しろくまコラム SHIROKUMA COLUMN
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コラム
長野市でノンアスベストスレートの屋根をお持ちの方へ:ひび割れや崩れを防ぐ正しいメンテナンスの選び方
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「屋根の塗装を考えて見積もりを取ったら、なぜか高額なカバー工法や葺き替えを提案された」
「築20年前後になり、屋根の破片が庭に落ちてきて不安になっている」
長野市で一戸建てを建てて15年〜25年ほどが経過している場合、その屋根には「ノンアスベスト(アスベストを含まない)初期のスレート瓦」が使われている可能性が非常に高いです。
実は、この年代のノンアスベストスレートは、建物の維持管理において「もっとも慎重に状態を見極めなければならない素材」の一つです。
一見すると普通の劣化に見えても、間違ったメンテナンス(ただ塗装を重ねるだけなど)をしてしまうと、数年で表面がボロボロに剥がれ、結果的に莫大な二重費用がかかってしまうトラブルが後を絶ちません。
今回は、長野市でこのデリケートな屋根材と上手に付き合い、建物の価値と寿命を守るための正しい知識と、後悔しないメンテナンスの選択肢について、建物の構造と劣化メカニズムの視点からプロとしてお伝えします。
目次
なぜ「築20年前後のノンアスベストスレート」は要注意なのか?

100%アスベスト(石綿)の製造・使用が禁止される過渡期(1990年代後半〜2000年代前半)に製造されたスレート瓦は、強度を保つためのアスベストに代わる新しい補強繊維の技術がまだ発展途上でした。そのため、この時期の製品には「非常に脆(もろ)く、衝撃や水分に弱い」という構造的な弱点があります。
代表的な製品名としては、パナホーム(現パナソニック ホームズ)などのハウスメーカーで多く採用された「レサス」や「シルバス」、他にも「コロニアルNEO」などが挙げられます。
代表的な危険信号(初期症状と末期症状)
ひび割れ・欠け(初期〜中期):
歩行による負荷や、素材そのものの伸縮に耐えられず、無数のひび割れが発生します。台風や飛来物ではなく、経年で「自然に割れていく」のが特徴です。
層状剥離(ミルフィーユ状の剥がれ・末期):
スレートの断面がパイ生地のように何層にもめくれ上がり、ボロボロと崩れていきます。この状態になると、手で触るだけで簡単に砕けてしまいます。
「塗装しても意味がない」と言われる理由
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一般的に、屋根のメンテナンスといえば「塗り替え(塗装工事)」を思い浮かべる方が多いと思います。しかし、この時期のノンアスベストスレートに関しては、「塗装では直せない、むしろ塗装が逆効果になる」ケースが大半を占めます。
理由①:土台(基材)そのものが脆いため
塗装は、しっかりとした下地(強度が保たれた木やコンクリート、正常なスレートなど)の上にあって初めて、その保護効果を発揮します。
しかし、初期のノンアスベストスレートは土台そのものがスカスカで脆くなっているため、いくら表面に高級な塗料を塗っても、数年で塗膜ごとスレートの表面が一緒にペリペリと剥がれ落ちてしまいます。
理由②:ひび割れが多すぎて補修しきれない
一般的なスレートであれば、数箇所のひび割れをシーリング材(接着剤のようなもの)で直してから塗装できます。
しかし、該当するノンアスベストスレートは、1枚の屋根に何十箇所、何百箇所とひび割れが入るため、すべてを補修することは物理的に不可能です。無理に接着しても、別の場所から次々と新しい割れが発生します。
建物全体の寿命を延ばす「2つの正しい解決策」

もし点検の結果、ご自宅の屋根が「塗装ができないレベルのノンアスベストスレート」だと判明した場合、取るべき選択肢は以下の2つに絞られます。
どちらも初期費用は塗装より高くなりますが、「その後20年〜30年、屋根の心配が一切いらなくなる」という最大のメリットがあります。
① カバー工法(重ね葺き)
現在のスレート屋根をそのまま残し、その上から新しい防水シート(ルーフィング)と、軽量な金属屋根(ガルバリウム鋼板など)を被せる工法です。
メリット:
を剥がさないため、工事中の雨漏りリスクが低く、廃材が出ないため処分費用を大幅に抑えられます。工期も短いです。
こんな場合におすすめ:
屋根の内部(野地板と呼ばれる木の下地)まで雨水が染み込んでおらず、しっかりしている場合。
② 葺き替え(ふきかえ)
古いスレート瓦をすべて撤去・処分し、下地の木材を補強した上で、全く新しい屋根材を施工する工法です。
メリット:
屋根の重量がリセット、あるいはさらに軽量化されるため、建物全体の耐震性が向上します。また、下地の腐食具合を直接目で見て完全に直せるため、最も安心感が高い工事です。
こんな場合におすすめ:
すでに何度も雨漏りを起こしている場合や、下地の木材が湿気で腐食してフカフカと浮いている場合。
長野市で施工会社を選ぶ際の見極めポイント

この特殊な屋根材のメンテナンスを成功させるためには、施工会社の「見極め力」と「誠実さ」がすべてを握っています。
「とりあえず塗りましょう」と言う会社は避ける
屋根に登って一目見ただけで製品名やその特性を判断できず、いつも通りの「高圧洗浄+3回塗り」の提案を出してくる会社は非常に危険です。施工後3〜5年でトラブルになり、結果的にカバー工法をやり直すという最悪の二重出費になりかねません。
ドローンや高倍率カメラによる「目視の証拠」を提示してもらう
「ノンアスベストだから塗装は無理です。今すぐ葺き替えないと雨漏りします」と、不安を煽って高額な契約を急がせる会社にも注意が必要です。
本当に塗装ができない状態なのか、ひび割れや剥離の具体的な写真を一緒に見ながら、納得のいく説明をしてくれる会社を選んでください。
建物全体の価値を守るために

屋根は、普段地上からは見えないからこそ、気づいたときには手遅れになりやすい場所です。特に「初期のノンアスベストスレート」は、適切な時期に適切な工法を選ばなければ、建物の柱や梁といった重要な構造体にまで湿気が回り、家全体の寿命を縮めてしまうことになります。
まずは、「我が家の屋根材が何なのか」「現在の劣化具合はどのレベルなのか」を正確に知ることが第一歩です。
当窓口では、長野市の地域特性と建物の構造構造を熟知した専門家が、屋根の現状を徹底的に調査し、無理な工事の押し付けではなく、「あと何年この家に住み続けたいか」というお客様のライフプランに合わせた最適な修繕計画をご提案しております。
「屋根の破片を見かけた」「他社で見積もりを取ったけれど本当にこの工事が必要か不安」という方は、まずは一度、お気軽にご相談・診断をご活用ください。建物の未来を守るお手伝いをさせていただきます。



















