しろくまコラム SHIROKUMA COLUMN
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コラム
外壁塗装は10年でいくらかかる?費用相場と塗料別の違いを徹底解説
「外壁塗装って10年ごとに必要って聞くけど、実際いくらかかるんだろう?」
「うちは30坪だけど、100万円もするって本当?」
そんな不安や疑問を抱いている方は少なくありません。
外壁塗装は、家の美観を保つだけでなく、雨風や紫外線から建物を守るための“家の健康診断”のような工事です。
しかし、塗料の種類や家の形状によって費用は大きく変わり、「10年ごと」と一口に言っても、その判断は一様ではありません。
この記事では、「外壁塗装 10年 いくら」というキーワードに沿って、費用相場、塗料の耐久年数の違い、そしてコストを抑えるためのポイントを、専門業者の視点からわかりやすく解説します。
“今塗るべきか、それともまだ待てるのか”を判断できるようになります。
目次
10年ごとの外壁塗装、費用の目安はいくら?
まず、一般的な戸建住宅(延べ床面積約30坪)の外壁塗装費用の目安は60〜100万円程度です。
この金額には、塗料代だけでなく、足場の設置、養生、下地補修、下塗り・中塗り・上塗りといった一連の作業費が含まれています。
費用相場の内訳(30坪住宅の場合)
| 費用項目 | 相場価格 | 説明 |
|---|---|---|
| 足場設置費用 | 約15〜25万円 | 高所での作業安全のために必須 |
| 高圧洗浄・下地処理 | 約5〜10万円 | 古い汚れやカビを落として塗料の密着性を高める |
| 下塗り・中塗り・上塗り | 約30〜50万円 | 塗料や面積により変動 |
| 補修・シーリング工事 | 約5〜15万円 | ひび割れ・目地の補修など |
| 諸経費(養生・廃材処理など) | 約5〜10万円 | 現場管理・資材処理などの経費 |
つまり、坪単価で見るとおおよそ2〜3万円前後が相場の目安になります。
ただし、これらはあくまで「平均的な例」であり、家の形状や劣化の程度によって上下します。
次に、費用を大きく左右する最大の要素である「塗料の種類」について見ていきましょう。
塗料の種類で費用も寿命も変わる
塗料にはさまざまな種類があり、グレードが上がるほど価格は上がる一方で、耐用年数も長くなります。
「10年で再塗装が必要かどうか」は、どんな塗料を使っているかによって大きく変わります。
| 塗料の種類 | 耐用年数の目安 | 30坪住宅の費用相場 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| アクリル塗料 | 約5〜8年 | 約50〜70万円 | 安価だが劣化が早く、短期間で再塗装が必要 |
| ウレタン塗料 | 約8〜10年 | 約60〜80万円 | 弾性がありコスパ良好だが、耐候性は中程度 |
| シリコン塗料 | 約10〜15年 | 約70〜100万円 | 現在の主流。耐久性・コスパ・美観のバランスが良い |
| フッ素塗料 | 約15〜20年 | 約100〜130万円 | 紫外線に強く、長寿命。メンテナンス回数を減らせる |
| 無機塗料 | 約20〜25年 | 約120〜150万円 | 最高グレード。汚れにくく劣化しにくい |
たとえば、「10年ごとの塗り替え」を前提にする場合、
アクリル塗料や低グレードウレタンでは再塗装のサイクルが短く、結果的に長期コストが高くなる傾向があります。
一方、フッ素や無機塗料など高耐久タイプを選べば、初期費用は高くても15〜20年は塗り替え不要なケースが多く、結果的に1回分の塗装費を節約できるのです。
10年ごとの塗り替え、本当に必要?
「外壁塗装は10年が目安」と言われる理由は、過去に主流だったシリコン塗料の耐用年数が10〜15年だったためです。
また、ハウスメーカーで、ちょうど瑕疵保険が切れる前の営業スタイルが、そのまま年数になったという説もあります。
しかし近年は塗料技術が進化し、15年〜20年持つ塗料も増えています。
つまり、“10年=必ず塗り替え”ではなく、家の状態と塗料の種類を見極めることが大切なのです。
10年以内の再塗装が必要なケース
・アクリル・ウレタンなど低耐久塗料を使用している
・外壁にチョーキング(白い粉)やひび割れが出ている
・塗膜が剥がれ、下地が見えている
・北側や日陰でカビ・コケが発生している
これらの症状がある場合、耐用年数に関係なく早めの塗り替えが必要です。
逆に、フッ素塗料・無機塗料などを使用している場合、10年で塗り替えるのはやや早いと言えます。
ただし、塗膜は生き物のように環境で劣化速度が変わるため、定期点検は欠かせません。
費用が高くなる要因とその理由
同じ坪数でも見積もり金額が異なる理由には、次のような要因があります。
建物の大きさと形状
単純に面積が広いほど費用は増えますが、建物の形が複雑な場合もコストが上がります。
凹凸の多いデザインやベランダ・庇が多い家は、作業面積と手間が増えるためです。
外壁の状態
劣化が進んでいる外壁は、下地補修やコーキングの打ち替え作業が必要になります。
これを省くと塗料が密着せず、数年で剥がれてしまうため、補修作業は“長持ちさせるための必須工程”です。
足場の設置条件
2階建て以上の住宅では、安全確保のために足場が必要です。特に3階建てや高低差のある土地では、設置費用が20〜30万円になることもあります。
使用する塗料のグレード
高耐久のフッ素・無機塗料は初期費用が上がりますが、15年以上持つため、長期的には安くつくケースも多いです。
外壁塗装を10年ごとに考える「長期コスト」の視点
短期的な費用だけを見ると安価な塗料に惹かれがちですが、20〜30年というスパンで考えると結果が逆転します。
| 塗料の種類 | 1回あたりの費用 | 耐用年数 | 30年で必要な回数 | 合計費用(目安) |
|---|---|---|---|---|
| アクリル塗料 | 約60万円 | 約7年 | 約4回 | 約240万円 |
| シリコン塗料 | 約90万円 | 約12年 | 約2〜3回 | 約180〜270万円 |
| フッ素塗料 | 約120万円 | 約18年 | 約2回 | 約240万円 |
| 無機塗料 | 約130万円 | 約20年以上 | 約1〜2回 | 約130〜260万円 |
この表からわかるように、短期スパンで安い塗料を繰り返すより、長期耐久の塗料を選ぶ方が総費用が安くなるケースが多いのです。
外壁塗装の費用を抑えるためのポイント
外壁塗装は決して安い買い物ではありません。しかし、次の工夫で無理なくコストを抑えることができます。
- 地元の専門業者に直接依頼する
大手ハウスメーカーより中間マージンが少なく、同品質で10〜30万円安くなる場合もあります。 - 時期をずらして繁忙期を避ける
春や秋は依頼が集中します。閑散期(夏・冬)は割引キャンペーンを行う業者も多いです。 - 足場を共用するリフォームを同時に行う
屋根塗装や雨樋修理などを一緒に行えば、足場代を1回で済ませられます。 - 相見積もりを取って比較する
3社ほどの見積もりを比較すると、工事内容や価格の相場感がつかめます。
まとめ:10年という数字に縛られず、家の状態で判断を
「外壁塗装は10年ごと」という言葉は、あくまで目安に過ぎません。
実際には、塗料の種類・家の立地環境・メンテナンス状況によって適切なタイミングは異なります。
もし、前回から10年以上経過しているなら、まずは専門業者による無料診断を受けてみてください。
劣化の進行度を把握することで、「今やるべきか」「あと何年持つか」を明確に判断できます。
長く住み続ける家だからこそ、費用を「出費」としてではなく「資産を守る投資」として考えることが大切です。
信頼できるプロが状態を正確に見極め、最適な提案をしてくれることで、結果的に一番コスパの良い塗装につながります。



















