引き起こす自然現象です。特に海沿いの地域では潮風によって塩分が運ばれ、建材の腐食や塗膜の劣化を早めてしまいます。
塩害が発生しやすい地域
海から5km圏内の地域
小高い場所や高層階(潮風が上昇気流で到達しやすい)
風通しの良い立地
潮風は数km内陸部まで塩分を運ぶことがあるため、海が見えないからといって安心はできません。
【要注意】塩害を受けやすい住宅の特徴
以下の条件にあてはまる住宅は、塩害の影響を受けやすくなります。
1. 海の近くにある住宅(5km以内)
最も塩害のリスクが高い環境です。
塩分を含んだ風が直接住宅に当たるため、外壁や屋根、窓枠、手すりなどに塩分が蓄積されやすくなります。
2. 高層階住宅
高層マンションや傾斜地の上にある家では、海風に含まれる塩分が高い位置まで運ばれ、ベランダやバルコニーの金属部品に塩分が付着しやすくなります。
3. バルコニーやテラスがある住宅
バルコニーのアルミサッシや手すり、洗濯物干し器具などは塩害を受けやすいポイント。
雨が当たりにくいため塩分が自然に洗い流されず、蓄積しやすいのが特徴です。
4. 雨が当たりにくい外壁面がある家
軒の深い家や、風向きによって雨が届きにくい壁面は、塩分がそのまま残りやすいため注意が必要です。
塩害の特徴と住まいへの影響
1. 外壁や塗装の劣化
塩分が外壁に付着すると、塗膜が徐々に浸食され、防水性の低下や色あせ・剥がれの原因になります。
防水性能が落ちることで雨水が壁材に浸透
壁材の内部腐食・断熱材への影響
カビやコケが発生しやすくなる
2. 金属部分の腐食・サビ
最も影響を受けやすいのが金属製の部材です。
特に錆びやすい素材
アルミ(窓枠・手すり)
トタン(外壁や屋根)
鉄製品(門扉、フェンス、ビスなど)
塩分が金属表面に付着し、酸素と水分に反応すると「電気化学的腐食(錆)」が進行します。
3. 潜伏期間がある
塩害には“潜伏期”があり、外観には何の問題もないように見えても、内側で劣化が進行しているケースが珍しくありません。
塩分が塗膜の隙間や小さな傷から内部へ浸透
数年後、塗装が一気に剥がれる・金属が崩壊することも
【実践】塩害対策で住まいを守る方法
1. 定期的な水洗いで塩分を洗い流す
もっとも簡単で効果的な対策が「塩分を洗い流すこと」。
雨が当たらない箇所は、ホースでの水洗いを習慣化することで、塩分の蓄積を大幅に減らせます。
月に1〜2回を目安に
洗剤は不要、水だけで十分
バルコニーや窓サッシ、軒裏などを重点的に
2. 耐塩害仕様の建材・塗料を選ぶ
新築やリフォームの際は、塩害に強い素材や塗料を選ぶことが重要です。
耐塩害性が高い外装材:
ガルバリウム鋼板(亜鉛+アルミ合金でサビに強い)
セラミック塗装の金属パネル
フッ素樹脂塗料・無機塗料(耐候性・防汚性◎)
※通常のシリコン塗料より価格は高いものの、塩害の多い地域では長期的にコストを抑えられる選択肢です。
3. メンテナンス周期を早めにする
塩害エリアでは、外壁や屋根の劣化が早いため、塗装・点検・洗浄の頻度を通常よりも短く設定するのが鉄則です。
項目 | 通常エリア | 塩害エリア |
---|---|---|
外壁塗装の目安 | 10~15年 | 7~10年 |
屋根の点検 | 5年ごと | 2~3年ごと |
水洗い清掃 | 年1回 | 月1~2回 |
塩害のチェック方法|自宅でできる3つの簡易確認ポイント
「自宅が塩害の影響を受けているか知りたい」という方に向けて、以下のチェックポイントをご紹介します。
1. 近所の標識や建物の錆びを確認
自宅周辺の道路標識・電柱・看板の金属部分に錆びが出ている場合、塩害リスクが高い可能性があります。
特に5km圏内に海があるなら要注意。
2. バルコニーやサッシに白い塩の結晶がないか
アルミサッシやバルコニーの手すりに白い粉状の結晶(塩の析出物)が付着していたら、塩分の蓄積を意味します。
結晶がある=雨で洗い流されていない証拠
すぐに水で洗い流して対応しましょう
3. 外壁や屋根材に剥がれ・サビがないか
遠目にわからなくても、よく見ると外壁塗装のツヤが消えていたり、ひび割れや色ムラがあることも。
屋根材やトタン、ガルバの接合部もチェックしましょう。
塩害に強い家づくりのポイント
塩害地域で家を建てる・リフォームする場合は、次のような点を意識しておくと効果的です。
項目 | 内容 |
---|---|
素材選び | 金属はステンレスやガルバリウム、外壁材は高耐候性塗料を使用 |
形状 | 軒や庇を深くし、雨水が届きやすくする設計に |
定期メンテナンス | 屋根・外壁・ベランダを重点的に。高所は業者に依頼を。 |
防錆処理 | 金属部材には出荷前の防錆加工があるかを確認 |
まとめ
塩害は、海沿いの住宅や高層階の住まいでは避けられない自然現象です。
しかし、適切な対策を講じれば、被害を最小限に抑えることは十分に可能です。
もう一度、塩害対策のポイントをまとめます。
チェック項目 | 内容 |
---|---|
塩害の特徴 | 外壁の劣化、金属の腐食、塗膜の破損など |
塩害が起きやすい住宅 | 海から5km以内、高層階、雨が当たらない壁面など |
対策方法 | 水洗い、耐塩害建材の使用、早めの塗装、定期点検 |
チェック方法 | サッシの白化、近隣の錆び、屋根・外壁の色ムラなど |
海のそばにある魅力的なロケーションでも、建物が早く傷んでしまっては本末転倒。
定期的な清掃や点検を心がけ、塩害に強い住まいづくりを進めましょう。