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2026/02/11
横葺き屋根の雪止めはどう付ける?安全と美観を守る正しい取り付け方法

冬になると屋根に積もった雪が一気に落ち、玄関前やカーポートを直撃─
そんなヒヤッとする経験をしたことはありませんか?
特に横葺き屋根(よこぶきやね)は、金属製で表面が滑らか。
雪が一度滑り始めると止まらず、まるで滑り台のように一気に落雪してしまうことがあります。
「雪止めを付ければ安心だろう」と思っていても、取り付け位置や方法を間違えると、屋根の防水層を傷つけたり、雪の重みで金具が外れたりといったトラブルにもつながります。
この記事では、横葺き屋根における正しい雪止め金具の取り付け方と注意点、そしてDIYではなく専門業者に頼むべき理由まで、実際の現場目線で詳しく解説していきます。

横葺き屋根に雪止めを付ける理由とは

横葺き屋根はガルバリウム鋼板など金属素材が多く、雪が滑りやすい構造です。
そのため、積雪地域では「雪止め金具」を設置して雪の落下を制御することが重要です。
雪止めを付けることで、下記のようなトラブルを防ぐことができます。

  • 落雪による人身事故の防止:玄関先や車の上に落ちる事故を防ぐ。
  • 雨樋(あまどい)の破損防止:雪の重みで樋が曲がる・外れるのを防ぐ。
  • 外壁の汚れ防止:落雪が外壁に泥水を跳ね上げるのを抑える。
  • 近隣トラブルの回避:隣家の敷地に雪が落ちるトラブルを防ぐ。

特に寒冷地では、屋根材そのものを守るだけでなく、住まいの安全性を高める上で雪止めは欠かせません。

横葺き屋根の雪止め取り付けの基本構造

横葺き屋根の雪止めは、屋根材の「ハゼ(はぜ)」と呼ばれる板金のつなぎ目部分を利用して取り付けます。
このハゼは、屋根材同士を折り曲げてかみ合わせることで、雨水の侵入を防ぐ仕組みです。

しかし、このハゼ部分に後付けで金具を取り付けるには、一度解体しなければなりません。
つまり、「屋根材をめくって金具を挟み込み、再度ハゼを組み直す」工程が必要です。

この作業には、屋根の構造理解と専門工具(ツカミ・ハゼバールなど)の扱いが不可欠であり、正確な位置決めと防水処理が求められます。

雪止め金具の正しい取り付け手順

実際の施工現場で行う基本的な流れを、順を追って説明します。
職人の手仕事の緊張感を思い浮かべながら読んでみてください。

屋根材をめくる

まず、雪止め金具を設置するために、屋根の「ハゼ組み(板金のつなぎ目)」を一度解体します。
専用のツールを使って、板金を傷つけないよう慎重に折り目を開き、屋根材をめくります。
この段階で誤って力をかけすぎると、板金が変形して再施工が難しくなるため、熟練の技が必要です。

取り付け位置を決める

金具の設置位置は、軒先(屋根の端)から40〜80cm程度離れた位置が基本。
外壁の真上を目安に、雪の重心が集中しない位置に配置します。
ここを誤ると、雪止めが機能せず、屋根材や樋に負担がかかってしまいます。

垂木(たるき)にビスで固定する

屋根の内部構造を意識しながら、下地材の垂木部分を探し出します。
この垂木は屋根を支える骨組みであり、金具をここにビスでしっかり固定することで、雪の重みに耐えられる強度を確保します。
適当な位置に固定してしまうと、金具が抜けたり、屋根材が損傷する恐れがあります。

屋根材を元に戻す

取り付けが完了したら、めくった屋根材を元通りに復旧します。
ここで重要なのが、屋根材のかみ合わせを正確に戻すこと。
少しでもズレがあると雨水が侵入し、内部腐食や雨漏りの原因になります。

ハゼ組みを再構築する

最後に、解体したハゼ部分を専用工具で再び組み直します。
手の感覚を頼りに板金を締め込み、綺麗に折り返していくこの作業は、まさに職人技。
見た目も機能も新品同様に戻すため、施工経験の差が大きく出る工程です。

取り付け時の注意点とトラブル回避策

雪止めの取り付けは、ただ金具を付けるだけでは終わりません。
屋根材の種類や状態、そして防水処理の丁寧さが、数年後の安心を左右します。

防水処理を怠らない

屋根材をめくる際に、釘打ちやビス固定箇所から水が侵入しやすくなります。
そのため、コーキング材を使って防水処理を徹底することが大切です。
特に古い屋根では下地のルーフィング(防水シート)も劣化しているため、再処理を施すのが理想です。

ハゼ部の劣化確認

長年使用された金属屋根は、ハゼ部分が錆びたり、変形していることがあります。
この場合、解体・復旧が困難になるため、無理に取り付けようとすると屋根全体を傷めてしまう危険があります。
状態によっては、**ハゼを使わない「後付け雪止め」や「カバー工法」での補修」**を検討することもあります。

強度の確保

雪止め金具は「雪の重みを受け止める構造物」です。
そのため、ただ固定するのではなく、「下地の強度」と「取り付け間隔」のバランスが重要です。
例えば、雪が1平方メートルあたり100kgを超える地域では、取り付け本数を増やす必要があります。

雪止めの設置本数と位置の目安

屋根の勾配(角度)や積雪量によって、必要な本数は異なります。
以下は目安です。

屋根の勾配積雪地域雪止め金具の列数備考
3寸未満(緩勾配)積雪少なめ1列軒先から50cm前後が目安
3〜5寸中程度積雪地域2列落雪を段階的に止める
5寸以上(急勾配)豪雪地帯3列以上屋根全体に分散配置が必要

こうしてみると、「雪止めの数=安心度」ではなく、構造と勾配のバランスが肝心であることが分かります。

DIYでは危険!専門業者に依頼すべき理由

雪止め金具の取り付けは、一見簡単そうに見えても実際は高所作業であり、命に関わる危険を伴います。
屋根上は滑りやすく、冬場は特に足元が不安定。転落事故のリスクは非常に高いのです。

また、専門工具がないとハゼを正しく組み戻すことができず、防水性能が著しく低下します。
結果的に「雪は止まったけど、雨漏りが始まった」というケースも珍しくありません。

そのため、金属屋根工事に精通した専門業者に依頼することが、安全かつ確実な方法です。
費用は発生しますが、10年以上の安心を買うと思えば、決して高くはありません。

まとめ

横葺き屋根の雪止めは、見た目以上に繊細で奥深い作業です。
ただ取り付けるだけでなく、「屋根材の構造」「防水性」「雪荷重」「建物全体のバランス」を考慮しなければなりません。

雪止めを後付けすることで、
・落雪による事故や破損を防ぐ
・外壁・雨樋を守る
・住宅の資産価値を維持する

こうした効果が得られます。

もし「自宅の屋根に雪止めを付けたい」「古い金具を交換したい」と思ったら、まずは屋根診断から始めましょう。
弊社では横葺き屋根・縦葺き屋根の両方に対応し、建物の状態に合わせた最適な雪止め施工を行っています。
一度の施工で長く安心できるよう、丁寧な点検と確実な工法で、住まいを守ります。

 

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