しろくまコラム SHIROKUMA COLUMN
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コラム
外壁塗装の色で失敗しないために ~イメージ違い・汚れ・街並み不調和を防ぐ具体的な方法~
外壁の塗り替えを考えるとき、最も悩むのが「色選び」ではないでしょうか。
「せっかく高い費用をかけたのに、仕上がりの色が思っていたのと違う…」「なんだか家だけ浮いて見える…」「汚れが目立って、数年でくすんでしまった」――こうした“色の失敗”は、実はとても多いのです。
特に外壁塗装は10年〜15年に一度の大きな工事。
簡単にやり直しがきくものではありません。
だからこそ、「後悔しない色選び」が何より大切です。
この記事では、外壁塗装でありがちな失敗例を原因から丁寧に解説し、実際にどうすれば防げるのか、そして万が一失敗してしまったときの対処法まで、分かりやすく紹介します。
“我が家に合う理想の色”を見つけるための実践的な知識を、ぜひ最後まで読んでください。
目次
外壁塗装で多い3つの失敗パターンとは
外壁塗装の失敗の多くは、実は「色」そのものではなく、“選び方のプロセス”に原因があります。
代表的な失敗は次の3つです。
- イメージしていた色と違った
- 汚れや色あせが目立ってしまった
- 街並みや周囲の家と合わなかった
この3つはいずれも「事前確認不足」「環境や光の見え方を考慮していない」「感覚だけで選んでしまった」ことが共通の原因です。
では、それぞれをもう少し詳しく見ていきましょう。
イメージと違った仕上がりになる原因と対策
「思っていた色と違う…」という声は、外壁塗装の失敗で最も多いものです。
原因のひとつは、カタログや小さな色見本、あるいはパソコンやスマートフォンの画面で色を選んでしまうことにあります。
外壁のような広い面積に塗ると、“面積効果”が働いて、明るい色はより明るく、暗い色はより暗く見える傾向があります。
さらに、日光や天候、周囲の建物による反射光でも印象が変わるため、屋内で見た色と屋外の実際の発色が大きく違ってしまうのです。
対策としては、以下の3つが有効です。
・できるだけ大きな色見本(最低でもA4サイズ以上)を取り寄せ、屋外で朝昼夕の光の下で確認する。
・外壁の一部に試し塗りをしてもらい、実際の素材と光で見え方を確かめる。
・カラーシミュレーションは、あくまで色の組み合わせの参考程度に留める。
実際、弊社でも「カタログで見た時はベージュ寄りに見えたけど、塗ってみたら白っぽすぎた」といった事例がありました。
A4サイズの実物見本を屋外で確認してもらったことで、「この色なら落ち着きがある」と納得して決めていただいたお客様も多くいらっしゃいます。
外壁の色は、単なる“見た目”ではなく“家の印象そのもの”です。だからこそ、想像ではなく実物で確認することが大切なのです。
汚れや色あせが目立ってしまう原因と防ぎ方
もう一つ多い失敗が、「数年経ったら汚れや色あせが目立ってきた」というものです。
特に白や黒、原色系の色は要注意です。
白は清潔感がありますが、砂埃や雨だれの黒ずみがすぐに目立ちます。
逆に黒は、紫外線による色あせが目立ちやすく、さらに夏は熱を吸収して外壁温度が上がりやすい傾向があります。
また、赤・青・黄色などの原色系は、見た目は鮮やかでも経年によって色が抜けやすく、3〜5年でくすみ始めることがあります。
こうした失敗を避けるためには、「落ち着いた中間色」を選ぶことがポイントです。
例えば、ベージュやグレー、アイボリー、淡いブラウンなどは汚れが目立ちにくく、経年変化しても上品さを保てます。
また、低汚染性や耐候性の高い塗料を選ぶことで、雨筋汚れや退色を防ぎやすくなります。
塗料選びの際は、次のような塗料が効果的です。
| 塗料の種類 | 特徴 | 汚れにくさ・色もち |
|---|---|---|
| シリコン塗料 | コスパが良く、標準的な耐久性 | 普通 |
| フッ素塗料 | 耐候性が高く、色あせに強い | 高い |
| 無機塗料 | 紫外線・汚れに非常に強い | 非常に高い |
特にフッ素や無機塗料は「10年以上、美しさが長持ちする塗料」として人気があります。
初期費用は高くても、再塗装までの期間が延びるため、結果的にメンテナンスコストを抑えることができます。
街並みや周囲との調和を考えなかった失敗
「うちだけ浮いて見える」「派手すぎて落ち着かない」と後悔するケースも少なくありません。
これは、家単体のデザインだけを考え、街並み全体とのバランスを見落としてしまったことが原因です。
住宅街や分譲地では、周囲の家が同系統の色味で揃っていることが多く、そこに一軒だけ原色や極端に暗い色があると、どうしても違和感が生まれます。
また、景観条例がある地域では、外壁の色制限が設けられていることもあります。
対策としては、
・周囲3〜5軒の家の色を観察し、同系統かやや落ち着いたトーンを選ぶ。
・こだわりがなければ、前回の色や近隣と調和する色にする。
・どうしても個性を出したい場合は、外壁全体ではなく玄関扉やアクセント部分で変化をつける。
たとえば、落ち着いたグレーの外壁に木目調の玄関ドアを合わせるだけで、個性を出しながらも周囲と調和の取れた印象になります。
“目立つ家”ではなく“美しく馴染む家”を意識することが、長く愛される外観をつくるコツです。
失敗を防ぐための実践的ポイント
外壁塗装で色選びに失敗しないためには、感覚ではなく「確認と比較」を重ねることが重要です。
以下のステップを踏むだけで、仕上がりの満足度は大きく変わります。
- A4サイズ以上の色見本で確認する
小さな見本では色の印象が変わるため、必ず大判サンプルを屋外で確認します。 - 朝昼夕それぞれの時間帯で見る
太陽光の角度や天候で見え方が異なるため、複数のタイミングで見比べましょう。 - 実際に壁へ試し塗りを依頼する
塗料の質感(ツヤ・マットなど)も同時に確認できます。 - 周囲の家や屋根色とのバランスを見る
家全体を“トータルデザイン”で考えることで、統一感と高級感が生まれます。
特に、屋根の色と外壁の色が喧嘩してしまうケースは多いため、必ず同時に確認するのがおすすめです。
万が一、色選びで失敗してしまった場合の対処法
それでも「やっぱり思った色じゃなかった」と感じたときは、すぐに業者へ相談しましょう。
足場が残っているうちであれば、追加費用を抑えて再塗装できる可能性があります。
ただし、足場がすでに撤去されている場合は、再度設置費用(15〜25万円前後)がかかることもあります。
また、塗料の剥がれや早期退色などが見られる場合は、施工不良の可能性もあります。
この場合は業者の保証が適用されることがあるため、契約時に「保証内容」と「対象期間」をしっかり確認しておくことが大切です。
信頼できる塗装業者であれば、施工後のフォローや再調整にも柔軟に対応してくれます。
逆に、格安業者の場合は「工事後の責任を取らない」ケースもあるため注意が必要です。
外壁塗装の色選びで後悔しないために
外壁の色は、家の印象を決定づける“顔”のような存在です。
たった一つの色選びで、家が上品にも派手にも、古くも新しくも見えてしまいます。
だからこそ、「自分の感覚だけで決めない」「確認を怠らない」「プロと一緒に検討する」
この3つが最も重要です。
弊社では、実際の色見本やシミュレーションを使いながら、建物の形状・立地・周囲の環境に合わせた最適な色提案を行っています。
塗装後に「想像以上に素敵になった」と言っていただけるよう、現場確認から色決め、施工、アフターまで一貫対応いたします。
外壁塗装は“塗ること”が目的ではなく、“暮らしを彩ること”が目的です。
10年先も「この家にしてよかった」と思える外観づくりを、ぜひ私たちと一緒に叶えましょう。



















