しろくまコラム SHIROKUMA COLUMN
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コラム
屋根カバー工法とは?費用を抑えながら屋根を長持ちさせる最適リフォームを徹底解説
「最近、屋根の塗装がすぐ剥がれる」「雨漏りが心配だけど、葺き替えまでは費用が出せない」
そんなお悩みを抱えていませんか?
屋根は家を守る最前線。しかし、紫外線や風雨、雪、そして経年劣化によって、少しずつ確実に傷んでいきます。
特に築20年を過ぎた頃からは、塗装メンテナンスだけでは補えない劣化が進み、屋根の下地や防水層にまでダメージが及ぶケースも少なくありません。
そんなときに選択肢となるのが「屋根カバー工法」。
既存の屋根をそのまま活かしながら新しい屋根を重ねることで、美観と防水性を取り戻す、今注目のリフォーム方法です。
この記事では、屋根カバー工法の仕組み・特徴・注意点を、専門的すぎない言葉でわかりやすく解説します。
「葺き替えとどっちがいいの?」「本当に長持ちするの?」という疑問も、この記事を読めばスッキリ解消できるはずです。
目次
屋根カバー工法とは?既存の屋根を生かして新しい屋根を重ねるリフォーム
屋根カバー工法とは、今ある屋根材を撤去せず、その上から新しい屋根材をかぶせるリフォーム工法です。
別名「重ね葺き(かさねぶき)」とも呼ばれ、屋根が二重構造になることで耐久性や断熱性が高まります。
通常の屋根葺き替えでは、古い屋根を撤去して廃材を処分し、新しい下地や防水シートを設置するため、費用と工期がかかります。
一方カバー工法は、古い屋根を剥がさない分だけ廃材費用がかからず、工期も短縮できるのが大きなメリットです。
特に、スレート屋根(コロニアル)や金属屋根などの平らな屋根で広く採用されています。
また、使用する屋根材には軽量で錆びにくい「ガルバリウム鋼板」などが選ばれることが多く、屋根全体の重量負担を抑えられます。
屋根カバー工法の特徴を詳しく解説
カバー工法は「手軽で安い」というイメージだけでなく、構造的にも多くのメリットがあります。
ここでは主な特徴を順に見ていきましょう。
工期と費用を抑えられる、コストパフォーマンスに優れた工法
屋根カバー工法の一番の特徴は、既存の屋根を撤去しないこと。
これにより、廃材処理費や撤去にかかる人件費を大幅にカットできます。
さらに、撤去作業がない分だけ工期も短くなり、天候の影響を受けにくいという利点もあります。
一般的に、30坪前後の住宅であれば、
・葺き替え工事:120〜200万円
・屋根カバー工法:80〜130万円程度
といった価格差が生まれます。
この差は決して小さくありません。限られた予算で屋根をリフォームしたい方にとって、カバー工法は最も費用対効果の高い選択肢といえます。
アスベスト含有屋根の対策にもなる
築30年以上の家屋には、スレート屋根やセメント瓦などにアスベスト(石綿)が含まれているケースがあります。
これらを撤去するとなると、専門の処理業者による飛散防止対策が必要で、コストが跳ね上がります。
カバー工法では、既存の屋根を撤去せずに上から覆うため、アスベストの飛散リスクを抑えながら安全にリフォームが可能です。
ただし、これは「一時的な封じ込め」の手法でもあるため、将来的に屋根を全面撤去する際は、改めて処理が必要になります。
それでも、住みながら安全に施工できる点で、多くの施主から支持を得ています。
断熱性・遮音性がアップし、住まいが快適に
屋根カバー工法を行うと、屋根が二重構造になります。
その結果、断熱性・遮音性が大きく向上します。
屋根からの熱の出入りは、夏の暑さや冬の寒さを左右する重要な要因です。
金属屋根に断熱材付きのパネルを採用すれば、夏は太陽熱を反射し、冬は暖房熱を逃がしにくくなります。
また、屋根の厚みが増すことで、雨音や風音も軽減されるため、静かな室内環境を実現できるのです。
使用される主な屋根材とその特徴
屋根カバー工法に使われる材料は、軽量かつ耐久性の高いものが中心です。
中でも代表的なのが、ガルバリウム鋼板とアスファルトシングルです。
| 屋根材の種類 | 特徴 | 耐用年数 | 備考 |
|---|---|---|---|
| ガルバリウム鋼板 | 軽量・防錆性が高く、雪にも強い。金属光沢が美しい。 | 約25〜30年 | 長野など寒冷地にも最適 |
| アスファルトシングル | 柔軟でデザイン性が高い。色・質感が豊富。 | 約15〜20年 | 住宅のデザインにこだわる方に人気 |
特にガルバリウム鋼板は、長寿命でメンテナンス性に優れ、現在の屋根リフォームの主流となっています。
耐久性と軽さを両立できるため、既存屋根への負担を最小限に抑えながら長持ちさせることができます。
屋根カバー工法の施工手順
屋根カバー工法の流れは、以下のような手順で進みます。
- 現地調査・屋根診断
屋根の状態(劣化、腐食、雨漏り)を確認し、施工可否を判断します。 - 高圧洗浄
表面の汚れ・苔・サビを洗い流し、新しい屋根が密着しやすい状態にします。 - 防水シート(ルーフィング)の施工
屋根全体に防水層を敷き、万一の雨漏りを防ぎます。 - 軽量屋根材の設置
下地に沿って金属屋根やアスファルトシングルを取り付けます。 - 棟・ケラバ・軒先の仕上げ
屋根の端部を丁寧に納め、防水性と見た目を整えます。
全工程で7〜10日程度が目安です。
解体がないため騒音やホコリも少なく、住みながら施工が可能です。
屋根カバー工法の注意点
どんな工法にもメリットがあれば、注意すべきポイントもあります。
失敗しないためには、次の点を理解しておきましょう。
下地が腐食している場合は施工できない
既存屋根をそのまま残すため、下地(野地板)が著しく腐っている場合は施工できません。
腐食部分の上から屋根を重ねても、数年後に沈み込みや雨漏りが起きるリスクがあるからです。
専門業者による現地調査では、屋根裏の点検口や軒先から内部の状態を確認します。
必要に応じて部分的に葺き替えと組み合わせることもあります。
屋根内部の点検がしにくくなる
カバー工法では既存の屋根を剥がさないため、内部の下地や防水層の状態を細かく確認できません。
そのため、施工前の調査が非常に重要です。
工事前にドローン点検やサーモグラフィー診断など、非破壊検査技術を導入している業者を選ぶと安心です。
将来的なメンテナンス費用が高くなる可能性
屋根が二重構造になるということは、将来再度リフォームを行う際には2枚分の屋根を撤去する必要があるということ。
その分、葺き替え時の解体費用が高くなる可能性があります。
とはいえ、現在の金属屋根は20年以上の耐用年数があるため、長期的には十分コストメリットがあるといえるでしょう。
屋根カバー工法と葺き替え工法の比較
| 項目 | カバー工法 | 葺き替え工法 |
|---|---|---|
| 施工内容 | 既存屋根の上に新しい屋根を重ねる | 既存屋根を撤去し、新しく葺き直す |
| 費用相場(30坪) | 約80〜130万円 | 約120〜200万円 |
| 工期 | 約7〜10日 | 約10〜14日 |
| 廃材処理 | ほぼ不要 | 多い(処分費が発生) |
| 重量 | やや増す(軽量材なら問題なし) | 軽く仕上がる |
| メンテナンス性 | 将来的に撤去費用が高くなる場合あり | 点検・交換しやすい |
「今すぐ雨漏りを防ぎたい」「費用を抑えたい」「アスベストを触りたくない」という方には、屋根カバー工法が最適。
一方で、「屋根の下地まで劣化している」「長期的に屋根を一新したい」場合は葺き替え工法が向いています。
まとめ:屋根カバー工法は“賢い選択”。信頼できる業者選びが成功の鍵
屋根カバー工法は、
・工期が短く
・費用が抑えられ
・断熱・防音・防水性も向上する
という、まさに“コストと品質のバランスが取れたリフォーム”です。
ただし、施工が簡単に見える分、技術力の差が仕上がりに直結する工事でもあります。
屋根の勾配・下地の劣化・防水層の処理など、ひとつの判断ミスで雨漏りや内部腐食を招く恐れがあります。
弊社では、屋根リフォームの専門職人が在籍し、現地調査から施工・アフター点検まで自社一貫対応。
屋根の状態を正確に診断し、塗装・カバー・葺き替えの中から最適な方法をご提案いたします。
屋根は、住まいの寿命を左右する大切な部分。
もし今、「塗ってもすぐ劣化する」「雨漏りが不安」という方は、
一度プロの目で屋根をチェックしてみませんか?
屋根カバー工法は、あなたの家をもう一度よみがえらせる最短ルートです。



















