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SHIROKUMA COLUMN

2025/11/22
屋根防水の種類と選び方|後悔しないための最適な防水工事ガイド

「屋根からの雨漏りが心配…」「塗装したのに、また天井にシミが出てきた」
そんな不安を抱いている方は多いのではないでしょうか。
実は、屋根の“防水性能”は年月とともに確実に劣化していきます。
見た目はまだきれいでも、内部では小さなひび割れや隙間ができており、雨水が少しずつ侵入していることもあります。
そして、いざ天井に雨染みが現れた頃には、すでに屋根材の下地や断熱層、木部が腐食しているケースも少なくありません。
つまり、防水の劣化は「気づいた時には手遅れ」になりやすいのです。
この記事では、屋根の防水工事に使われる4つの代表的な工法
ウレタン防水・シート防水・FRP防水・アスファルト防水について、それぞれの特徴やメリット・デメリットをわかりやすく解説します。
「うちの屋根にはどれが合うの?」と悩んでいる方が、確信を持って選べるようになる記事です。

屋根の防水が必要な理由と放置のリスク

屋根の防水は、単に「雨を防ぐため」だけのものではありません。
防水層は、建物内部に水分が侵入するのを防ぎ、構造体の腐食・断熱性能の低下・カビやシロアリ被害などを未然に防ぐ重要な役割を果たします。
しかし、どんな防水層も紫外線・雨風・熱の影響を受けて次第に劣化していきます。
防水層がひび割れたり、シートの継ぎ目が剥がれたりすれば、そこから雨水が侵入。屋根裏や壁の内部を伝って、目に見えない場所で被害を拡大させていきます。

特に、屋根は日中の直射日光で60℃を超えることもあり、夜間との温度差で膨張と収縮を繰り返します。
そのたびに防水層がストレスを受け、わずかな継ぎ目や隙間が劣化のきっかけになるのです。

屋根防水の主な種類と特徴比較

防水工法にはいくつかの種類があり、それぞれに得意・不得意があります。
下の表でまず全体像を把握しておきましょう。

防水の種類特徴耐用年数メリットデメリット向いている場所
ウレタン防水液体樹脂を塗布して膜を形成約10〜12年複雑な形状にも対応・継ぎ目なし職人の技術に左右される・紫外線に弱い屋根・ベランダ全般
シート防水塩ビやゴムシートを貼る約10〜20年工期が短い・品質が安定継ぎ目から漏水の可能性・形状に制限フラットな屋根・大面積屋上
FRP防水樹脂とガラス繊維を組み合わせる約10〜12年高強度・歩行可能コスト高・下地の動きに弱いバルコニー・駐車スペース
アスファルト防水アスファルトルーフィングを多層重ね約15〜25年耐久性・信頼性抜群熱工法で臭気あり・コスト高大型建物・公共施設

ウレタン防水|柔軟性が高く屋根形状にフィット

液体状のウレタン樹脂をローラーや刷毛で塗り重ね、防水膜を形成する工法です。
防水層に継ぎ目がないため、複雑な形状の屋根や入り組んだ部分にも対応できます。
下地になじみやすく、古い防水層の上から重ね塗りも可能。改修工事にも多く使われています。
ウレタン防水の魅力は「自由度の高さ」と「コストパフォーマンス」。
比較的安価でありながら、しっかりと施工すれば10年以上の防水性能を発揮します。
ただし、施工には職人の技術が求められます。
均一に塗布しないと膜厚が不十分になり、雨水が溜まりやすい部分が生まれることも。
また、紫外線で劣化しやすいため、5年ごとのトップコート塗り替えが長持ちの秘訣です。

シート防水|短工期で仕上がる安定品質の工法

塩化ビニル(塩ビ)やゴム製の防水シートを下地に貼り付ける工法です。
工場で均一に生産されたシートを使うため、品質が安定し、仕上がりにムラが出にくいのが特徴です。
広い屋上などに向いており、工期が短くコストを抑えやすい点も魅力です。
また、紫外線や風雨への耐久性も高く、環境に応じて10〜20年持つ場合もあります。

一方で、複雑な形状の屋根には向きません。
シートの継ぎ目が弱点となり、施工が甘いとそこから雨水が入り込む可能性もあります。
このため、施工時は熟練職人による溶着・接合処理が欠かせません。

FRP防水|軽くて強い。高耐久な樹脂防水

FRP(繊維強化プラスチック)防水は、ガラス繊維マットに樹脂を塗り込み、硬化させて作る防水層です。
硬化後は非常に強固で、人が歩いても車が乗っても平気な強度を誇ります。
施工期間も短く、1〜2日で完了するケースも多いのが特徴です。
そのため、雨天が続きやすい時期でも工事を進めやすく、改修現場で人気の工法です。

ただし、コストはウレタンやシートより高め。
また、硬化後の膜が固いため、下地の動きに追従できず、振動や温度差でひびが入ることがあります。

それでも耐久性とメンテナンス性を重視するなら、FRP防水は非常に優秀な選択肢といえます。

アスファルト防水|伝統の信頼性を誇る重厚な工法

アスファルト防水は、合成繊維にアスファルトを含浸させた「ルーフィングシート」を何層にも重ねて防水層を作る工法です。
古くからビルや公共施設で採用されており、耐用年数は15〜25年と非常に長いです。
最大の強みは耐久性と信頼性
重ね貼りによる多層構造で、仮に一層が劣化してもすぐには雨漏りしません。
熱や寒冷地にも強く、屋根防水の王道といえるでしょう。

一方で、施工時に高温のアスファルトを使うため、臭いや煙が発生します。
また、工期も長く費用もかかるため、個人住宅ではあまり選ばれません。
主にマンションや学校、倉庫などの大型建物向きの工法です。

屋根防水の選び方|目的と環境で変わる最適解

屋根の形や使い方、予算によって最適な防水工法は変わります。
以下のポイントを押さえて選ぶと失敗がありません。

選定ポイントおすすめの防水工法理由
屋根形状が複雑ウレタン防水継ぎ目がなく柔軟に対応できる
長持ちさせたいアスファルト防水耐久性が最も高い
歩行や荷重があるFRP防水強度があり傷に強い
広い屋上・短工期希望シート防水施工スピードが速い
初期費用を抑えたいウレタン防水コストが比較的安価

これらを踏まえても、「見た目では判断できない」ことが多いのが防水の難しさです。
屋根材の状態・下地の傷み・勾配・排水経路などを総合的に見て、最適な工法を選ぶことが重要です。

業者選びの重要性|技術と経験で防水の寿命が変わる

防水工事の品質は、施工する職人の腕で大きく左右されます。
同じ材料を使っても、塗布量・乾燥時間・下地処理の精度によって耐久性はまったく異なります。
例えば、下地が十分に乾燥していない状態で施工すると、内部に気泡が発生し、後から剥がれや膨れが起こることもあります。
そのため、経験豊富な業者に依頼することが、防水工事成功の最大のポイントです。
弊社では、屋根やベランダなどあらゆる防水工法に対応し、建物の状態を診断した上で最適な提案を行っています。
「ただ安い」「早い」ではなく、10年先まで安心できる施工品質をお約束しています。

メンテナンスのタイミングと目安

防水層は、定期的に点検・補修を行うことで寿命を大幅に延ばせます。
一般的な目安は以下の通りです。

工法メンテナンス周期内容
ウレタン防水約5年トップコート塗り替え
シート防水約10年継ぎ目の補修・再接着
FRP防水約8〜10年表面研磨・再塗装
アスファルト防水約10〜15年防水層再貼り・補修層追加

定期点検を怠ると、初期劣化を見逃してしまい、修繕費が何倍にも膨れ上がります。
「まだ大丈夫」と思ったときこそ、専門家の点検を受けることが肝心です。

まとめ

屋根防水は、家の寿命を左右する見えない土台です。
雨漏りを防ぐだけでなく、断熱性能や建物の快適性をも左右します。
そして最も大切なのは、“劣化のサインを見逃さないこと”。
小さなひびや浮きを早めに補修すれば、数十万円単位の修繕費を防げることもあります。
弊社では、現地調査から施工、アフターフォローまで一貫対応。
屋根防水の状態を無料で点検し、建物の寿命を伸ばす最適なプランをご提案いたします。
「今の防水、いつやったか覚えていない」
そんな方こそ、今が見直しのタイミングです。
一度の点検が、これからの10年を守ります。

 

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